銃口の詳細情報
参考価格 | 1,089円(税込) |
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『銃口』(じゅうこう)は三浦綾子の小説である。小学館の月刊誌本の窓(1990年1月号から1993年8月号)に連載、1994年に小学館(単行本)に刊行した。文庫版は1998年に小学館を、2009年には角川書店にて刊行した。1940年に起こった思想弾圧事件の「北海道綴方教育連盟事件」をモデルとしている。 (引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
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三浦綾子の書籍ランキングでの感想・レビュー
三浦綾子の書籍ランキングでの感想・レビュー
昭和の基底にひそむ戦争の意味について明らかにしようと改めて問い直す仕事をした作品。北海道生活綴り方連盟事件を取り上げた。
物語は大正天皇の大喪の礼の作文から始まり、昭和天皇の大喪の礼の日に終わる。まさに昭和の歴史を主人公北森竜太の歩む体験の軌跡を通して、私たちに追体験させてくれます。情熱をもって炭鉱町の小学校で生徒たちを育てる北森竜太に、突然治安維持法違反の容疑がかけられ、7か月の独房生活の後釈放された。そのショックからようやく立ち直った矢先に、召集の赤紙が届く。軍隊生活、そして敗戦。満州から日本への敗走中、思いもかけぬ再会に助けられ祖国の土を踏む。帰国後竜太は・・・ 人生如何に生きるべきかを問う三浦綾子最後の長編小説です。
単行本 1994年 3月10日発行 小学館 B6判 厚紙装 カバー オビ 上342頁 下318頁 装丁 菊池信義 カバー装画 小磯良平
オビ(上)「昭和を生きた全ての人へ!/北海道の雄大な自然に育まれた竜太と芳子の青春と愛。だが、希望に燃える若き教師たちの上に千世王の暗雲がのしかかる・・・・。/人間の本質に迫る三浦文学の最高傑作」とある。 オビ(下)「昭和を生きた全ての人へ!/NHKのTVドラマでも放送/突然の拘留、応召から満州へ、そして敗戦。過酷な運命に翻弄されながらも人間らしく生きぬく竜太をめぐる人間ドラマ。/激動の時代を描く三浦綾子の最新長編」とある。
三浦綾子マイスター
ロン@三浦綾子大好きさん (男性・60代以上)
9位(86点)の評価