1分でわかる「綿矢りさ」
小説家・綿矢りさの魅力
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インストール(小説)
(引用元: Amazon)
綿矢りさは、1984年2月1日生まれ、京都府出身の小説家。高校在学中に『インストール』(2001年)でデビューし、大学進学後には『蹴りたい背中』(2003年)にて芥川賞受賞をしました。彼女の作品は、絶妙な比喩を交えたきめ細やかな表現と独特の文章が特徴的。とくに女性の心理を描くことに長けており、女性ファンからの共感と熱い支持を得ています。
綿矢りさの書籍
綿矢りさの代表作には、風俗チャットを体験する女子高校生を描いた『インストール』(2001年)、周囲に溶け込む事ができない主人公とアイドルオタクの同級生との交流で繰り広げられる青春小説『蹴りたい背中』(2003年)、恋愛経験のないOLが2つの恋の狭間で思い悩むラブコメディ『勝手にふるえてろ』(2010年)が挙げられます。どの作品においても、世界観におのずと引き込まれて展開があなたを待っています。
芥川賞最年少受賞記録を樹立
中編小説『蹴りたい背中』で芥川賞を受賞した、綿矢りさ。当時19歳であった彼女の史上最年少となる芥川賞獲得は、各メディアで取り上げられ世間に大きな衝撃を与えました。受賞作が掲載された月刊誌は異例の118万部以上を記録し、単行本はミリオンセラーを達成。多くの評論家に高い評価を得ました。
本当にありそう…
「夢を与える」は、子役になった女の子が過ごしていく生活について書かれている本です。子役になって華々しく活躍するストーリーではなく、彼女も人並みに恋をし、反抗期など紆余曲折な人生を過ごすという話です。子役のきれいなイメージが壊れる衝撃的な話ですが、これはこれでありそうと思わされてしまうのが綿谷先生の凄い所です。
つのさん
1位(100点)の評価
大人によって作られた偶像を生きる少女の上り坂と下り坂
確かな意思を持たないまま”芸能人”という偶像を生きることになった少女が上り詰めてから堕ちるまでが魅力的に書かれています。
上り坂の時は「こんな風に生きて、いつかダメになるのでは…」というどこか不穏な空気が漂い、サクセスストーリーなのに胸がざわつかされます。
成功とは何なのかを考えされられる作品でした。
Ryo011さん
1位(100点)の評価