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2位はいからさんが通る(漫画)
引用元: Amazon
作者 | 大和和紀 |
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ジャンル | 少女漫画 |
出版社 | 講談社 |
連載 | 週刊少女フレンド(1975年7号〜1977年10号) |
巻数 | 全8巻 |
絵が美しく後半は宇治以外は原作に忠実
後半、かなり絵が上達していて、美しい。本編の後半は原作に忠実で壮大な絵巻の視覚化としてとても素晴らしい。
惜しむらくは少女漫画の限界か、宇治十帖が理想化されすぎていて、薫の俗っぽさが殆ど感じられないこと。
着眼点が個性的
歴史の中で悪人とされる蘇我氏を主人公にした着眼点が面白い。
どこまでも善人で純愛を貫く毛人に対して、どこまでも冷酷で人間の善に対して冷めきっている厩戸。
宗教的監修を受けていないため、仏教史において厩戸皇子が重要な立ち位置であることはガン無視。でなければ物語が成り立たない。厩戸は仏教的通力ではない超人として描かれている
自分がやっていたなら
自分がパントマイムやってたらおかしいとわかるような内容にがっかり。知り合いの記者に相当自分に自信のある作者だと聞いたが、絵柄の古さ、デッサンの狂った絵が散見されるのが読んでいてストレス。人物の表情も稚拙。
完成度の高さ絵の美しさ
絵がとても美しい。そして物語の完成度の高さ。連載当時の少女漫画の読者年齢を思うと、隙の無さ多少の難解さは感じるものの、大人の鑑賞に耐えうる作品。