1分でわかる「綾辻行人」
館シリーズで人気を博した「綾辻行人」
1960年生まれ、京都府出身の「綾辻行人」。綾辻行人は推理小説の大家で、読者を驚かせるどんでん返しが有名なミステリー作家です。そんな綾辻行人のデビューは1987年。後に「館シリーズ」としてシリーズ化される『十角館の殺人』がデビュー作品でした。この『十角館の殺人』から新本格ミステリーという言葉が誕生し、その先駆けが綾辻行人と言われています。また、十角館の殺人を発表した後には『水車館の殺人』、『迷路館の殺人』など「館シリーズ」を執筆。続いて1990年に『殺人鬼』を発表します。この作品は殺人シーンの生々しさから、ホラー小説のような怖さを兼ね備えたミステリー小説として、注目されました。そして2009年には漫画家・アニメ化・映画化された人気作『Another』の第1作が発表されます。他にも『緋色の囁き』などの「囁きシリーズ」や中短編集『どんどん橋、落ちた』など多くの名作を世に送り出しました。
ミステリーのおいしいところてんこ盛り!
綾辻行人のデビュー作。
文章の拙さに初々しさが残るものの、ミステリーを愛し、本物のミステリーを追求したからこそ窺える、ミステリー小説のおいしいところがてんこ盛り、マニアはもとよりミステリーになじみのない読者も面白いと感嘆せしめる濃い内容となっています。
ミステリーの門を叩くなら、まずはこれを読みなさい!とおすすめしたい作品です。
shiroaさん
1位(100点)の評価
無人島の連続殺人
綾辻行人さんのデビュー作と知り、近所の書店で購入しました。元々ミステリー作品は好きでしたが、この小説は、最期まで展開が巡り巡って完全に引き込まれて行きました。ま、自分なら孤島に足を踏み入れて殺人事件が起こったらもう足がすくんで誰も信じれられなくなります。
noda.sさん
1位(100点)の評価
綾辻行人の原点にして頂点
僕が初めて手を出したミステリー小説が『十角館の殺人』でした。
それまではSFやファンタジーを好んで読んでいたため、静かに進行していながらも手に汗握るような感覚を感じたことをとても新鮮に思いました。
オススメのミステリーを聞かれたら真っ先に勧めたい1冊です!
ねっしーさん
1位(100点)の評価