1分でわかる「チーズの種類」
低糖質でダイエットにもおすすめ!「チーズ」の魅力
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栄養がバランスよく含まれる「チーズ」。世界には数十種類のチーズがあり、日本でも普段から口にしている人が多い食べ物です。なんと、タンパク質が同じ乳製品である牛乳の10倍も入っているというヘルシーフード!ビタミンC以外のビタミン、カルシウム、鉄分、ミネラルなどの栄養素が含まれており、健康志向の人から愛されています。低糖質なので、ダイエット中のおやつにもぴったりです。
チーズの歴史
ヨーロッパチーズの誕生
記録に残っている、ヨーロッパ最古のチーズは紀元前8世紀ころの古代ギリシャです。叙事詩オデッセイのなかにチーズを作る記述がされており、チーズが神様への供物であったそうです。その後、帝政ローマ時代にヨーロッパ中にチーズが広まり、チーズの文化が根付き始めました。その当時に誕生したのが、羊乳で作られた「ペコリーノ・ロマーノ」です。現在でも食べることができ、硬めで少し塩辛い味わいが特徴です。
日本での最初のチーズ
日本のチーズ文化は、飛鳥時代までさかのぼります。当時、西アジアでチーズ文化が発祥していたことから、日本にも伝わってきました。しかし不老長寿など効くとされていたことから、貴族の間でのみ親しまれた高級品でした。作り方はシンプルで、牛乳をひたすらに詰めただけのも淡泊な味わいのチーズだったそう。それが日本最古のチーズといわれている「蘇」です。
ナチュラルチーズとプロセスチーズの違いって?
ナチュラルチーズの特徴
ナチュラルチーズとは、乳を乳酸菌などの働きで発酵させて固めたもの。原材料や製造方法、菌やカビなどによって風味が変わり、時間が経つと風味がま増すことから生きているチーズとも言われています。
プロセスチーズの特徴
プロセスチーズとは、ナチュラルチーズを加熱したものに乳化剤を入れて固めたもの。ナチュラルチーズに比べて日持ちしやすく、価格のリーズナブルです。また栄養価が高く、クセがなくて食べやすいので老若男女問わずおすすめできます。
チーズの種類紹介
フレッシュチーズ
フレッシュチーズで代表的なのは「モッツアレラチーズ」や「リコッタチーズ」。クセがなく、さっぱりとした味わいで食べやすいのが特徴。味はミルク本来の旨味を感じ、水分が多くて食感が軽いです。
青カビチーズ
別名ブルーチーズともいわれる青カビチーズの代表は、「ゴルゴンゾーラ」や「ロックフォールチーズ」です。青カビ特有の独特な香りがするのが特徴で、濃厚で酸味が強い味わいのチーズが多いです。
白カビチーズ
別名ホワイトチーズと呼ばれる白カビチーズの代表的なものは、「カマンベール」や「ヌーシャテル」です。クリーミーでマイルドな口当たりが特徴。熟成するタイプのチーズなので、風味の変化を楽しむことが出来ます。
ウォッシュチーズ
ウォッシュチーズで代表的なのは、「エポワス」や「リヴァロ」です。表面に特殊な菌を植え付けることで熟成させて作られています。少しクセがありますが、まろやかな食感が美味しいのでおすすめです。
シェーブルチーズ
元祖チーズともいわれるシェーブルチーズの代表的なものは、「サント・モール・ド・トゥーレーヌ」や「クロタン」。山羊の乳から作られたチーズで、質感は柔らかめです。出来立ての酸味がある味わいから熟成後のコクのある風味の変化を楽しめます。
ハードチーズ
ハードチーズの代表的なものは、「パルミジャーノ・レッジャーノ」や「ラクレットチーズ」です。カードを強くプレスしたナチュラルチーズで、約6ヶ月から2年ほどの時間をかけてゆっくりと熟成させます。味の変化はほとんどなく長期保存するのにぴったりです。コクと深みのある旨味が特徴なチーズ。
セミハードチーズ
セミハードチーズの代表的なものは、「ゴーダチーズ」や「プロヴォローネ」です。比較的硬めにチーズで、熟成期間は半年から1年ほどです。香りがよく、味もマイルドなのでチーズ初心者の方も挑戦しやすいです。
チーズの作り方
日本人に馴染みあるゴーダチーズの製法
13世紀ごろにイタリアで誕生した「ゴーダチーズ」は、日本人の口に合いやすく食べやすいチーズです。作り方は、まずベースとなる生乳を65度以下で殺菌し、約32度まで冷やします。冷やしたものに「レンネット」というタンパク質を固めたものを生乳に添加します。そして、できたものを型に移して、固まるのを待ちます。固まると、ホエーといわれる乳から乳脂成分などを取り除いたものを、圧力をかけて抜きます。最後に、約2ヵ月熟成させれば完成です。工程自体は少ないのですが、上手く作るのにはコツが必要!熟成させるほど、深みのある味わいが特徴です。
日本で人気の高いカマンベールチーズの製法
口どけがまろやかで、老若男女問わず好まれる「カマンベールチーズ」。作り方は、まず生乳を低温で殺菌します。温度が32度くらいになったら、生乳に乳酸菌とレンネットを入れて1時間ほど待ちます。固まってきたら、四角くカットして丸型の型に入れます。徐々にホエーが出ていき、翌日完全に水分が抜けたら、型から取り出して塩を加えます。1週間ほどすると、全体が白カビで覆われるので、カビの発生を抑えつつ、数週間熟成させたら完成です。チーズのなかでも、比較的作るのが簡単なので、手作りに挑戦するのはおすすめです!
チーズの熟成って?
チーズの熟成とは、時間の経過によって、チーズや空気中の微生物などによって、チーズの風味が変化することを言います。美味しいチーズを作る過程で、熟成はとても大切で、味が長持ちしたり、旨味を凝縮させたりといいところばかりです。
チーズを使った定番スイーツ
チーズケーキ
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クリームチーズやカッテージチーズを使用した、濃厚な味わいが美味しい「チーズケーキ」。パイ生地の型にチーズを詰めて焼く「ベイクドチーズケーキ」、チーズに砂糖や生クリームを入れゼラチンで固めた「レアチーズケーキ」、チーズに卵白を加えてふわふわに仕上げた「スフレチーズケーキ」など、種類が豊富です。
ティラミス
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イタリア発祥の有名なデザート「ティラミス」。コーヒーとお酒をしみ込ませたスポンジケーキとマスカルポーネをつかった、柔らかい食感と大人のほろ苦さを特徴です。
チーズを使ったおつまみレシピ
アボカドチーズ焼き
アボカドとチーズを使った自宅で簡単に作れる「アボカドチーズ焼き」。作り方は、まず縦半分に切ったアボカドの種と実を取り出して、実は器にいれてほぐします。次にアボカドが入った容器に、ツナ缶30g、マヨネーズ大さじ1と1/2、ケチャップ小さじ2を入れて混ぜ合わせます。そうしたら、混ぜ合わせた具材を最初にくり抜いたアボカドの皮のなかに入れ、上にピザ用チーズをのせてオーブントースターで5分から6分焼いたら出来上がりです。
シシトウとチーズの生ハム巻き
生ハムを使った、まるでオシャレなバルで出てくるような「シシトウとチーズの生ハム巻き」。作り方は、まず用意したシシトウ3本を粗く刻みます。次に、刻んだシシトウとクリームチーズをよく混ぜ合わせます。最後に混ぜ合わせたものを生ハムで巻いたら完成です。
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