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伊藤 善久さんの「炭酸水ランキング」

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更新日: 2021/03/12
伊藤 善久

『ミネラルウォーター大全』管理人

伊藤 善久

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まえがき

沢山の製品を飲み過ぎている私は、それぞれの製品に思い入れがあり、
順位をつけるのに苦しみました。

ランキングに挙げている製品だから優れている訳ではありません。

採水地まで行って買った製品もありますし、工場見学をした製品もあります。原水を飲ませていただいた製品もあり、それぞれにある魅力が私を楽しませてくれています。

ですから皆さんも順位に関係なく、色々な製品を購入し、飲んで、自分なりのベストを決めていただけると嬉しいです。

ランキング結果

100年を超える歴史の重みを感じる炭酸水

明治時代から100年以上の長い歴史を持ち、日本の飲料水史に残る製品であることが素晴らしいです。

スーパーマーケット・コンビニエンスストア・自動販売機を始め、どこでも売られていて気軽に入手でき、値段もお手ごろ。個人で継続して楽しむに最適な製品の1つだと思います。

強めの炭酸で、飲んだ瞬間に口の中を刺激が駆け回り、水分補給は勿論、気分転換にも向くでしょう。そのまま飲んでも勿論いいし、果汁やお酒を割って飲むのにも適しています。

ペットボトルだけではなく、缶やビンでも売られているので、是非それらの製品も飲んでほしいです。

1段階上の高級感がある製品

日本のモルトウイスキー発祥の地と言われている、サントリー・山崎蒸留所のある山崎の水を使っている製品。お酒造りと質の高い水は切っても切れない関係があり、質の高い水は長い間お酒造りを支えてきた重要なアイテムなのです。

パッケージもプレミアムの名にふさわしい製品外観であり、この炭酸水を飲むと言うだけで、特別な気持ちになってしまいます。

刺激は強めで、バチバチとした刺激が心地よく、後味もスッと引くような感じで爽やか。そのまま飲んでもいいし、果汁やお酒を割っても楽しめます。可能であればサントリーの「山崎」を割って、ハイボールで楽しめたら贅沢この上ありません。

最近は購入できる店も多くなり、少しずつ存在が一般的になりつつあります。

硬水だけど飲みやすい天然炭酸水

タイトルの通り、硬水だけど飲み易いです。後味も良い上に風味を感じます。水分だけではなくミネラル補給に向くのも素晴らしいです。夏の暑い時期は汗とともにミネラルも失われるので、熱中症対策にも飲みたいですね。

ただし、気を付けなければいけないのは、体質的に硬水が合わない人もいて、
おなかが緩くなる可能性があること。

昔はビンだけでしか売られておらず、しかも販売している店がそれほど多くはありませんでした。
まさに知る人ぞ知る製品でしたが、最近ではCMも放映されはじめ、コンビニエンスストアでも売られるようになったため、広く知られている炭酸水の1つとなりました。

炭酸水と言えばペリエと言われた時代もあった

ミネラルウォーターや炭酸水が、今のように一般的になる以前は、炭酸水をそのまま飲む習慣はあまり無かったように思います。

そんな時代だった頃でも、炭酸水としての地位を確立していたのがペリエ。
おしゃれなレストランには必ずあり、緑のビンボトルをテーブルに置いておくだけで、その場が映える。そんな印象がありました。

炭酸は強めで刺激を楽しむことができます。後味がサッパリしているため、料理の後に飲むと爽やかな気持ちになり、次に食べるものへの意欲が高まります。

ペットボトルでも売られていますが、是非ビンで楽しんでほしいです。

神秘的な環境の中で生まれた天然炭酸水

福島県大沼郡金山町にある、井戸から湧き出す天然炭酸水をボトリングしたのがこの製品。記録に残る限りでは明治時代から飲まれていたそうです。

重要な記者会見などでテーブルウォーターとして使われる事も多いのは、
しっかりとした製品だと言うお墨付きを得ている証拠でしょう。

私は実際に採水井戸を4度訪れた事があります。木々に囲まれた神秘的な場所で、いつまでも留まりたくなるような魅力を感じました。

炭酸の刺激はそれほど強くありません。「バチバチ・ビリビリ」とした炭酸を想像していた人には物足りなさを感じるかもしれませんが、優しい泡立ちが口の中で心地良く、後味も良いので飲みやすいです。

販売範囲は大雑把に言うと東日本

炭酸水が一般化し、誰でも気軽に買って飲む事が出来たのは、この製品が販売開始が1つの要因だと思っています。

大企業であるサントリーが、自社製品である天然水南アルプスに炭酸を加え、コンビニエンスストアやスーパーで販売し始めると、そのブランドイメージもあり、どんどん販売数を増やしていきました。

その結果、大企業は勿論、中小企業も次々と炭酸水に力を入れ始め、売り場に選べるほど炭酸水が並んでいると言う状況になりました。

炭酸の刺激は強めで、グイっと飲むとビリビリ感が口いっぱいに広がり、
爽やかな後味を残し消えてきます。水分補給と同時に気分転換にも向きますね。

ちなみに、タイトルで書いた通り、基本的に販売範囲は日本の東側です。西側ではサントリー・奥大山スパークリングが売られています。

ルーマニアの炭酸水

あまり馴染みがない国と言ってしまうと失礼になるが、ルーマニアの炭酸水が日本で飲めるのは面白い。国産の炭酸水が無いわけではないのに、わざわざ輸入して飲む事に魅力を感じます。

16世紀から治療用に使われていた歴史ある水で、ハンガリー・オーストリア帝国皇帝フランツ・ヨゼフにミネラルウォーターの女王と絶賛された水でもあります。

以前はビンでのみの販売でしたが、一度販売停止期間があり、その後再開され、現在は再び販売中止になっているようです。

一度再開された後はペットボトルバージョンも売られていますが、やはりビンで飲むのがおすすめ。

日本でも長く愛され続けているイタリアの炭酸水

緑のボトルとラベルに描かれた赤い星が特徴的。見た者に強烈な印象を残す、テーブルに置いてあるだけでも映える炭酸水。

ちょいと気の利いたイタリアンレストランに行くと、サンペレグリノがメニューに記されていることも多く、日本でも一般的な存在で、長く愛されています。

硬度は結構高めですが、炭酸の刺激が強めで飲み易く、クセを感じません。
料理との相性も抜群で、イタリアンは勿論、幅広い食べ物と合わせてもいいでしょう。

最近はペットボトルでも売られていますが、是非ビンで楽しんでほしい製品ですね。

美味しい!しかし高過ぎる

この製品は味だけで評価すれば上位に行くと思います。
硬度が1014と高いのに、とても飲み易く、
きめ細やかで上品な泡が心まで癒してくれるような製品です。

しかし問題は庶民が気軽に飲めるような金額では無い事です。
1000mlで1800円 500mlで1000円もするのです。
毎日1本飲んだら500mlの方でも厳しいですね。
ですから順位を下げました。

フランス国王である太陽王ルイ14世が愛飲した水としても有名です。
歴史上の人物と同じものが飲めるなんてロマンを感じます。

特別な日にこの水がテーブルにあったら最高だなと思います。
素晴らしい時間を演出してくれる事間違いありません。

元酒造会社が製造する天然水ベースの炭酸水

採水地は大阪府豊能郡能勢町。
工場見学をした事はありませんが、
3回工場の前まで行き、周辺環境も見てきました。
周囲には自然が多く残り、
良い水が出るのは当然と言った雰囲気がありました。

現在はお酒造りをやめてしまっていますが、
元々は酒造メーカー。
お酒造りには質の高い水が欠かせませんので、
お酒に使われていた水を使っていると言うだけで、
この製品の品質が保証されたようなものです。

飾り気のないラベルですが、
朴訥に質を追い続けているのかなと想像できます。

炭酸は強めでバチバチした刺激が心地良く、
スッキリとした後味が印象的です。
お酒を割るのに最高なのは間違いないですが、
ぜひそのまま飲んで欲しいです。

こだわりのある店で売られているのたまに見ます。

高級感のある国産炭酸水はテーブル上で映える

歴史ある富士ミネラルウォーターの炭酸バージョン。

淡いブルーのビンボトルは、
そこにあるだけで空間を演出してくれます。
テーブルの上にあるだけで映える、そんな製品だと思います。

国際会議等でも採用された実績が多数あります。

採水地はミネラルウォーターの聖地の1つと言っても過言ではない、
山梨県富士吉田市です。
水スポットだけを回っても1日余裕で楽しめる位、
水とは切っても切れない場所なのです。
私自身も50回以上訪れた経験がありますが、
富士山の存在をすぐ近くに感じる事ができる素晴らしいエリアです。

高血圧や糖尿に良いとされるバナジウムが含まれていますが、
勿論1本2本飲んだだけでは何も起こりません。
長く飲み続け、効果があればいいな程度の気持ちで飲み続けましょう。
水をこまめに飲む習慣をつける事自体が身体には良いので、
バナジウムの効能が全く感じられなくても、結果的に+になります。

サッパリしていて後味も良く、
炭酸の刺激も心地良いです。
クセが無い為誰でも楽しめます。

山形市で採れたミネラルウォーターに炭酸を加えた炭酸水

製造工場は山形県山形市にあり、
天然水(ミネラルウォーター)に炭酸を加えてボトリングしています。
炭酸水には色々なタイプがありますが、
天然水を使っている製品は特別感がありますね。

強炭酸と銘打っているだけに、口に入れると鋭い刺激を感じ、
口の中で暴れまわります。
それでいて後味はスッと引いたように軽いので、
水分補給と同時に気分転換にも良い製品と言えるでしょう。

最近は炭酸をお酒や果汁を割るだけでなく、
そのまま飲む人が多くなった気がします。
売り場にも選べるほど製品が置かれているケースが多いです。

静岡県駿東郡小山町採水のミネラルウォーターに炭酸を加えた製品

アイリスオーヤマ株式会社の食品部門を分社化した、
アイリスフーズ株式会社が扱う、
静岡県駿東郡小山町で採れたミネラルウォーター由来の炭酸水です。

小山町には何度も行った事があるのですが、
富士山の存在がすぐ近くに感じられる場所で、
豊かな自然が多く残るエリアです。
なるほどこの辺りで採れた水なら美味しいに違いない!
そう思わせてくれる雰囲気があります。

強炭酸を謳っているだけに刺激は強めです。
口の中に入れた瞬間バチバチっと心地良く弾け、
後味はサッと引く感じなので飲みやすいです。

アイリスは他にも炭酸水をオリジナルとして販売していますが、
この製品は自社工場生産品です。

あとがき

私が選んだランキングを見てくださった方に感謝します。

炭酸水は最近とても熱い商品だと思います。
少し前までは選ぶほど製品の種類が無かったのに、ここ最近あちこちのメーカーが製造販売を始めたため、選ぶ楽しみがあります。

そのまま飲むのはこの製品、お酒を割るのはこの製品みたいに、こだわりを持って製品に接すると楽しいですよ!

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