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「自分はこういうのが好きな人間だと思ってください」
という行為だと思っているので、僕はこういうのが好きな奴なんですと赤裸々に公開するランキングとなっております。
みんなも恥ずかしがらずに自分をさらけ出そう!
ランキング結果
1位タクシードライバー(映画)
引用元: Amazon
制作年 | 1976年 |
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上映時間 | 114分 |
監督 | マーティン・スコセッシ |
メインキャスト | ロバート・デ・ニーロ(トラヴィス・ビックル)、シビル・シェパード(ベッツィー)、ジョディ・フォスター(アイリス)、ハーヴェイ・カイテル(スポーツ)、ピーター・ボイルピーター・ボイル(ウィザード)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
2位ゆきゆきて、神軍
引用元: Amazon
制作年 | 1987年 |
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上映時間 | 122分 |
監督 | 原一男 |
メインキャスト | 奥崎謙三、奥崎シズミ、崎本倫子 |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | http://docudocu.jp/shingun/ |
知らぬ存ぜぬは許しません
第二次大戦中、ニューギニアのジャングルでいつ終わるともしれない激戦の中飢えにも苛まれた日本兵はこんな状況に追い込んだ上官らを許さなかった。
終戦後、天皇の戦争責任を問い「国家があるかぎり人は幸福になれない」と叫ぶアナーキスト奥崎謙三はかつて所属した部隊で上官による部下射殺事件の真相を探るべく元上官宅に現れ「本当のことを話せ」と詰め寄る。元上官が声を絞り出すように語った事件の真相とは?
こう書くとスリルあるミステリーにも似た趣があるが、奥崎謙三のエキセントリックさが作品すべてを破壊するパワーに満ち溢れていて一度見ると忘れられないエネルギッシュな怪作。
ストーンズを日本に呼べ!
なんでも出来る力を手に入れながら、やりたいことは特に何もなかったという教師の悲劇。
「プロ野球の試合を最後まで放送しろ」「ローリング・ストーンズを日本に呼べ」
苦し紛れに口にした要求を「それだけ?」「しょぼくない?」と笑うか否か。
映画公開後、ナイターは放送延長するようになり、ストーンズも日本に来るようになった。今の時代に原爆を手に入れてまでもやりたいことはあるのだろうか。
4位トレインスポッティング(映画)
チャンスをつかめ
公開当時、淀川長治さんが「新世紀の時計じかけのオレンジだ」と絶賛していて若者のドラッグ映画を絶賛できる淀川さんは最高にイカレてるな!と映画を見た筆者もイカレてしまった。
「チャンスをつかめ」と刷り込まれてきた筆者はチャンスをつかめないままオッサンになって、のちに作られた続編はチャンスをつかみそこなった奴らの物語で、また染みた。
5位サンタ・サングレ/聖なる血
引用元: Amazon
『サンタ・サングレ/聖なる血』(原題:Santa Sangre)は、1989年制作のイタリア・メキシコ合作のサスペンス・スリラー映画。アレハンドロ・ホドロフスキー監督。 ホドロフスキー監督が“初めて商業映画を意識して制作した”という作品である。 主演のアクセル・ホドロフスキーとアダン・ホドロフスキーは監督の息子である。
僕の手だ
今は亡き配給会社、ケイブルホーグのカルト・クラシックスで上映されたのを見て以後ホドロフスキーにハマったきっかけの一本。
「僕の手・・・僕の手だ!」というラストに打ち震えて座席から立てなかったことを思い出す。あらゆる狂気が極彩色の映像とともに襲い来る。これぞカルトの極致であり、ホドロフスキーこそ真の巨匠だ。
6位リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(1960年)
引用元: Amazon
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(The Little Shop of Horrors)は、1960年に公開されたアメリカ合衆国のB級ホラー映画。日本では劇場未公開。現在、パブリックドメインとなっている。
もっと食わせろ!
不思議な食虫植物を育てるも花を咲かせることができない主人公。その植物の餌は人間の血だった。自らの血を差し出すも植物はより大きく育とうとする。追い詰められた主人公はトラブルから人を殺めてしまい、死体を処理するために植物にそれを食わせる。
「もっとよこせ!もっと食わせろ!」
元祖(?)陰キャの主人公が破綻していく様に嗚咽する。
リメイク版もいいけれど陰キャ主人公の悲しさがスクリーンに刻まれた初代がおススメかなと。
群集心理の恐ろしさと救い
生涯を通じて人間の良心が最後に勝利する物語を作り続けたフランク・キャプラの脂が乗りまくった時代の作品。
善人が群衆のいい加減さと狂気に左右される様子は恐ろしく、人間の良心を(決して信じていないにせよ)描かずにはいられないキャプラらしく「正義は勝たない。悪は滅びない」とわかっていても良心による救いを信じずにはいられないのだった。
8位博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
引用元: Amazon
制作年 | 1963年 |
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上映時間 | 93分 |
監督 | スタンリー・キューブリック |
メインキャスト | ピーター・セラーズ(ストレンジラヴ博士/マンドレイク大佐/マフリー大統領)、ジョージ・C・スコット(タージドソン将軍)、スターリング・ヘイドン(リッパー准将)、スリム・ピケンズ(コング少佐)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
総統!歩けます!
米軍基地の司令官が精神に異常をきたし「ソ連が攻撃してくるぞ!やられる前にやっちまえ」と核弾頭を積んだ爆撃機を発進させる。米政府首脳らはソ連大使を呼んで対応を協議。ソ連首相はソ連が攻撃を受けた場合、即反撃するシステムを備えていると告げる。「なぜそんなシステムがあることを公表しなかったのか」と聞くと「首相は人を驚かせるのが趣味なんだ」なんだそれは!ドッキリじゃあるまいし。
終末へのカウントダウンをブラックコメディタッチにした底意地が悪いにも程が或る映画。
原題とは全然違う意味なんだけど最高な邦題ランキングベスト1。
終わらない学園祭
学園祭前日の日がいつまでも繰り返される、言わずと知れた「終わりなき日常」というジャンルを切り開いた一作であり数限りないオマージュ、パロディを生み出すことになる。
これを体験してしまった僕ら(観客)は影響されて限りある人生を終わりなき日常のように生きることにしたのだった。
そう、今も終わらない学園祭の中にいる・・・
10位幕が上がる
引用元: Amazon
『幕が上がる』(まくがあがる)は、2015年に公開された日本の青春映画。作品および出演者は、日本アカデミー賞・TSUTAYA映画ファン賞・報知映画賞などを受賞。先生役として、黒木華やムロツヨシが、生徒役としてももいろクローバーZのメンバー全員に加えて吉岡里帆・芳根京子・伊藤沙莉らが出演。
これが青春映画だ
青春映画の新たな金字塔的作品であり、ももクロの瑞々しくも輝かしい演技を僕は一生忘れない。
高校演劇の全国大会は開催時期の関係で出場資格を獲得した最上級生はもう卒業しているので出られない、という理不尽窮まる制度には面食らったが青春って本来理不尽なものなのかも知れない・・・と知った風なことを語ってしまいたくなる。
「幕が上がったところで幕引きとなる」
ラストにも驚いた!
You talkin' to me?
70年代という孤独の時代が生んだ唯一無二にして至高、究極の一本。バーナード・ハーマンの不協和音が鳴り響くラストシーンは未だ色あせない。つるんでる奴らは気に入らねえ!奴らは組合みたいだ!誰の心にもトラヴィス(と44マグナム)が存在するのである。どこにいても淋しさが付きまとう、哀しい男のバイブルに慟哭す。