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魍魎の匣(小説)に関するランキングと感想・レビュー

魍魎の匣(小説)

引用元: Amazon

最高評価

82.9

(23人の評価)

京極夏彦おすすめ作品」で最も高い評価を得ています。

魍魎の匣(小説)の詳細情報

参考価格1,633円(税込)

『魍魎の匣』(もうりょうのはこ)は、京極夏彦の長編推理、伝奇小説。百鬼夜行シリーズの第2弾。第49回日本推理作家協会賞受賞作。2007年12月22日にこれを原作とする映画が公開された。さらに、2008年10月から12月までテレビアニメが放送された。 (引用元: Wikipedia)

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感想・レビュー

全 5 件を表示

京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー

期待の京極堂シリーズ2作目

なんと言っても本が分厚い。
読み終えるまでに何時間かかったか数えられない。
しかし、読み終えたときの快感と「今回も一件落着で終わった……。」という感情が津波のように押し寄せてくる。
冒頭から気味の悪い京極ワールド全開の内容となっているが、姑獲鳥の夏を読み終えてからがおすすめ。

ゆっきー

ゆっきーさん(男性・20代)

3位(90点)の評価

京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー

絡みあう感情と人間関係、美と醜、正気と狂気が対照的に描かれている点です。

京極堂を初めとしたメインメンバーの大半が、本作品の中に登場する事件に関わっています。
命とは、美とは、正気とは、幸福とは、愛とは、という問いかけに対して、対照的な事象や主張が出てきて、それらが一つの結末に向かって収斂していく様子は圧巻の一言。
それらの収斂を経たラストシーンが、それまでのプロセスゆえにとても美しいのです。
傍から見れば、ただの狂気。ですがそれは、それまでのプロセスを読んできた読者にとって、確かに幸福の一形態なのだろうと感じ、哀しさも同時に感じるという読後感は、この作品独特のものではないでしょうか。

Das Paradies

Das Paradiesさん(女性・40代)

1位(100点)の評価

京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー

覗いてはいけない世界を覗いてしまった

とある偏愛をする登場人物の描写が凄すぎて、その登場人物の深淵を覗きこんだような感覚に陥った作品。さらに恐ろしかったのは自分まで彼の偏愛に対しておぞましいと思わずそれもまた一つの愛の形だったのだろうか、などと思わされてしまうくらいにその登場人物が魅力的だったこと。

よっぺい

よっぺいさん(40代)

4位(85点)の評価

京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー

匣の構造。

小説の構成自体がテーマである「匣」の構造になっているという見事さ。
別々の色彩を帯びた話が重層的に語られている構成は、読んだ者の記憶としても別々の物語としてそれぞれ別の匣の中に納められている感もあります。
推理に動機は必要なく、ただ事実のみを論理的に追うべきだという示唆も印象的です。

はいとーん

はいとーんさん(男性・40代)

1位(100点)の評価

京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー

天人五衰

関口君の小説を愛読している少女が微笑ましかった。箱つながりで木場修(自称、中身のない頑丈な箱)が大活躍します。最後の「悪者め御用じゃ」が本当に切なかった。

xyzt

xyztさん

5位(90点)の評価

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