時計館の殺人の詳細情報
参考価格 | 792円(税込) |
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『時計館の殺人』(とけいかんのさつじん)は、推理作家綾辻行人による長編推理小説。綾辻の代表シリーズである館シリーズの第五作である。 1992年度 第45回日本推理作家協会賞長編部門受賞作にして、作者の代表作の一つである。(引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
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サスペンス・ミステリー小説ランキングでの感想・レビュー
綾辻行人の書籍ランキングでの感想・レビュー
種明かしで時間が捻じれる、読者を異次元へ誘う
『十角館の殺人』からスタートした綾辻のライフワーク、館シリーズですが、そのひとつの集大成ともいえる大長編ミステリー(1,000枚級)が『時計館の殺人』です。
いつものように館に集まり、いつものように事件が起きて。ごく普通のミステリーと思っているとメイントリックで読者は稀有な体験をすることになります。
種明かしで時間が捻じれ、まるで読者は自分が生きている時間軸が狂ってしまい、まるで異次元に招かれたような経験をすることになるでしょう。
他のミステリーでは味わえない、不思議な感覚はこの作品ならではの持ち味です。
綾辻行人の書籍ランキングでの感想・レビュー
綾辻行人の書籍ランキングでの感想・レビュー
綾辻行人の館シリーズのうちの一冊。最後にすべてが「ああなるほど!」と納得できるトリックが秀逸。
この作品は館シリーズの5作目ですが、これだけでも読めると思います。謎が謎を呼びどんどん物語に吸い込まれていく描写はいつもの綾辻さんで、かつ最後のトリックを知ると「ああ、だから時計館なのか!」とすべてがクリアになるほど爽快感があります。綾辻行人さんの本は、綾辻さんがミステリが好きで好きで仕方がない感じが読んでいるだけで伝わってきて、犯人は誰だ、トリックはなんだと言う謎解きだけでなく、エンターテイメントとして楽しめる本に仕上がっていると思います。
mariさん(女性・40代)
2位(95点)の評価