魍魎の匣(小説)の詳細情報
参考価格 | 1,633円(税込) |
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『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)は、京極夏彦の長編推理、伝奇小説。百鬼夜行シリーズの第2弾。第49回日本推理作家協会賞受賞作。2007年12月22日にこれを原作とする映画が公開された。さらに、2008年10月から12月までテレビアニメが放送された。 (引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
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京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
絡みあう感情と人間関係、美と醜、正気と狂気が対照的に描かれている点です。
京極堂を初めとしたメインメンバーの大半が、本作品の中に登場する事件に関わっています。
命とは、美とは、正気とは、幸福とは、愛とは、という問いかけに対して、対照的な事象や主張が出てきて、それらが一つの結末に向かって収斂していく様子は圧巻の一言。
それらの収斂を経たラストシーンが、それまでのプロセスゆえにとても美しいのです。
傍から見れば、ただの狂気。ですがそれは、それまでのプロセスを読んできた読者にとって、確かに幸福の一形態なのだろうと感じ、哀しさも同時に感じるという読後感は、この作品独特のものではないでしょうか。
Das Paradiesさん(女性・40代)
1位(100点)の評価
京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
期待の京極堂シリーズ2作目
なんと言っても本が分厚い。
読み終えるまでに何時間かかったか数えられない。
しかし、読み終えたときの快感と「今回も一件落着で終わった……。」という感情が津波のように押し寄せてくる。
冒頭から気味の悪い京極ワールド全開の内容となっているが、姑獲鳥の夏を読み終えてからがおすすめ。
ゆっきーさん(男性・20代)
3位(90点)の評価