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金閣寺(小説)に関するランキングと感想・レビュー

金閣寺(小説)

引用元: Amazon

最高評価

83.2

(17人の評価)

三島由紀夫の書籍ランキング」で最も高い評価を得ています。

金閣寺(小説)の詳細情報

参考価格3,945円(税込)

『金閣寺』(きんかくじ)は、三島由紀夫の長編小説。三島の最も成功した代表作というだけでなく、近代日本文学を代表する傑作の一つと見なされ、海外でも評価が高い作品である。 1956年(昭和31年)、文芸雑誌『新潮』1月号から10月号に連載された。単行本は同年10月30日に新潮社より刊行され、15万部のベストセラーとなった。文庫版は新潮文庫で刊行され、累計売上330万部を超えているロングセラー小説でもある。(引用元: Wikipedia)

金閣寺(小説)がランクインしているランキング

感想・レビュー

全 11 件を表示

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

比類なき傑作

三島由紀夫の作品を読んだのはこの「金閣寺」でした。難解で複雑な文章に苦戦し、一行を読んではすぐに眠くなり、結局読み終わるのに半年もかかってしまいました。そんな読み方では普通は物語の筋など覚えておらず、理解できないはずなのですが、最後の一文を読んだ瞬間、私の中に何か大きな変化が起きたのを感じました。いつの間にか涙を流し、過去の自分から脱皮した気がしたのです。それからは何十回も読み直し、その文章の壮麗さや心理描写の巧みさや哲学的な談義の面白さなどに感嘆しました。ただ、最も感銘したのは、主人公が金閣寺を焼くことで、自分を束縛していた未来や過去を破壊し、精神を自由に解き放ち、新たな自分に成長するというラストのシーンが、初めて読み終わったときの私と重なっていたことです。全人類に向けて三島由紀夫が示した進化と革命の書。

shuto

shutoさん(男性・30代)

1位(100点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

ショッキングな青春の体験にドキリとする。

綴られる内容はショッキングなものが多く、主人公少年やその友人の素行については決して良いものだとは言えません。
しかし、人物が起こす各アクションごとに生じる人間心理を表す描写はとても迫力があり、テンポもよくて読みやすい、そしてとんでもない事件を起こす主人公にどこか共感を得ることもできるのが不思議な魅力となっている作品です。
最後に燃える金閣寺をイメージして読後の余韻に浸ったことが想い出深いです。

おしも

おしもさん(男性)

1位(100点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

解らないでも無い。

個人的にこれぞ三島文学だと思っています。
綴られる美しい日本語と情景とに圧倒され、この醜く拗けた主人公の心情がこうも美しく表現され、語らせるのかと溜息をつきながら読みました。
屈折した精神を見下しながらも共感してしまう、複雑な年頃にハマった作品です。

ASH

ASHさん(女性)

1位(100点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

いろいろな大切なことに気づかせてくれる良い小説

この小説には幼い頃から「金閣寺の美しさ」について父親から教え諭されて育った少年の中で、金閣寺の存在が少年の人生に良くも悪くも強い影響を与えて行くストーリーが描かれていますので、親が子に諭す言葉についての重要さについて色々と考えさせられました。様々な大切なことに気づかせてくれる良い小説だと思います。

kyawa

kyawaさん(女性)

2位(95点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

狂おしい自我と美への執着

「豊饒の海」四部作を一纏めに1位として、2位がこちら。
ですが、本作は内容といい、金閣のことを「時間の海を渡ってきた船」と表す言葉・文章の美しさと言い、1位と並んだり入れ替わることもしばしばです。
20代の頃はこちらが1位だったし、何度か京都を旅した時は、荷物の中に文庫本を必ず入れていました。

malta

maltaさん

2位(90点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

感じるものが多い。

金閣寺の美しさに魅入られた男の話。高校生くらいの時に読んで、その頃は難しい表現や言葉が多く、理解出来ませんでした。吃りをもつ主人公、内翻足の友人のもつなんともいえぬ邪さや、道から逸れようとする葛藤が印象的でした。大人になってから読むと、感じるものが多いです。心理描写がとても上手い!

ny4649

ny4649さん(男性・30代)

1位(100点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

ストーリーと、描写が素晴らしいです。

読めば読むほど、三島由紀夫さんの表現力に驚かされました。
金閣寺の美しい情景を記している所が私にビシビシ伝わってきてすごい。
主人公のかなり異常な心理描写もすごくて、終始興味を持って読むことができました。

ベーコン

ベーコンさん(男性)

1位(100点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

溝口の心に共感した

美に対しての執着を持ってしまったコンプレックスの塊のような主人公の溝口にとても感情移入してしまいましたね。女性に対してもなかなか思い切りいけない姿が自分とダブりました。とても美しい文体が続き酔いしれる。文章の芸術作品だと思いました。

キャッチャー

キャッチャーさん(男性・40代)

1位(100点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

金閣寺が燃えた真相?

様々な悩みや、環境から自分の人生に絶望感や世界に対する拒絶感を感じ独特な歪んだ慣性から、失われてしまう美しさに気づいてしまった主人公。金閣寺に秘められる悲劇的な美。

Roku

Rokuさん(女性・20代)

3位(90点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

傑作

三島由紀夫の色褪せることのない傑作です。

おそら

おそらさん(女性・20代)

4位(85点)の評価

三島由紀夫の書籍ランキングでの感想・レビュー

文章が、言葉が、表現が美しい。

金閣寺が放火される作品。修学旅行で金閣寺を訪れた時、この小説を思い出し、しばらく動けませんでした。

usa

usaさん(女性・40代)

2位(95点)の評価

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