推理・ミステリー作家として知られる綾辻行人。その作風は、機械的な仕組みを利用した物理トリックより、先入観や思い込みを利用した叙述トリックを得意としています。そこで今回は、『綾辻行人作品』のおすすめランキングをみんなの人気投票で決定します!人気シリーズで自身のデビュー作でもある『十角館の殺人』や、転校先の学校で起こる怪奇ミステリー『Another』、明るく平和だった一家を襲った怪事件を描く『どんどん橋、落ちた』など人気作はランクインしたのか!?あなたの投票で最強の作品が決まります。
最終更新日: 2020/10/30
このお題は投票により総合ランキングが決定
1960年生まれ、京都府出身の「綾辻行人」。綾辻行人は推理小説の大家で、読者を驚かせるどんでん返しが有名なミステリー作家です。そんな綾辻行人のデビューは1987年。後に「館シリーズ」としてシリーズ化される『十角館の殺人』がデビュー作品でした。この『十角館の殺人』から新本格ミステリーという言葉が誕生し、その先駆けが綾辻行人と言われています。また、十角館の殺人を発表した後には『水車館の殺人』、『迷路館の殺人』など「館シリーズ」を執筆。続いて1990年に『殺人鬼』を発表します。この作品は殺人シーンの生々しさから、ホラー小説のような怖さを兼ね備えたミステリー小説として、注目されました。そして2009年には漫画家・アニメ化・映画化された人気作『Another』の第1作が発表されます。他にも『緋色の囁き』などの「囁きシリーズ」や中短編集『どんどん橋、落ちた』など多くの名作を世に送り出しました。
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1位十角館の殺人
2位Another(小説)
3位迷路館の殺人
4位殺人鬼
5位霧越邸殺人事件
1位十角館の殺人
2位Another(小説)
3位迷路館の殺人
4位殺人鬼
5位霧越邸殺人事件
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面白い
この話は何年かに一度とあるクラスだけいつのまにかクラスメイトが増え、不吉なことが起こるり、転校生である主人公の男の子はクラスで無視されているクラスメイトに興味を持つというところから話は広がり、周りに起こる謎の死と呪いについて必死に考える話です。個人的にミステリー物は好きで、上下になっているのですがどんどん謎が溶けていく感じがすごく好きです。
じわじわと身近に迫る死の描写が恐ろしい
学園ホラーミステリーとしてレベルが高く、かなり面白いです。死の描写がえげつないだけでなく、その死の描き方のパターンも豊富で、思わず背筋が震えました。表紙のイラストはラノベチックですが、内容は完全な本格ミステリーで、ページをまくるごとにどんどん先が気になって止まらなくなったほどです。
恐怖
著者の作品の中では邪道に入る作品です。理由は単純で、ミステリーより、ホラーの色合いが強いためです。
しかし、著者の持ち字である設定の構築能力が存分に発揮されています。
またアニメ化もされており、一口で二度美味しい作品でした。
アニメ化もされたサスペンスホラー
ミステリーというよりは、呪いなどをテーマにした、ホラーとサスペンス寄りな作品です。
コミカライズやアニメ化もしているのと、主人公たちが学生の設定のため、若い人で綾辻作品に初めて触れる方におススメしたいです。
鳥肌が立ちました
この小説は4人の作家たちが迷路館で推理小説を書き、競うところから始まるのですがもちろんそこでも連続殺人が起きます。作家たちがそれぞれ書いていたものを題材に殺人が行われるのでビックリしたのですが、最後に全てが繋がった時鳥肌が立ちました。
密室の恐怖
お金ってこわいですね!って何回も思います。殺人事件は、多額の遺産に目がくらんだ作家たちです。人が人を裏切り半ば心理戦の様にも捉えることができます。この小説は、登場人物の生き方、流れがリアルに伝わってくるので、とても読みやすい小説でした。
舘シリーズ3作目
館シリーズ1作目の「十角館の殺人」と、2作目の「水車館の殺人」を読んでからこの3作目を読んでほしいです。
迷路のように入り組んでいるストーリーに引き込まれ読み進めていけます。
賛否両論ありますが、私は好きです。
イヤミス!
これも救いのないお話です。
とにかく殺人鬼が殺しまくるだけの(だけのって失礼ですが)お話。
グイグイ読めてしまうのはやっぱり綾辻の筆力のせいだと思います。
ページをめくるのが怖い!何が起こるのか怖い!でも読んじゃう!
クールな綾辻のもう一つの裏の顔
渾身のスプラッターホラー小説。ここまでの残酷描写で迫る小説はなかなかお見受けできません。
クールでおしゃれな印象の女性ファンの多い綾辻行人がまさかこんな作品を書いていたなんて!と驚かれるかもしれませんが、京大時代に我孫子武丸と交換日記のように、スプラッター小説を書きあっていたエピソードからも、これは作家綾辻行人のれっきとした一つの顔であることがわかります。
ラストであっと驚かせる仕掛けが盛り込まれているのは、ミステリー作家として本領を感じます。
パニックホラーとミステリーの融合
山で恐ろしい殺人鬼モンスターに襲われるというパニックホラーものです。殺人鬼に襲われた時の描写がえげつなくて、シーンをリアルに想像できるために「痛い痛い」と感じてしまったほどです。しかもミステリーゆえの衝撃的な真相も待ち受けていて、そういうことだったのかと思わず膝を打ちました。パニックホラーとしてもミステリーとしてもレベルが高い作品です。
とにかく残酷
現代物において、ここまで人としての意識のない化け物が作れるのかという恐怖があります。
そして後半まで読まなければ、ミステリーとして作られているミスリードにも気づくことができなかった驚きもあります。
だからこその双子山で、だからこその生き残りだったのか!と最後に納得できました。
見立て殺人の真相
いわゆる「見立て殺人」をベースに進んでいくストーリーが奇妙でひきこまれます。
主人公たちが意図せず非現実的な舞台へとかりだされていく様子も、恐怖感をあおり想像力をかきたてられます。ホラー小説のような雰囲気なので、読みながら後ろを振り返ってしまうようなゾクゾクした感覚もあり、大好きです。
設定の張り巡らされた長編雪山ミステリー
雪山ミステリーという、ミステリー好きにはわくわくする設定です。
長編で読みごたえがあり、細部にまで設定が凝っているため、解決章に入るまでじっくりトリックを考えられます。
長期休暇に一気に読むのがおススメです。
現実離れした妖しい舞台が魅力
綾辻氏といえばやはりクローズドサークルものです。
本作では閉ざされた館で一人また一人と消えていく流れに一工夫あります。
舞台となるのは大きな噴水のある妖しい洋館ですが、その現実離れした館の雰囲気が堪りません。これぞ綾辻ワールドといった感じで、本格ミステリーでありながらホラー的な怖さも堪能できます。
鹿谷門実がすごい
正直この小説はライトの時計の針が外れるのが印象的です、途中までの話が最後の最後、読み終えた瞬間に忘れてしまったことを今でも覚えています。推理作家の鹿谷門実が時計館で謎を説いていくのですが、そんなことにも気づくのとフィクションなのに驚いてしまい、実在しない人物なのにすごいと思ってしまいました。
日本推理作家協会賞受賞作品
日本推理作家協会賞受賞作品で、館シリーズ作品です。
続きが気になり一気に読んでしまうほど面白いミステリーなので、他の作品と一緒に順番通りに読んでほしいです。
長編ミステリーの醍醐味が味わえます。
種明かしで時間が捻じれる、読者を異次元へ誘う
『十角館の殺人』からスタートした綾辻のライフワーク、館シリーズですが、そのひとつの集大成ともいえる大長編ミステリー(1,000枚級)が『時計館の殺人』です。
いつものように館に集まり、いつものように事件が起きて。ごく普通のミステリーと思っているとメイントリックで読者は稀有な体験をすることになります。
種明かしで時間が捻じれ、まるで読者は自分が生きている時間軸が狂ってしまい、まるで異次元に招かれたような経験をすることになるでしょう。
他のミステリーでは味わえない、不思議な感覚はこの作品ならではの持ち味です。
短編ならではの凝縮された恐怖
作者は本当に人を食べたのではないかと想像させるほどの衝撃がありました。
短編集のため、各話ごとに違った恐怖がねっとりとこびりつくような雰囲気が最高です。
そして短編なのにどこか通じるものがあるのは、やはり登場人物の名前なのでしょうね。
サイコ大活躍
サイコパスを描いている作品だと思っています。
とにかく、グロい!
ハッピーエンドなんて全然ないしもう、全体的に絶望しかない!
精神状態が良好でスリルを求めているときに読むことをお勧めします(笑)
かなりハード目な本です。
シンプル
タイトルのインパクトの強さから、推理小説を苦手な人にも勧めやすいです。
ストーリの進行のテンポ感、トリックの衝撃感、良い意味でライトなミステリーとして仕上がっていると思います。
著者の作品に触れる登竜門として、非常におすすめですね。
不思議ワールド
この本の主人公はもしかして作家本人?
不思議でちょっと気味が悪い綾辻ワールド全開のシリーズです。
短編なのでどんどんよめてしまいますが、どんどん読んでしまってはもったいないと感じるくらい。
沢山の魅力が詰まった作品です。
衝撃的なラストでした。
この水車館には仮面をつけた当主と美少女が住んでいます。正直画面の当主は不気味で怖いイメージを持つ描写をされている印象で、あまりいい印象を持っていなかったのですが最後の最後で印象が変わったというか、同情してしまいました。途中の内容よりは個人的に最後が印象的な作品です。
老人の書いた手記
鮎田さんからの一通の郵便物で物語のスタートです。舞台は札幌で、駆け巡る殺人事件はとても複雑で読んでいる内に自分は迷路にはまってしまって小説の最後に繋がりました。だからこそ今回三位にしたのもあって、引き込まれるストーリーはとても楽しめました。
異色な館シリーズ
館シリーズの中でも異色の本作。好き嫌いが分かれるかもしれまんが、私は大好きです。
本作の主人公の周りで起きる不可解な事件に、館シリーズレギュラーの島田潔がどう関わっていくのかも見どころの一つ。読者が感じるちょっとした違和感の積み重ねと、真相がはっきりしたときの爽快感は館シリーズ随一ではないでしょうか。館シリーズと位置付けるかどうかも議論となりやすいですが、綾辻先生の作品の中でも傑作の一つだと思います。
綾辻最新刊!?
いろいろな雑誌に発表していた短編を集めて作った本だそうです。
どの作品も、「ああ、綾辻だなあ、読めてしあわせだなあ」という思いで読みました。
もちろん、後味が悪い作品ばかりが集まっています。
綾辻初心者にもおすすめかも!
無人島の連続殺人
綾辻行人さんのデビュー作と知り、近所の書店で購入しました。元々ミステリー作品は好きでしたが、この小説は、最期まで展開が巡り巡って完全に引き込まれて行きました。ま、自分なら孤島に足を踏み入れて殺人事件が起こったらもう足がすくんで誰も信じれられなくなります。
新本格ミステリーの名作!
彼のデビュー作。多くのミステリファンをその巧みな叙述トリックで驚愕させた大傑作です。
推理小説研究会のメンバーが訪れた、とある孤島の館で次々と起きる殺人事件、そこで過去に起きた凄惨なもう一つの殺人事件。
手に汗握るスピード感ある展開に、ドキドキしながら読み進めていきましたが、とあるシーンがあまりにも衝撃的すぎて初見の際私はしばらく放心状態になりました。
ページをめくる手が震えてしまったのを今でも覚えています。
この衝撃を共有したくて、周りの友人たちに「なにも聞かず読んでほしい」といってプレゼントしたりもしました。
本当になんのネタバレも見ることなく読んでほしいです。
映像化不可能と言われていますが、最近ではコミカライズもされており、こちらも原作の雰囲気を損なうことなく描かれていますのでおすすめですよ。
綾辻行人の原点にして頂点
僕が初めて手を出したミステリー小説が『十角館の殺人』でした。
それまではSFやファンタジーを好んで読んでいたため、静かに進行していながらも手に汗握るような感覚を感じたことをとても新鮮に思いました。
オススメのミステリーを聞かれたら真っ先に勧めたい1冊です!
騙されました。
この小説は基本二つの場面で話が進んでいきます。とある島での数人の男女の生活と陸で生活する探偵まがいのことを行う人たちの場面です。ポイントとしては島での男女があだ名で呼び合うことなのですが、まさか島と陸に同一人物がいるとは思わず、すごく面白かったです。
綾辻といえばこれを読まないと始まりません!
綾辻のデビュー作であり、本格ミステリである本書。
今読むと「ああ、こういうトリックだろうな~」と推測てきてしまう部分もあります(笑)
それでもグイグイと読ませる筆力は圧巻です。
分厚い本ですが、どんどん読めてしまいます。
名著!
初めて読んだ時の衝撃が忘れられません!トリックが衝撃的だったし、犯人も意外な人物すぎてインパクトが強いです。
この館を造った中村青司という人物にも興味が沸き、すっかりトリコになってしまいました!
研究会のメンバーが有名な推理小説の作家の名前で呼び合っているところもミステリー好きには微笑ましく、だけどそれが重要だったりするところも好きです!
ミステリーのおいしいところてんこ盛り!
綾辻行人のデビュー作。
文章の拙さに初々しさが残るものの、ミステリーを愛し、本物のミステリーを追求したからこそ窺える、ミステリー小説のおいしいところがてんこ盛り、マニアはもとよりミステリーになじみのない読者も面白いと感嘆せしめる濃い内容となっています。
ミステリーの門を叩くなら、まずはこれを読みなさい!とおすすめしたい作品です。
これを越える衝撃のラストはなかなかない!
ミステリー小説の中にはたった一文で物語全てをひっくり返すような作品がありますが、本作がまさにそれです。不思議な館のある島で起きる連続殺人。登場人物と共に真相に迫っていくと、不意に現れるたった一行の文章で衝撃の真実が明らかになります。あの一文を読んだ時の衝撃は忘れらません。驚かされたい人におすすめの一作です。
神作
推理小説内で、個人的にBEST3には確実に入る名作ですね。
トリックや動機といった部分よりも、緻密な設定に基づいたストーリの構築に脱帽した作品になります。
謎が溶けた瞬間の「ああ!なるほど」という声を上げてしまう興奮は、他のミステリー作品ではなかなか味わえません。
最後の最後にどんでん返し
最初に手に取った綾辻作品という理由が一番大きいです。
最後まで分からない犯人と、そうくるかと思わせるどんでん返しの文章構成に衝撃を受けました。
話の流れ的には古くからあるミステリーだと思いますが、そこを踏まえた上で面白かったと思わせる作品です。
正統派ミステリーを探している人におすすめ
作者の初期作品なのもあり、正統派ミステリー作品です。
館を舞台にしたシリーズの第一作ですが、ちゃんと館の間取り図もついているため、犯人を推測しながら読むことができます。
500ページほどありますが、一気に読むのが苦になりません。
面白い!
もともとミステリー作品が好きで、これをおすすめされて読みました。めちゃくちゃ面白くて一気に作家さんが好きになりました!
殺人が多く起こりますが、最後のすっきり感が凄い!まさかの展開が面白くて大好きになりました。
名作
ミステリー作品の中では名作中の名作だと思います。
仕掛けが凄いし、読み終わったあと、良い意味でやられたと思いました。
お見事としか言い様のない展開は郡を抜いていると思うし、凄い作品に出会ったなと思いました!
アガサクリスティー作品へのオマージュ
ミステリーの女王アガサ・クリスティーの代表作「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品です。
学生たちが孤島に閉じ込められ連続殺人が起こりますが、そのトリックに絶対驚愕すること間違いないのでおすすめします。