近年、本屋大賞など多くの賞を受賞したり映画化されたりと、人気が急上昇している伊坂幸太郎の描く推理小説。そこで今回は伊坂幸太郎人気書籍ランキングをみんなの投票で決定!映画化もされた妻を殺したひき逃げ犯に復讐を誓う「グラスホッパー」や、その続編である「マリアビートル」、一般的に広く認知される決定打となった「重力ピエロ」などの代表作は何位にランクインしているのか!?あなたの投票もお待ちしています。
最終更新日: 2021/01/13
このお題は投票により総合ランキングが決定
1971年生まれ、千葉県出身。東北大学を卒業したのち、システムエンジニアとして働きながら執筆活動を行い、2000年「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビューしました。主な執筆ジャンルは、随所に伏線を張り巡らせて終盤で一気に回収するスタイルのミステリー。「重力ピエロ」(2003年)、「アヒルと鴨のコインロッカー」(同年)、「グラスホッパー」(2004年)、「ゴールデンスランバー」(2007年)など、映画化される作品も多いです。
「アヒルと鴨のコインロッカー」で2004年の吉川英治文学新人賞を、「ゴールデンスランバー」では2008年の本屋大賞を獲得するなど、伊坂幸太郎にはいくつもの受賞歴があります。2019年2月現在で記憶に新しいのは、2014年の大学読書人大賞「マリアビートル」、2017年の静岡書店大賞「AX アックス」。両作品は、「グラスホッパー」に連なる"殺し屋シリーズ"として高い評価を得ています。
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1位ゴールデンスランバー(小説)
2位重力ピエロ(小説)
3位砂漠
4位陽気なギャングが地球を回す(小説)
5位アヒルと鴨のコインロッカー(小説)
1位ゴールデンスランバー(小説)
2位重力ピエロ(小説)
3位砂漠
4位陽気なギャングが地球を回す(小説)
5位アヒルと鴨のコインロッカー(小説)
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兄弟の絆。
兄弟の絆、家族の繋がりを考えさせられるストーリーです。最初の1文から綺麗な表現で引き込まれました。
放火事件の手掛かりをヒントに犯人を追いかける2人ですが、そこにはある秘密が隠されていました。映画化もした作品ですが、加瀬亮さんと岡田将生さんは2人ともイメージがぴったりでした。
伏線が全て回収されて謎が解けたときの爽快感はたまりません!
最初から色々な要素が盛り沢山の話なのですが、読んでいくにつれてそこで繋がるのか!とワクワクしながら読み切りました。放火事件も落書きも遺伝子も、全て関係ないように見えてスッキリまとまります。
主人公の弟の春が、危ういながらも綺麗でずっと見守りたくなります。
文才ぶりを発揮
まだ伊坂幸太郎がデビューしてまもないころの作品ですが、作者のセンスを一文目から感じさせてくれる素敵な物語の始まり方です。徐々にミステリーが明かされていく様子は、とんでもない小説家が現れたものだと感心させられました。
血のつながりとは
「春が2階から落ちてきた」という書き出しが有名。
テクニカルでありながら詩的な描写も多く、哲学的な重いテーマも多い伊坂作品。
その中でも業が深く、切なく、考えさせられる設定をあえて置き、そこから思考を展開して結末まで導いているのが見事。
重いサスペンスかと想いきやサクサク読めます
「家族」という重くて大きなテーマをユーモアを交えて軽快に描いています。重い過去を持つ兄弟と連続放火事件、事件現場に残された謎のメッセージから、物語が展開していくミステリー…かと思いきや!?
学生時代の青春
自分のが学生時代と重ね合わせてのめり込んだ本です。
随所に出てくる名言が、自分の人生にたまらなくヒットしました。
この本を若い頃に読めたらとも思いましたが、いつ読んでも遅くないです。
これから学生生活を迎える人はより夢と希望を持てる本だと思います。
青春やな〜
伊坂幸太郎さんの「砂漠」という作品は、とにかく青春を感じることが出来ます。大学生数人の非日常を日常で表しているこの作品は何度でも読み返してしまいます。大学生の時を懐かしがってしまうあなたに読んで欲しいです。
青春
大学生活の自由な空気間を内包した小説です。初めて私がこの小説を目にしたのは高校生の時でしたが、その時まで漠然としていた大学でのキャンパスライフというものが、この小説を通じてイメージすることができました。
最高の青春小説
伊坂幸太郎作品No.1であると同時に、学生時代に呼んで起きたい本No.1でもある小説です。どこかにいそうでいない個性的な大学生たちの日常が伊坂幸太郎節を交えて描かれています。
こんな青春過ごしてみたい。
趣味も性格も生い立ちも何もかも違う。でも彼らはまぎれもなく仲間だ。春夏秋冬を巡る5人の大学生の男女のお話。自分にとって大切なものを見つめるきっかけをこの1冊はくれた
愉快な強盗集団。
伊坂幸太郎さんの小説で初めて読んだ本です。ジャケットが印象的で買ってみたのですが、すらすら読めて面白いです。一癖二癖もある登場人物達4人が強盗を企てるのですが、会話が多く一向に話が始まらないのが面白いです。
4人とも個性があって読んでて飽きません。続編も出てるのでおすすめです。
伏線回収の教科書
伊坂幸太郎の伏線は「わかりやすい」「笑える」「心が温まる」と気持ちの良いものが多いが、その真骨頂がこの作品。ラスト数ページのためだけにそこまでの300ページがある。1文字も無駄がないあらゆる要素が最後一気に弾けていく感覚は読書体験として至高。
笑いありの爽快ストーリー
独特の個性、能力を持つ銀行強盗犯達がとても魅力的です。嫌な後味がせず、さわやかにストーリーが進んでいきポンポン読むことができます。細やかな伏線回収もあり、さすが伊坂幸太郎さんという感じです。悪いことをしているのに憎めない4人が大好きです。
どことなく哀愁漂う物語。
アパートに引っ越した主人公の大学生は隣の部屋の住人からある話を持ちかけられます。終盤に行くにつれて嫌な予感がし始めて、真実を知った時はすっきりというよりはちょっと悲しい気持ちになりました。アヒルと鴨のコインロッカーとはそういうことかとタイトルの謎も解けます。
音楽好きにオススメ
自分自身、ボブディランの曲をよく聞いていたので、本を読みながらも頭の中に音楽が流れて、なかなか面白い読み方ができる本だったので選びました。
登場人物や設定が、ちょっと日常にはあまり起こりえないところが面白かったので、小説ならではの疑似体験ができるところが好きです。
純粋なミステリー小説
この小説は伊坂さんっぽいなと感じた小説です。話が進むにつれて2年前の物語と現在の物語が少しづつ繋がっていくのが読んでいて面白かったです。また最初は全体的に雰囲気も内容も不思議な感じが漂った話に見えるのですが、最後には全てスッキリしているのもこの小説の魅力だと思います。そして結末も語りすぎないのが読了後の満足感を増長させてくれた覚えがあります。
アヒルと鴨
最初はわけが分からない、しかしそれがあることをきっかけに次々とパズルをはめるようにつながっていき、一つの事実にまとまっていく。
その気持ち良さは伊坂幸太郎の真骨頂。
映画化もされていますが、瑛太がいい味を出しています。
雨と共に現れる無気味な死神の周りの人間、そして死神自身の心理描写が繊細でおもしろいです。
現れる死神がどの登場人物よりも人間味があり、無気味なのにどこか抜けていて伊坂さんの作品でいちばん好きなキャラクターです。短編集なのですが、最後で話が繋がるのはハッとしました。人生は色々で、いつ死ぬかわからないなと考えさせられる作品でした。
なにこの面白い作品
この作品は、とにかく面白いです。ざっくり言い過ぎましたが、伊坂幸太郎さんの視点には驚かされます。どのような生き方をしてきたら死神からの視点を身に付けることが出来るのか。直接会ってお話を聞いてみたいものです。
伏線回収の短編
主人公の死神が死ぬ直前の人間の様子を観察する話。観察する人間ごとに話は独立していて、その人その人の人生にスポットを当てていく。題名に反してハートフルで、その演出の一つとして伊坂流の伏線回収が上手い味を出している。読んだ後は「ミュージック!」が聴きたくなった。
不思議なストーリー
死神である主人公が、音楽が好きだというところで人間社会に興味を持っているのが、ある種Death Noteの死神を彷彿させてくすりとしました。ただ、小説の内容自体はとても心温まるハートフルストーリーです。
不思議な体験を
素手で他人に触ろうとしない、そんな人がいたら…。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生が書かれています。なんだかユーモラスがあって、でも切なくて…。不思議な体験をしているような作品です。
死神っているのかもしれない。あなたもそう思うようになるでしょう。
淡々としたミュージックが好きな死神・千葉
死神というから物騒な話かと思いきや、意外とほっこり
たまにほろり
他にない不思議な魅力の一冊
江戸以来外界から遮断されている荻島でのお話です。
荻島には嘘しか言わない画家や殺人を許された男など、妙な人が住んでしました。コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤が気づくと萩島にいて・・・というお話。
なんとも言えない不思議な話
不思議な世界に取り込まれあっという間に読めるところがこの作品の魅力です。喋るカカシや、そもそも主人公がやってきた島の設定や、浮世離れした不思議な世界が読者を包み込みます。全然関係ないような話が最後には1つになるのが気持ちいいです。また、勧善懲悪なのも読後感を良くする要素だと思います。
短編集ですが、最期にすべてが繋がります。
各章で主人公が変わる短編集です。それぞれのストーリーは独立しているのですが、共通した登場人物が登場しており、最期にストーリーが繋がるというかなりイカした構成になってます。もちろん伊坂幸太郎作品特有の読後感も。
たくさんの要素が楽しめる
この小説では伏線により話が進むにつれ謎が解けていくという伊坂さんらしい要素もありつつ、こういう話では本来は見えない人間味みたいなのも見えてくるし、それでいて駆け引きやバトルっぽい要素も兼ね備えていて、ものすごく多くの要素があるのに綺麗に纏まっていると思います。さらに序盤から目的がはっきりしてるので物語の展望を見失わずに済むのも楽しく読めた要因だと思います。
何よりも蝉がこの本の1番の見どころです。
殺し屋の物語なのですが、重苦しくなくどこかコミカルな雰囲気があります。内容はとても濃いのですが、たった2日間の出来事と考えると目が回ってしまいそうです。シリアスな場面なのに緊張感がまったくない会話だったり、読後のスッキリするような少し後味が悪いような感じは伊坂さんならでは。
伏線たっぷり殺し屋ストーリー
殺し屋というだけで少し厨二心くすぐられるテーマですが、自殺屋や押し屋など地味な殺し屋です。非情で人とは思えないことをする時がほとんどですが、人間味のある部分も垣間見れます。その描写があまりにも生々しく、伊坂さんらしく、とても好きです。こんな些細な描写が最後にの子に繋がるなんて、という伏線回収も忘れません。
伏線まみれ
伊坂幸太郎の小説は常に伏線が張られているが、この本は特に伏線の張り方が秀逸だと思いました。殺し屋たちにも個性があり、また、非人道的な職に携わる人たちの人間味あふれる姿から、本当にこのような世界があるのではと錯覚させられます。
先が読めない展開にドキドキしました
別々の4つの事件が仙台駅周辺で繰り広げるストーリー。交錯する十以上の人生を丁寧に読んで行かないと的外れな推理になります。伏線を見つけてください。先が読めない展開にドキドキしました。
生き方を見直します
誰にでも起こりうることなのに、意外に人はそれを実感していないのだと、ハッとさせられた本でした。
いまだにこの小説の中に出てくる名言は自分の人生の根底にあり、常日頃思い出して生活しています。
伊坂幸太郎を読んだことがない人にも読みやすい本だと思ったので、2位にとりあげさせてもらいました。
4人いる父親
4人父親がいるという謎な家庭環境の少年。しかし父親たちの息子への愛は本物で、息子がピンチに陥ると、体育教師・ホスト・ギャンブラー・大学講師それぞれの特徴と能力を活かし、何としてでも救おうとする少し変わった「親父愛」が見所。
伊坂さんらしくない小説
終わり方はどこか中途半端に感じましたが、とても好きな作品です。伊坂さんの小説によくある張り巡らされた伏線を回収してラストにひっくり返す的な小説ではないのに中身は謎の超能力を使った頭脳戦になっていて、純粋に進んでいくストーリーは今までにない感じでした。心情表現やストーリーの起伏に重きが置かれているので1ページ1ページ読み進めるのが楽しかった思い出があります。あと漫画版もよく出来ていて面白いです。
届けよ、誰かに、頼むから
オムニバスだけど読み応え抜群。特にあるバンドマンの叫びが時空を超えて誰かを救う話は胸がすっとします。なんだか明日も頑張って生きていこうとそんな気にさせてくれるはず。
伏線回収すぎる…
この作品は、とにかく伏線回収の鬼です。小さな物語が何個か描かれているのですが、最後の物語を読んだ瞬間に鳥肌が立ちました。全てのことが繋がって鳥肌が立った小説は後にも先にもこの小説だけだと思います。鳥肌立てたい人におすすめです。
首相暗殺
意外と設定が突飛だったり漫画的だったりするのも伊坂幸太郎の魅力の一つ。
この作品も首相暗殺というとんでもない陰謀からはじまり、普通の人間がわけもわからず日本を揺るがす陰謀に巻き込まれていきます。
シナリオは相変わらず緻密ながら、いい意味で地に足をつけない大胆なストーリー展開が魅力。
ノンストップな展開
国家的な冤罪を受けた主人公が追手からひたすら逃げる物語。仲間を頼って走って走って、トラックの積荷に紛れたり、地下水道を通っていったり。映画のようなスピード感で一気に読み進んでしまう。伊坂幸太郎の伏線回収も効いていて、ラストシーンでは泣いてしまった。
陰謀ミステリー
陰謀により、主人公が逃げなくてはいけなくなってしまうハラハラ感や、その中でも助けてくれる人々がいる優しさなど引き込まれる要素が沢山ある作品です。殺人鬼など魅力的なキャラクターが多いのもポイントが高いです。ただ、最後が決してハッピーエンドといえるものでは無いので4位です。色々考えさせられる話です。
ハラハラドキドキが止まらない
衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳の逃走劇。もし自分なら青柳のような選択をするだろうか考えながら読んだ作品です。伏線がたくさんあるので見逃さないように
恐怖
世の中の流れ・空気間といったもので、罪を犯していなくても罪になってしまうのではないかととても恐怖を覚えました。先の展開が全く読めず、スリリングな展開に手に汗握り、とてもハラハラしました。一気に読み進められます。
ハラハラドキドキ
とにかく逃げる。覚えのない罪で警察から追われる青年は死に物狂いで逃げる。途中なんども「もうダメだ.......」と読んでいるこちらが諦めそうになってしまいます。
あの手この手で逃げる
得意の伏線回収で読後のスッキリ感たるや…。一気に読めます!
逃げろ、地の果てまで。
テロリストに仕立て上げられたら。あなたならどうしますか。
国家権力と戦う男の話。息もつかせぬ展開でページをめくる手が止まらない。