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嗤う伊右衛門(小説)に関するランキングと感想・レビュー

嗤う伊右衛門(小説)

引用元: Amazon

最高評価

66.3

(7人の評価)

京極夏彦おすすめ作品」で最も高い評価を得ています。

嗤う伊右衛門(小説)の詳細情報

参考価格607円(税込)

『嗤う伊右衛門』(わらういえもん)は、京極夏彦による日本の小説。第25回泉鏡花文学賞受賞作、第118回直木賞候補作。四代目 鶴屋南北の「東海道四谷怪談」と実録小説「四谷雑談集」を下敷きに執筆された、江戸怪談シリーズの第1弾。『このミステリーがすごい!』で第8位に、『週刊文春ミステリーベスト10』で第9位にランクインした。2003年に蜷川幸雄監督、唐沢寿明・小雪主演で映画化され、しかくの作画で漫画化もされた。 (引用元: Wikipedia)

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感想・レビュー

全 2 件を表示

京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー

美しい、とにかく美しい。新たな切り口で語られる『四谷怪談』です。

類型的な『四谷怪談』と決定的に違うところは、民谷伊右衛門とお岩との関係です。
それはおどろおどろしく恐ろしい『四谷怪談』とは、まったく解釈が異なるのです。
『巷説百物語』の主人公である又市が狂言回しとして出てきますが、彼の口で語られる二人の関係性は、まるで切ないラブストーリーでも読んでいるかのようです。
互いに互いを思い過ぎてすれ違い、悲劇的な結末へと共に手を取って駆け出していくような物語は、涙なくしては読めませんでした。
ラストシーンは、いつ読み返しても泣いてしまいます。どうして二人で幸せになる道を選ばなかったのか、とつい思ってしまいますが、そうではないからこそ彼らの生き様は美しいのだと思います。

Das Paradies

Das Paradiesさん(女性・40代)

3位(90点)の評価

京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー

小雪主演で映画化もされた名作。

四谷怪談を京極夏彦がアレンジ、改編した作品。
それぞれの理由で世間から揶揄されることの多い夫婦の愛の物語。
いわゆる『普通』であることを求めれる時代(江戸時代)に、他とは違う個性を持った二人が、紆余曲折あり惹かれあうストーリー。
最後の最後まで幸せとは何か、を考えさせられる一冊。

wombat_tama

wombat_tamaさん(男性・30代)

2位(85点)の評価

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