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下女に関するランキングと感想・評価

下女

引用元: Amazon

最高評価

50.9

(3人の評価)

韓国映画ランキング」で最も高い評価を得ています。

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参考価格14,696円(税込)

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感想・評価

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韓国映画ランキングでの感想・評価

『パラサイト 半地下の家族』の元ネタ

韓国映画史は1980年代を境に断絶されているのだが、1980年代以前の韓国映画の中から傑作を選ぶとしたらキム・ギヨンの『下女』を選びたい。

あの『パラサイト 半地下の家族』の元ネタです。そして家侵略モノの代表とも言えるジョゼフ・ロージーの『召使』よりも先に作られている作品だ。

これまた階段の使い方が素晴らしい。

前半、息子が松葉杖を使う娘に嫌がらせをする。お菓子の袋を持って階段上に登り、「やーい、やーい、お前はここまで来れないだろう。」といじめる。母親は制止しようとするのだが、父親は「やめなさい。甘やかすな。」と言う。娘は、一生懸命階段を登るが、遂には倒れてしまい、泣き始める。少年が駆け寄り、ごめんよと袋を差し出すと、それを彼女が奪い取り、その泣きは嘘であったことが発覚する。この騙しは映画を象徴する。

ブルジョワの召使いとして現れた魔性の女が、段々と家を乗っ取っていく未来を予感させるのだ。そこで効果的に使われるのはピアノである。ピアノの先生である、父はピアノを簡単には使わせない。選ばれし者のみが触れることのできるものとして機能する。しかし、後半にいくに従って、「お金のためにピアノを弾かなくてはならない。私に教えさせてくれ。」と叫ぶようになるのだ。下女はマリオネットのように家族を制圧し、見えざる意図によってこのブルジョワはコントロールできない自己に苦しむのです。

che bunbun

映画の伝道師

che bunbunさん (男性・30代)

4位(83点)の評価

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