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小笠原 由貴さんの「チーズの種類ランキング」

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更新日: 2020/11/09
小笠原 由貴

チーズライター

小笠原 由貴

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まえがき

大好きなチーズはたくさんありますが、今回は「味が好きなもの、よく食べているもの、冷蔵庫に入っている頻度が多いもの」を考慮してランキングしてみました。定番で外せないチーズばかりです!

ランキング結果

1コンテ

コンテチーズまたは 「コンテ」 (Comté) は、フランス東部のジュラ山脈一帯・スイスとの国境付近で作られているフランスを代表する熟成ハードチーズ。生産量は、フランス産AOPチーズの中で最も多い年間約60,000トン。

何度食べても美味しさにうっとり。間違いないチーズです!

フランスチーズで断トツの生産量を誇る、ジュラ地方の山のチーズ、コンテ。山々に自生する草花を食んだ牛のミルクを使用しているため、その土地の風土を反映した複雑な風味を持ち、表情豊かな味わいです。

コンテの華やかな香り、ボリュームのあるミルク感と旨みは、何度食べてもうっとり。
そのまま食べて美味しいのはもちろん、お料理にも使いやすい万能チーズだから、フランスでは老若男女問わず最も好まれています。チーズ好きが最後に行きつくのはコンテ…というケースも多く、たくさんの人を惹きつけてやみません。

ちなみに牛柄と言えば普通は白黒のホルスタイン模様ですが、私は白茶の「モンベリアルド種(コンテのミルクを出す主な牛の品種)」模様を見ると、非常に気分が上がります!(そういうチーズ好きは私だけではないハズ!)

2パルミジャーノ・レッジャーノ

パルミジャーノ・レッジャーノ

パルミジャーノ・レッジャーノ(伊: parmigiano reggiano)はイタリアを代表するチーズのひとつ。イタリアチーズの王様とも呼ばれる。日本でパルメザンチーズとして販売されている粉チーズの多くはアメリカや日本製であり、パルミジャーノ・レッジャーノとは別物である。 名前の由来は地名からきており、パルマ、レッジョ・エミリア、モデナなどのエミリア・ロマーニャ州およびロンバルディア州の一部で作られ、DOPの認定を受けたものだけが刻印を押されて「パルミジャーノ・レッジャーノ」を名乗ることができ、認定を受けられなかったものは側面に×印をうたれてしまう。

旨味の塊!そのまま食べて良し、お料理に使って良しの万能チーズ

約40㎏もある太鼓型で、イタリアを代表する超硬質チーズであるパルミジャーノ・レッジャーノ。その多くは2年近くの熟成を経て日本へ届けられるので、アミノ酸が結晶化した白い斑点があり、シャリっとする食感も特徴です。

旨味の塊の様なチーズなので、そのまま砕いて小腹満たしやお酒のつまみにいただいても最高!もちろん削ってパスタやリゾット、サラダ等に使うと、たちまちお料理を美味しくしてくれる魔法の食材でもあります。
だからパルミジャーノ・レッジャーノの塊を常備しておくと本当に便利。私はここ数年、このチーズを切らしたことは1日たりともありません。

また、低脂肪&高タンパクなパルミジャーノ・レッジャーノはアスリートにもぴったり!携帯性も良いので登山等のお供にもおすすめです。
2019年にパルミジャーノ・レッジャーノの工房を訪ねてチーズ作りの様子や圧巻の熟成庫を目にした事もあり、ますますファンになったチーズです。

3モッツアレラチーズ

モッツアレラチーズ

モッツァレッラ(伊: mozzarella)は、イタリア産のチーズの一種である。モッツァレラとも表記される。イタリア南西部のカンパニア州が原産。くせの無い味わいで、独特の弾力ある歯ごたえが特徴である。熟成工程を経ないため、フレッシュチーズに分類される。 モッツァレッラという名前は、その製法にちなみ、「引きちぎる」を意味するイタリア語「mozzare」に由来するとされる(硬い表面が無いため、「シャツを着ない」を意味する「scamozzata」を語源とする説もある)。 18世紀、イタリアのサレルノから誕生した。

しなやかな繊維と滴るジューシーさ、ミルク感が肝!日本の食卓への馴染みやすさはNo.1!

すっかり日本の日常に定着し、スーパーにも必ず置いてあるフレッシュチーズのモッツァレラ。クリーンでクセのない味、ストレートなミルク感は、素材を活かす日本の食卓にも馴染みやすいと思います。

塩胡椒とオリーブオイルをかける定番スタイルはもちろん、カプレーゼ等のサラダにしたり、ピッツァやグラタン、フリットに…と、使い勝手が良いのも魅力です。加熱すると、よ~~く伸びる様子にも食欲をそそられますね。

食べる時はナイフでカットするより手でちぎるのが私のお気に入り。口当たりがよく、モッツァレラならではの繊維感とジューシーさを堪能しやすいように思います。

4モン・ドール

モン・ドール

ヴァシュラン・モン・ドール(Vacherin Mont d'Or)もしくはモン・ドール(Mont d'Or)は、フランスおよびスイスの伝統的なチーズである。毎年8月15日から翌年の3月15日までの期間限定で生産され、9月10日から翌年5月10日まで販売される季節のチーズである。フランスとスイスの国境付近、ジュラ山脈の周辺で手作業で生産されており、この場所にある山が名称(Mont d'Or =「金の山」)の由来となっている。

とろ~り柔らかい、スプーンですくって食べるチーズ。丸ごと焼いても美味!!

熟成すると中身がとろりと柔らかくなる、フランシュ・コンテ地方のチーズ、モン・ドール。カスタードの様に滑らかな生地をスプーンですくって食べる味わいは、官能的でうっとり。優しく上質なミルク感は、一度食べると多くの人をトリコにしてしまいます。

そのまま食べても美味しいモンドールですが、にんにくのみじん切りとパン粉をふり、木箱ごとオーブンに入れてグツグツするまで焼くと、まるでチーズフォンデュの様!パンにからめていただくと至福です。

製造期間が8月15日から翌3月15日と決められている、季節感のあるチーズなので、肌寒くなってくると食べたくてソワソワしてしまいます。

5ブッラータ

ブッラータ(イタリア語:Burrata)はイタリア原産のフレッシュチーズである。水牛または牛の乳を原料とし、モッツァレッラと同様にパスタフィラータ製法で作られる。 イタリア南部のムルジア地方で、特にプッリャ州アンドリアとその周辺での名産となっている。DOPを取得していないために、産地、製法や名称は厳密には決められておらず、ブッラータもしくはブッラータタイプのチーズが出回っている。しかし、現在でもプッリャ州では手作りを重んじアルティザン・チーズとして確立されていて[1]、イタリア国内では「PAT(Prodotto agroalimentare tradizionale、伝統農業食品)」に指定されている。 「ブッラータ(burrata)」はもともとイタリア語で「バターを入れた(buttered)」と言う意味。なお、日本では一部の店舗ではブラータと呼ばれている。

中からとろりと出てくるストラッチャテッラがたまらない!濃厚クリーミーなフレッシュチーズ。

「ストラッチャテッラ」と呼ばれる裂いたモッツァレラとクリームを合わせたものを、袋状にしたモッツァレラ生地の中にたっぷりと詰めたイタリアチーズ、ブッラータ。
鮮度が命なので、産地から遠い日本では入手困難でしたが、最近は国産のものも多く作られるようになったり、スーパーでも扱われていたりして随分と定着したように思います。

ナイフを入れると中身がとろりと流れる様子はそそられますし、クリーミーな味わいにもうっとり。
ここ数年、世界的に人気が高まっているというのも納得です。

あとがき

ランキングをご覧いただきありがとうございました!
チーズ選びの参考になると嬉しいです。

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