鉄鼠の檻(小説)の詳細情報
参考価格 | 1,738円(税込) |
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『鉄鼠の檻』(てっそのおり)は、日本の小説家・推理作家である京極夏彦の長編推理小説・妖怪小説。百鬼夜行シリーズ第四弾である。第9回山本周五郎賞の候補作となった。(引用元: Wikipedia)
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感想・レビュー
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京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
限定された状況下で起きる事件が、一気に解決される爽快感があります。
一般的に『京極堂シリーズ』と呼ばれるシリーズにおいて、推理小説らしい雰囲気がある本作は、珍しい部類に入るかも知れません。
雪に閉ざされた禅寺で起きる殺人事件と、その背景にある壮大な物語と人間の業が絶妙な配分で描かれており、読者を飽きさせません。
『姑獲鳥の夏』との関連もあり、「この人そういえば」と読み返したくなる配置も見事です。
読後感が何とも言えない作品もある中で、この作品の結末には救いが用意されている点も注目したいところです。
Das Paradiesさん(女性・40代)
2位(95点)の評価
京極夏彦おすすめ作品での感想・レビュー
坊主小説
レギュラーメンバー以外、ほぼ坊さん。「禅」を話題の中心に捉えた、雪深い山奥のお寺でおこる連続殺人事件です。1300ページ以上にも及ぶ大作ですが、扱う事件は1件(連続坊さん殺害事件)だけ。魍魎や狂骨、絡新婦のような多層構造ではなくてシンプルな構成です。そのぶん謎解き要素が強くなっています。
xyztさん
5位(90点)の評価