1分でわかる「昭和の少女漫画」
昭和時代から不動の人気を誇る名作が目白押し!
いつの時代も多くの女の子を虜にする少女漫画。そんな少女漫画の先駆けとされるのは、「少女倶楽部」にて連載された『どりちゃんバンザイ』(1935年)や、「少女の友」に掲載されていた『くるくるクルミちゃん』(1938年)などの戦前の作品と言われています。しかし、複数ページに渡る本格的なストーリーを描いた少女マンガとしては、手塚治虫の『リボンの騎士』(1953年)が最初とされています。以降、少女漫画は絵柄や作風の進化を重ねていくようになり、世代を超えて語り継がれる名作が続々と誕生しました。
年代別・懐かしの少女漫画
ひとくちに昭和の少女といっても、年代ごとに作品の特徴は異なります。それぞれの年代ごとに見受けられる作風や代表作をご紹介。
スポ根を筆頭にジャンルの多様化が進んだ60・70年代
60・70年代は少女漫画雑誌が増え、10代でデビューする作家も多い時代でした。ジャンルも当時ブームを起こした学園ものやスポ根のほか、SF・ミステリ・ギャグなどと多様化していきます。当時一斉を風靡した作品には、女子バレーボールを題材とした熱血ストーリー『アタックNo.1』(1968年)、フランス革命前期のベルサイユが舞台の『ベルサイユのばら』(1972年)、現在も連載中の少女漫画界屈指の長寿作『パタリロ!』(1978年)など、現在も高い知名度を誇る名作が名を連ねます。
絵柄や描かれる女子に変化が現れる80年代
平成(90年代)と昭和の境目にある80年代は、女性の生き方に多様性が出てきた時代。少女漫画でも女性の職業や性を扱った作品が増えていきました。また、少女向け雑誌でキャリアを積んだ作家が大人向けの雑誌へ移行し、成人女性向けのレディースコミックがジャンルとして確立。そのほかには、シンプルな画風が受け入れられるようになり、華やかな画風は典型例として残るようになりました。
本当の友情や強さについて問う『花のあすか組!』(1985年)小さくなった恋人との青春を描く『南くんの恋人』(1986年)、トレンディドラマの金字塔としても知られる『東京ラブストーリー』(1989年)など、幾度に渡りドラマ化もされた人気作が数多く存在します。
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いつ読んでも傑作
ベルばら、やはり名作です!!これを20代で描いた池田理代子先生、すごいです!!
子ども時代、この作品でマリーアントワネットに魅了され、ツヴァイクの作品なども読みました。
今読み返すと、アンドレがほんといい男です。
登場人物が、全員生きている!!と思わせる作品だと思います。
ミーシャさん
2位(95点)の評価
永遠の名作
平成20年代生まれのわたしでも夢中になって読める時代を越えるストーリー性が素晴らしいです
皇 花桜さん
1位(100点)の評価