パラサイト 半地下の家族の詳細情報
制作年 | 2019年 |
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上映時間 | 132分 |
監督 | ポン・ジュノ |
脚本 | ポン・ジュノ |
メインキャスト | ソン・ガンホ(キム・ギテク)、イ・ソンギュン(パク・ドンイク)、チョ・ヨジョン(ヨンギョ)、チェ・ウシク(キム・ギウ)、パク・ソダム(キム・ギジョン)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | http://www.parasite-mv.jp/ |
動画配信サービス | U-NEXT:配信中 Amazon Prime Video:配信中 Netflix:配信中 Hulu:配信中 |
参考価格 | 400円(税込) |
『パラサイト 半地下の家族』(原題:기생충(→寄生虫)、英: Parasite)は、2019年の韓国のブラック・コメディ映画。監督はポン・ジュノ。主演はソン・ガンホ。共演はイ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダムら。(引用元: Wikipedia)
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世界が認めたポン・ジュノ監督の快作!
第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初のパルム・ドールを受賞し、第92回アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞の四冠に輝いた『パラサイト 半地下の家族』は、いろんな意味で世界中の映画人を驚かせました。
貧困層と富裕層が生み出す犯罪映画といえば、黒澤明監督の『天国と地獄』(1963年)という傑作があるが、ポン・ジュノ監督はこの普遍のテーマを、現代の韓国の「よくある一家」の物語としてスタートさせていきます。前半の詐欺師映画のようなテンポの良さ、思わず一家に共感してしまうような作劇で、あれよあれよと展開。そして、一度狂った歯車で、一家の運命やいかに・・・ という構成に、世界中が抱えている「貧困」という問題をするどく抉っていきます。
ブラックユーモアと、サスペンス、そして意外や意外の後半の展開まで、ポン・ジュノ監督の巧みな演出が堪能できます。作品のテーマの重さ、演出の軽快さ、主演のソン・ガンホのとぼけた味わい。さまざまなミスマッチが融合して、忘れられない映画体験となります。
きっかけをつかむ努力の大切さを感じる
2020年のアカデミー賞で外国語の映画として、史上初の作品賞を受賞したことが記憶にも新しいですよね。
格差社会を描いたストーリーや、終盤で起きるどんでん返しも面白い。
でも僕は、もっとシンプルに“現代人ならではの人間の性質”が描かれているところに魅力を感じています。
古くは家柄や学歴、インターネットが発達してからはSNSのフォロワー数で人間としての価値をジャッジされる風潮が世の中にはありますよね。
他人からの評価を気にして、本来描いていたはずの夢や挑戦を諦めてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
この作品を見ていると、周りからの評価や格差に捉われず、常にきっかけをつかむ意思を持って行動する大切さを感じさせられます。
◎ラストが衝撃!考察が深い作品
映画の前半と後半で全く違う映画を見せられている気分になります。
前半は半地下に暮らす家族の様子が細かく描かれていて韓国の住宅事情も感じられるのが面白い。
伏線が多すぎて2回は見ないと理解できませんでした!
光の使い方、構図、カメラワークなどで対照的な韓国の貧富の差を描いているのも斬新です。
これを見たら友達と考察をして語り合いたくなります♪
見えない世界というものがある
著名人は、災害が発生した際に、貧しき者に施しを与える。しかし、そんな善人である富める人ですら、下界は氷山の一角しか見えていない。
ポン・ジュノ監督は格差社会で生じる断絶、と幾重にも重なる上下関係による差別をハラハラドキドキのエンターテイメント、そしてどこまで掘っても底なし沼な考察し甲斐のあるアート性の抜群なバランス感覚で現代社会の問題にメスを入れました。
階段の上から見ると死角だらけだが、下から見ると全てが見える構図を巧みに使った演出は『下女』のアップグレード版として映画ファンの心に焼きつくものをもたらしました。
韓国映画で凄まじさを感じた作品のひとつ
韓国映画だと インファナル・アフェア が過去最高と思っていたが、個人的にはそれを超えて、韓国映画で個人的には最も面白く、別格。95点をつけた。
韓国では低所得者層が半地下の建物で暮らしている背景も、この映画で知った。テンポも良く、ズブズブと深みにハマっていく展開も飽きさせないし、唯一無二。
ゲストさんの評価
緩和と緊張の絶妙なバランス感と止まないわくわく感
一般的な映画や物語の感想として「登場人物誰も悪くない、皆いい人」というような言い方があるが、本作は逆。
いい人っぽく見えてもドロドロとしたものを抱えていたり人間の汚さや醜さが書かれている。そこが面白いと思う。
見つかってはいけない、と視聴者にもドキドキ感を与え続ける映画ですが、最後のどんでん返しは別の意味で怖く思い切りが良すぎて
ぎょっとします。面喰らった。
あん(・w・)さんの評価
ハラハラドキドキが止まりません
半地下で暮らす家族が、大豪邸で暮らす家族の中に入り込む巧みな罠がすごい。それだけじゃなく、元々大豪邸の家政婦をしていた人までもが、大豪邸家族への秘密があってほんとびっくりした。大豪邸家族がキャンプへ出かけた時に、半地下家族が豪邸で好き放題してた時に、急遽豪邸家族が戻ってきて、慌てて隠れて逃げ帰るところが本当に見つからないのかドキドキした。
ゆゆっちさんの評価
物語終盤の怒涛の展開が予想外すぎて傑作!
序盤から中盤までは韓国の格差社会に最もスポットライトが当たっていて、それだけても興味深くて見応えがあり会話劇もストーリー展開も秀逸。終盤はまさかの展開に声をあげて驚いたほどトリッキーな展開。テンポも良くラストまで飽きずに観られる最高のサスペンス映画。
ハルイーグルさんの評価
嫌な気分になります
半地下で暮らす貧乏なキム一家が、素性をなりすまし、豪邸で裕福に暮らすIT企業の社長パク・ドンイクの家に転がり込むという内容。次第に社長の家はキム一家の物となっていく…殺人事件も起こり、きみの悪い内容になっている。韓国社会を風刺したといえば風刺した作品。
れるりりんさんの評価
格差社会のコメディからサスペンスへのギャップ
半地下に住む家族の長男が大学在学証明書を偽造して富豪の娘の家庭教師になったことがキッカケに、策略を駆使して家族全員で息子の家庭教師や運転手、家政婦に収まり、富豪の家でパーティをするところまではコメディじみていましたが、既に富豪の家に寄生していた住人との諍いから終盤までの緊迫した展開が強く感じられました。
また、大雨で避難中の半地下一家に息子の誕生パーティの準備をさせたり、運転手として雇っている半地下一家の父親の匂いに顔をしかめたり等、富豪一家の無神経な言動が散見され、その結果大事件が起きてしまう所に格差社会の無情が感じさせられます。
ポン九郎さんの評価
名優は一番大切な場面で一気に加速する。しかも無言で!
「パラサイト半地下の家族」の父親役。終始飄々と受け入れてむしろ、コミカルで軽薄にさえ見えるように演じたソン・ガンホ。
それがあのクライマックスのシーンで、一気に加速!その表情だけの演技で全て映画を仕切っていく!あの説得力、あの存在感!お見事!
ひでG&Gさんの評価
他にも一杯
韓流映画は半地下の住人を映画館で観た以外にも優れた映画として、それだけが僕の世界、での自閉症の主人公がピアノを見事に演奏するシーン、それもミンスクが演奏会をわざわざ彼のために用意し、彼の母が癌病棟から駆けつけて演奏を聞いて涙した後に戻った病院で息を引き取るという設定。ピアノはこの映画のために必死で練習したとか。他にもレッドファミリー、北朝鮮のスパイが家族として韓国に住み、脱北した人たちを殺す使命を担うというもの。工作、黒金星は韓国の工作員が北朝鮮の核兵器が果たして出来ているか否かを調査するため会社員に成りすまして北朝鮮に乗り込み、金正日と会いまんまとだます。まだあるが脚本演出が練られ俳優人も良い。
トロリさんの評価
奇妙な関係と展開の凄さ
半地下の貧しい暮らしの描写が良かった。金持ちの家に寄生してしまう設定が入り込まされた。金持ちが留守中にパーティーちゃう所が凄いし、帰ってきて隠れて見つからないようにする所なんかハラハラでおもしろい。最後は屈辱からの惨殺シーンが衝撃的。
はんちかんさんの評価
貧困の家庭を支える父親の複雑な心境を感じた…
貧困の家庭を支える父親が今まで以下に劣等感を感じながら生きてきたか、辛い日々を生きてきたかというのを感じました。映画のラストはかなり衝撃的でしたが、父親にとってはそれをするだけの理由になったんだなと感じました。
あさりちゃんさんの評価
説得力のある絵作り
やっぱり1位に選んじゃいますよね。いまいちばんホットでパワフルな作品ですから。
貧しい一家がリッチな一家に寄生して、あわよくば全てをのっとろうとするサスペンス・ドラマに、格差社会テーマを織り込んだ作品です。(いまさら説明の必要もなさそうですが。)ドキドキさせつつ一気に見せてしまうストーリーテリングが魅力です。
それ以上に、うならされるのが絵作りのうまさ。格差を、分かりやすく高低差で見せているのもそのひとつですが、雨水が本流となって道路を流れていくシーンなど、本当にうまいなあと思います。
ポン・ジュノ監督の絵作りのうまさは、他の作品、たとえば「グエムル 漢口の怪物」などにも、その手腕が光っています。
映画評論家、ミュージカル評論家
萩尾 瞳さん (女性)
1位(100点)の評価