1分でわかる「藤井風」
令和の有望アーティスト「藤井風」
藤井風は、2020年にメジャーデビューしたシンガーソングライター。12歳の頃からYouTubeにピアノやサックスの演奏動画を投稿し、岡山弁を交えた弾き語りなどでチャンネル登録者数を増やしていきました。2019年にファーストシングル『何なんw』が配信されたのを皮切りに、『もうええわ』(2019年)、『優しさ』(2020年)、『キリがないから』(2020年)などを次々にリリース。その後、ドラマ「にじいろカルテ」とのタイアップ曲『旅路』(2021年)や、ホンダのCMに起用された『きらり』(2021年)を発表し、さらに注目度を高めています。
歌詞がグッと来る
聴いてるだけでほろっと涙が出る曲です。嫌なことも忘れて、争いなどもやめて生きたいなと自分の抱えている問題などに寄り添ってくれているような感じにもなります。優しい楽曲にのせて、メッセージ性が強いためスッと心に入ってきて、無我夢中で生きているだけが人生ではない、自分には帰る場所があり、逃げてもいい、休んでもいいのではないかと思わせられるような歌詞にほろっとこさせられます。藤井さんの独特の歌声がこの曲に合っています!
ルームさん
1位(100点)の評価
涙を誘う言葉の流れ
注目すべきは歌詞のなかに積まれていく一つひとつの言葉。曲を聴きながら、この言葉の数々を追っていくだけで自然と涙が出そうになります。
誰もがいろんな物事に執着して、いろんな思いを抱えながら生きています。ただ、命が尽きる死に際に、それらをすべて手放していったら「生まれたままの姿」と「愛(愛情)」だけが残るのかなと思っています。
この曲のテーマは強い執着心や抱えている思いからの解放・脱却だけど、それは命が尽きるとき、つまり「死」が隠されたメッセージなのかと考えています。歌詞に積まれた言葉もひとつの魅力ですが、曲のなかにある、たくさんんの音やメロディーにも注目。ピアノとストリングスが歌に薄く色づけしながら、言いようのない独特のハーモニーを奏でています。
最初に聴いたとき、不思議な魅力がある曲だなと思いました。
音楽は人によって強く好みが分かれるもので、聴ときの心の状態によっても受け止め方が違ってきます。ですが、一度は聴いてほしい、とくに歌詞に込められた言葉を目で追いながら聴いてほしいですね。[続きを読む]
95969gyさん
1位(100点)の評価
まるで文学作品
歌詞が、とても文学的だなって思いました。綺麗な表現で、聴いていると、その作品世界にのめり込んでしまいました。
この「帰ろう」の歌詞のなかには、好きな人が振り向いてくれないことへの、執着ではなく、諦めを感じます。でも、その諦めは決して後ろ向きなものではないのが魅力的です。
この歌詞には、相手に恋をして、いつしか心がすれ違ったことへの後悔は微塵も感じさせません。
新しい明日への勇気を感じさせてくれる曲です。
勝美さん
1位(100点)の評価