映像　　　　　９
演出　　　　１０
脚本　　　　１０
音楽　　　　　９
感動（胸熱）１０
想い出補正　　７
お気に入り　１０　　　　

（原作は全て読んでます）

１期と比べてバトルシーンが鳴りを潜め、ただの農業アニメとなった。
と、侮るなかれ。
確かにアクションを求める人からしたら、つまらないかもしれない。
そもそも、それをヴィンランド・サガに求めるのが間違いです。
何故なら、この作品のテーマは…。
父親が実践した、「差別なき無償の愛」と「非暴力の徹底」と、
「お前に敵など居ない。そんなものは存在しない」とメッセージを
残してくれた父親が体現してくれた「本当の戦士」。
その道を目指す物語（サガ）だからです。

１期で、散々罪なき人を殺してきた主人公は、後悔、絶望し、
あるきっかけで、虚無へと落ちてカラッポになってしまいました。
そこからいかに、贖罪と再生への道へと進み、自分の戦いを見出すか。
その人間再生ドラマの究極の形を、この作品は見せてくれます。
主人公が導き出した、自分なりの「戦い」。
アニメ史上最高とも言っていい、真の男として戦いを見せてくれます。
その決意と覚悟。マジで鳥肌ものです。

はっきり言います。
自分はこれ以上に美しいストーリーのアニメを知りません。
あるって言うなら、マジで教えて欲しいです。
１期と２期を合わせると１０以上のエピソードで泣きました。
見る度に、何度も心が震えて泣いてしまいます。

それは、自分も後悔と失敗を繰り返したせいもあるでしょう。
大切な人も失い、自暴自棄になり罪も犯しました。
主人公と同じように、虚無感に苛まれてカラッポに。
だからこそ、この作品の力強い明確なメッセージが刺さるのです。

とにかく、名台詞が多すぎます。
一切、無駄なシーンやキャラが居ません。
必ずといって、脇役もキッチリとその役割をこなします。
そして大きな感動を生み出してくれます。

１期は、悪役であるアシェラッドというキャラがほぼ主役の話です。
ラストのタイトルが「END　OF　PROLOGE」。
それは２期でようやく始まる、本作の主人公であるトルフィンの
生きる道を描くための序章でしかなかったという。

もう一度言います。
この作品は、人間ドラマの極みです。

戦争が起きてる今のご時世だからこそ、
全ての人に観てもらいたい作品です。
「葬送のフリーレン」などのエモい作品が好きな人にもオススメ！
こちらは何十倍も重くリアルな話ですが（苦笑）

自分も昔、論文で主人公が導き出した答えと同じ考えを
書いたことがあるので、本当に共感できる人物です。

特にお気に入りの話は、
４・８・９・１７・２０・２１・２２・２３・２４話です。
８～９は哲学的でハッとさせられるし、
１７話で涙し、ラスト数話は感動の連続です。
こんなアニメまじで初めてでした。原作知ってるのに…（苦笑）

OPやEDも不穏な空気感や、主人公の想いに寄り添った素晴らしい出来です。

この作品を観たあと、ほんとに言葉が出なくなります。
是非とも、全ての人に観てもらいたい超名作。

チョチョポリスさん(男性)

1位(100点)の評価

2023春アニメ評価ランキングでの感想・評価

ますます神アニメ…

1期はWIT制作、2期はMAPPA制作。
1期は荒々しい中世ヨーロッパ、ヴァイキングたちの戦争を描いており、それはそれでとても面白かったです、

2期は一転して、主人公の葛藤や苦しみ、考え方の変化を描いており、しばらくはスローな展開ですが、後半に進むにつれ目が離せない展開に…
毎週気になりすぎます。

ちゅけ太郎さん(男性・30代)

1位(100点)の評価

2023冬アニメ評価ランキングでの感想・評価

展開がちょっと遅いけど

海外で大人気らしい本作。1期はWITが制作していたが、2期はMAPPA制作。
中世？ヨーロッパで当時暴れまわっていたデンマーク人（ヴァイキング）の周辺を描いた物語。漢たちの荒々しい戦いが面白い。
1期も面白かったが、2期を見てみると話の展開が予想できず毎回楽しみ。
主人公トルフィンの覚醒はあるのか、今後も期待の作品。

ちゅけ太郎さん(男性・30代)

1位(95点)の評価

2023冬アニメ期待度ランキングでの感想・評価