1分で分かる「最果タヒ」
圧倒的な世界観で多くの人を虜にする「最果タヒ」
1986年生まれ、兵庫県出身の作家・最果タヒ。2007年に第一詩集となる『グッドモーニング』を発刊し、翌年に女性最年少記録となる21歳で第13回中原中也賞を受賞しました。2009年には初の短編小説『スパークした』を月間文芸雑誌「群像」に発表。2014年には第三詩集となる『死んでしまう系のぼくらに』を出版すると、詩集としては異例となる3万部数を突破しました。特定のジャンルにとらわれず、圧倒的な世界観と彼女独自の言葉で綴られた作品は若い世代を中心に支持を得ています。
あなたの”読む”が作品となる「最果タヒ 詩の展示」
美術館で初の個展となった2019年。言葉を用いてさまざまな表現活動を行う作家の最果タヒによって『氷になる直前の、氷点下の水は、蝶になる直前の、さなぎの中は、詩になる直前の、横浜美術館は。――最果タヒ 詩の展示』が1ヶ月限定で開催されました。SNS世代に刺さる、鋭い感性を持つ彼女によって綴られた数々の名言は、若い世代を中心に話題を集め、アートギャラリー、Café小倉山、美術情報センターの三会場の累計入場者数は30,368人にも及び、多くの人を魅了しました。