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えみさんの「台湾・中国ドラマランキング」

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更新日: 2024/05/06

えみ

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ランキング結果

私が一番好きな中国ドラマの1つです

側室の娘の肩身の狭さや体罰など時代的な残酷さもありながら、主人公の変遷が興味深いドラマです。架空の人物ではありますが「大昔は実際にこんな人がいたかも」と思わせてくれる場面も多いです。
正妻と側室のいがみ合いや体罰などは残酷だと思いましたが、それも含めてカルチャーショックを受けた歴史ドラマです。また主演のチャオ・リーインさんとウィリアム・フォンさんがドラマの後結婚し1児を授かった事でも有名になった作品です。

純愛が実ればハッピーだけど時に残酷です

ヤン・ミーさんが主演でディリラバさんが姪の役で出演する神仙の世界の話です。ヤン・ミーさん扮する白浅は天真爛漫で義理堅く、成長する中で運命の男性と出会います。自分を裏切る男や好みでない男はあっさり拒否し、一度この人と決めた男はずっと愛し続けるという性格はカッコいいと思います。ただ白浅が「命より大切な恩師」を長い時間をかけて蘇らせたのを見て、師匠は内心自分を愛し待っていてくれたと期待したけど・・。悪い奴がその報いを受けるのはスッキリするけど、深い信頼関係があって心から愛する相手と「夫婦の縁が無い」辛さも見どころです。

2024年現在放映中:ヤン・ミー主演の満州国秘密警察のドラマです

現在放映中なので点数は暫定です。ヤン・ミーさんが戦時中の満州国秘密警察の科長としてスパイ拷問など聡明だけど残忍な仕事をしています。
満州国は日本の傀儡政権といわれ、清朝の元皇帝の政権で、日本人優遇で、共産党スパイ(中国は戦後共産党政権になるけどこの時点では反政府テロリスト)を掃討。中国本土は国民党政権で大戦末期の首都は重慶ですが、満州から見たらスパイ組織の1つです。更に朝鮮人中心の反日テロ集団(金日成などが主導)も満州などで活動していました。更にハルビンはソ連とも鉄道で繋がっている都市で、時折ロシア語表記やロシア正教会も出てきます。
現代の中国人聴衆から見たら反政府スパイが正義の味方で満州政府は悪者ですが、その悪者目線でドラマが展開するのは画期的な試みだと思います。
ヤン・ミーさん演じる関雪は満州貴族の末裔で、満州の特権階級で日本とも縁があるけど、過酷な体験から令嬢がこんな過酷な仕事をする事になりました。秘密警察のガラの悪い男どもの責任者として、穏やかに話す時と怒鳴る時のギャップが超迫力です。また彼女の圧倒的な存在感と芯の強さが、チン・ハオさんの双子を演じ分ける演技力を際立たせています。
そんな満州国最後の年に、関雪が昔の知人と出会った事から話は展開していきます。日本人の悪党も登場するけど、日本人が一方的に悪者という訳ではなく、歴史的背景をかなり誠実に描写してると思います(少なくとも前半は)。賛否があるとは思いますが、日本人にも当時の満州の複雑さを見て感じて欲しいと思いました。
ヤン・ミーさんが前事務所独立後初めての放映作品で、作風も共演者も一新しました。是非お勧めしたい作品です。

シュー・カイの現代ドラマも必見です

シュー・カイ君とヤン・ミーさんの成り行き夫婦がお互いを理解していく現代ドラマですが、愛があって最後まで楽しめました。私は最近ヤン・ミーさんにすっかりハマりました。続けて「斛珠夫人」「谢谢你医生」も見ましたが、今一番旬のアラフォー女優だと思いました。
シュー君はやはり短髪がいいので「烈火士官学校」も好きです(日本人が悪役過ぎる話なのは残念ですが)。これまで「カッコいい」「アクションも出来て好きな彼女を守るヒーロー」キャラでしたが、今回年上の彼女を愛し元カリスマ証券マンでもある主夫役で、長台詞や家事にチャレンジしました。数々の職業女性を演じた経験があるヤンミーさんの相手役になった事で、役者の幅を広げたんじゃないかと思います。ただシュー君の若いファンには嫉妬されたかも。
「尚食」のシュー君はカッコ良かったけど、2人共演の場面で夫婦愛が感じられなくて物足りなさを感じたのですが、今回は夫婦の愛情と元カリスマ証券マンと、細かい感情表現が良かったと思います。年下の「可愛さ」と頼りがいのある「ハンサム君」が共存していて良かったです。

3瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~

瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~

引用元: Amazon

『瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』(えいらく しきんじょうにもゆるぎゃくしゅうのおうひ、延禧攻略、Story of Yanxi Palace)は、2018年に放映されたテレビドラマ。

いい点はテンポの良さ、主人公が努力家・・

このドラマを史実と比べてるとかなり乖離してるんだけど、何が良かったのか考えてみました。まずエイラクが仕掛ける時のセリフや動きのスピード感はいいですね。それから乾隆帝が「名君になりたい」と政務に情熱を持っていて、富察傅恒は軍人として、エイラクは不遇の時も写経など努力を怠らない人物として描かれています。
もう1点、私は従来清朝の辮髪が嫌いでしたが、エイラクに登場する男たちは格好いいのは何故だろうと思ったら、頭髪の剃ってる部分が多いんですね。つまり正面から見て丸坊主に見えるから髪型に違和感が無いんです。

ヤン・ミーさんが男装の軍人役は最高です

冒頭で人魚が出てきて、真珠夫人というタイトルからも、現実離れしたファンタジーや、真珠のアクセサリーが好きな女性をイメージしましたが、全く違いました。私はヤン・ミーさんの現代ドラマにハマって時代劇も見ようと決めたのですが、架空の話でファンタジー要素もあるけど、古代の軍人として戦い、戦略やスパイ捜索もします。使命感を持った女戦士姿がカッコよく、一方で若き師匠を慕ってるけど・・切ないドラマです。
ヤン・ミーさんはドラマの大半で男装した軍人として登場します。ドレス姿も勿論美しいですが、ボーイッシュで自立した役柄の方がもっと素敵です。
ドラマでは乗馬や弓が出てきてサマになってるなあと思ったのですが、先日彼女の初主演作品「王昭君」を見て納得しました。撮影時弱冠19~20歳の作品で、勅命で漢から匈奴に輿入れした王昭君を演じました。内蒙古ロケでは乗馬と弓も扱っていました。他にも20歳代前半の頃、紀元前が舞台のドラマ「大秦直道」「虎符传奇」などに出演している事が彼女の時代劇の感性に影響しているのでしょう。

ヤン・ミーさんの職業女性ドラマはいいです

楊冪さんは事務所独立・結婚・出産を経験した30歳頃から、現代ドラマ、特にキャリア女性が主人公のドラマに多く出演していてどれも素敵です。映画ではコメディーから障害者役まで演じる事への意欲が感じられます。「若見えだけど仕事に対する責任感があって、芯がしっかりしてる」ヒロインはどの作品でも印象的です。このドラマは中国のフランス語通訳の専門機関が舞台で、楊冪さんが出産翌年の主役復帰第1作で、一部声優の助っ人はありそうだったけど、ご自身も仏語はかなり練習したと思います。スイスなどの海外ロケも出てきます。
多くの女優さんが結婚・出産後は脇役や中年役に転向するのですが、彼女の場合は一層ドラマの主役が増えた上、自分は若いままで相手役の年齢が段々若くなってるようです。やはりこの翻訳官の成功が契機となったと思います。

4ミーユエ 王朝を照らす月

ミーユエ 王朝を照らす月

引用元: Amazon

『ミーユエ 王朝を照らす月』(簡体字: 芈月传)は、2015年の中国のテレビドラマ。総製作費58億円。全81話。

多分最も時代設定が古いドラマでは?

まず紀元前4~3世紀の秦の始皇帝の高祖母が主人公という事で、中国ドラマの中では時代設定が一番古いんじゃないかと思います。スン・リーさんが確かにいい女優さんですね。また異母姉役のリウ・タオさんとの関係性も大変良かったです。
但し私がスン・リーさんをベスト3に入れない理由は①長編過ぎてみるのに勇気がいる、②歴史上実際にいた人物がモデルになってるけど、史実と大幅に乖離してるためです。

私はこれを時代劇ベスト5に挙げます

リー・イートンさん扮する傅柔とシュー・カイ君扮する盛楚慕の恋愛と、唐の時代の宮廷が出てくる話です。このドラマは余りランクインしていないのですが、私の基準では大好きな中国ドラマの1つです。
見どころ:
1.シュー・カイ君扮する名家の最低バカ息子が好きな女の子に出会って奮起するのですが、序盤のおバカぶりが愛嬌があっていいです。「エイラク」の富察傅恒の紳士ぶりとはまた違った魅力です。
2.リー・イートンさんが仕事が出来て聡明な刺繡職人・宮廷女官を演じます。ほかにも「剣王朝」「鶴唳華亭」は好きな時代ものです。
3.唐の時代設定で、近年の中国ドラマに多い「現実離れした豪華すぎる建物や衣装」や「現実離れした特撮ジャンプ」を最小限にして、大昔の宮廷絵画に出てくるような衣装がよく登場します。

コメディー要素満載の時代劇ドラマです

中国ドラマは往々にして長編で陰湿な人も多く登場するのですが、「花令嬢・・」は古い時代を舞台にした新感覚中国ドラマと言えると思います。気分が沈みがちな時に見て「正義は勝つ!」でスッキリできるドラマで、私は3回以上見ました。

ヤン・ミー&ウォレス・フォが20世紀初期を舞台に共演

ヤン・ミーさんはトップ女優だそうですが、私は現実離れしたファンタジードラマを見ないので、最近の作品を見て一気にファンになりました。今回の「The Great Craftman」では20世紀初頭の女性建築士役が良かったです。
相手役のウォレス・フォさんは「如懿伝」の乾隆帝役が話題になった翌年の作品で、イメージもガラッと変わって素敵です。
ただ子役から引継いで初登場するのは6話途中からなので、それまでが長く感じたし、「親の仇」や「利権絡みの陰謀」は見ていて辛かったし、音声編集に不満を感じました。

シュー・カイとジン・ティエンの武将時代劇です

シュー・カイ君の時代劇アクションとロマンスは毎回カッコいいのですが、今回の作品では部下を束ねる武将の雰囲気も板についてきたと思いました。またヒロインとの関係もライバルで恋人から、ドラマ終盤で夫婦、家族へと発展するのですが、もう大人なんだなあと思いました。このドラマは史実ではありませんが比較的現実感のある時代劇です。
ジン・ティエンさんも久しぶりにアクション満載の時代劇で女将軍を演じています。シュー君より7歳年上ですが、年齢差を感じさせない若見えです。

ドラマもグリナザさんもウイグル繋がりのドラマです

原題「风起西州」は、唐の時代を舞台にしたドラマで、シーズン1,2が公開されました。シーズン1は長安で武則天がまだ側室だった時代がを舞台に、母が非業の死を遂げた後、琉璃は男子として養父に育てられ、後に宮廷の刺繍名人となり、愛する人にも出会う話です。シーズン2は結婚後から始まり、舞台は西州、現在のウイグル自治区ウルムチ郊外に夫が左遷されて官僚の妻兼商人として活躍します。
ヒロインのグリナザさんはウイグル出身のエキゾチックな美人です。これはぜひ見て欲しいドラマです。

ジン・ティエンさんとウイリアム・フォンさんの時代劇です

ジン・ティエンさん(35)とウイリアム・フォンさん(45)が、2023年放送のこのドラマでコンビを組みました。ウイリアム・フォンさんは2018年『明蘭〜才媛の春』などが有名です。ジン・ティエンさんは2023年『楽游原』で年下のシュー・カイ君と共演しています。声が吹き替えなのが惜しいけど。
フォンさんこと皇弟劉衍と、ジンさんこと訳アリ女医で女性官僚になる慕灼華の物語です。結婚は、皇族のしがらみや女性官僚には困難だけど、他の誰とも結婚せずお互いを大切にして、数々の苦難を乗り越えます。完全に架空の物語ですが、政治的陰謀がよく描かれたドラマです。

ディリラバさんの作品で一番好きです

ディリラバさんはヤン・ミーさんと何度か共演してますね。でも2023年ヤン・ミーさんが事務所を離れてしまい、ディリラバさんが看板女優になったようです。これまで彼女の作品の中では「長歌行」がいいと思ってましたが、この作品はそれ以上です。何と言っても漫才のような会話のテンポの良さがいいです。
それから新星俳優、劉宇寧君が2021年のこのドラマで準主役級で出演していますが、2023年「安楽伝」でもディリラバさんと共演、「一念関山」ではリウ・シーシーさんと共演、「楽游原」(シュー・カイ、ジン・ティエン主演)にも準主役で登場しています。何より、出演ドラマの挿入歌も歌っている歌手で、身長189cmの長身のイケメンです。2024年公開ドラマも多数主演してるようです。

独孤伽羅の生涯を描いたドラマとしては私はこちらが好きです

後に隋の文帝となる楊堅とその妻独孤伽羅の話はこの「独孤皇后」と前年の「独孤伽羅」があり、両方ともドラマとしては面白かったですが、史実に比較的近いという点で私はこちらが好きです。楊堅役のチェン・シャオさんも良かったです。
文帝は中国史上有数の名君だったようだし、独孤信の娘のうち3人が北周、隋、唐(諡号)の皇后となった歴史的に興味をそそる家族です。更に後に生まれる則天武后は楊堅の遠縁にあたります。

ディリラバさんの作品です

私は現実離れしたファンタジーは嫌いで見ないのですが、「長歌行」の主人公は架空の人物ですが、設定は「唐の2代皇帝の娘で伯父のクーデターで家族を失う」女剣士の役です。復讐の為に生きる主人公だけど「国の繁栄の為に」敵討ちを断念する一方で、その他大勢の兵士を斬りまくる側面もあり、軍人の正義とは何かを考えさせられる興味深いドラマでした。

8月に咲く花の如く

月に咲く花の如く

引用元: Amazon

放送期間2017年〜
話数全74話
メインキャストスン・リー(周瑩)、チェン・シャオ(沈星移)、ピーター・ホー(呉聘)、ユー・ハオミン(杜明礼)、ミョーリー・ウー(胡咏梅)、ツォン・チー(呉イ)、レン・ジョン(趙白石)、リウ・ペイチー(周老四)ほか
公式サイト-

スン・リーさんの存在感は別格ですね

超長編ドラマでも最後まで魅せてくれるスン・リーさんはいいですね。
但しモデルとなった人物は西太后の時代に実在したようですが、実際には捨て子ではなく良家の生まれだけど親が早逝して兄夫婦に育てられた人らしく、また結婚後僅か十日で夫が他界したので、39歳という短い人生で恋仲の男性がいたかどうかは不明です。
スン・リーさんのドラマは史実とは大きく異なるのですが、ドラマが史実であったかのように信じ込む視聴者は多いと思います。

実在人物がモデルとなった歴史ドラマとしておすすめです

10世紀の遼の睿智蕭皇后をモチーフとしたドラマで、ティファニー・タンさんが主演です。漢民族の法や農耕と遊牧民族の騎馬戦の融合の時代で、皇帝が早逝した後、契丹系の蕭皇后が太后として幼い息子の摂政をして軍の指揮まで執った話です。
また漢民族の王朝では後宮の女性は夫の死後殉葬や出家が多いようですが、遊牧系王朝では王室女性が再嫁する事は珍しくなかった点も歴史の勉強になります。

8宮廷の諍い女

宮廷の諍い女

引用元: Amazon

放送期間2011年~2012年
話数全76話
メインキャストスン・リー(甄嬛)、ラン・シー(沈眉荘)、タオ・シンラン(安陵容)、ジャン・シン(華妃)、エイダ・チョイ(皇后)、チェン・ジェンビン(雍正帝)ほか
公式サイトhttp://www.bsfuji.tv/isakaime/

さすがスン・リーさんです

ヤン・ミーさんのおかげでファンタジーを見直しました

私は現実離れしたファンタジードラマを殆ど避けていたのですが、ヤン・ミーさんの近年のドラマ(弁護士、医師、建築家、捜査官、時代劇の男装将軍)がどれも素晴らしかったので、彼女が演じるファンタジーも見たくなりました。
物語の設定として、武術の猛者なのに何度も背後から不意打ちを受けて失神させられるのは無理があると思いましたが、架空の設定でもヤン・ミーさんが演じると、愛があって何となく現実にありそうな気にさせてしまう所が魅力です。
ただ最後の結末は皆さんが見て考えて欲しいです。正義の為、師匠の命令を遂行する為に苦悩するのですが、最終的に自己犠牲を払って命令を受入れても、本当にそれが国や民衆の為になったのか・・・。

リウ・シーシーさんとウォレス・フォさんの明朝ドラマです

2023年の最近、劉詩詩さんが時代劇に戻ってきたので、2016年のこの作品の事を思い出しました。女性の社会的地位が低かった明の時代の女医と皇帝兄弟のドラマです。
現在30代後半で子持ちの女優さんと言えば、チャオ・リーインさん、ヤン・ミーさん、そしてリウ・シーシーさんですね。この作品では女医という事もあってアクションは殆ど無かったのですが、2023年最新作「一念関山」ではアクション満載ですっかり体育会系です。

ティファニー・タンさんの代表作です

北魏の馮皇太后をモデルとしたドラマですが、史実とはかなり違っています。それでも鮮卑系の王朝を主題にしたドラマで、このドラマをきっかけに中国の歴史が漢民族の王朝ばかりでは無かった事を再認識しました。
ティファニー・タンさんは2020年「燕雲台」の後出産を経て、近現代ドラマに復帰したようですね。

孫麗さんと楊冪さんが姉妹役を演じるお宝映像です

撮影時、孫麗21歳、楊冪17歳という若さで共演したドラマなので、日本語字幕が無くて細かいストーリーは分からないけどやっと発見しました。
ドラマの舞台は20世紀初頭の南京、孫麗演じる李桃枝は歌と舞踊を披露し、楊冪演じる妹小桃はいきなり酔っ払って登場するやんちゃ娘です。2人ともキャラが濃くてチャイナドレスがお似合いです。
この2人は幾つか共通点があります。まず若くして主役を経験し、20代で共演俳優と結婚、出産を経験し、その後間もなく大成功しています。日本の女優さんは結婚、出産後仕事をセーブする傾向があると思いますが、中国ではファンの理解があるのでしょう。孫麗代表作は2012年『宮廷の諍い女』、2015年『ミーユエ 』、2017年『月に咲く花の如く』です。楊冪代表作は2017年『永遠の桃花〜三生三世〜』、2018年『扶揺〜伝説の皇后〜』、2022年『爱的二八定律』です。また2人ともドラマの主題歌を幾つか歌っています。
そんなビッグな2人が若い頃に共演したこの作品はお宝映像なのです。

許嫁になる寸前に父兄を投獄された元令嬢と皇太子の物語です

登場人物は架空ですが、モデルは5世紀南朝斉の皇太子です。ルオ・ジン演じる皇太子蕭定權は文武両刀ながら感傷的で宮廷内の陰謀に涙しながら耐える人です。一方リー・イートン演じる陸文昔は官僚の娘で皇太子の正室に推挙されるも、陰謀で父兄が投獄され縁談は破談に。そこで父兄を救うべく、偽名で東宮に侍女として潜入し、様々な陰謀に遭遇し投獄や拷問にも遭うドラマです。
全60話でもとても緊迫感があっていいドラマでした。ただ感傷的な男が何度も涙するのは一昔前ならもっと共感できたと思うけど近年の感覚ではちょっと女々しいと感じました。2人はドラマ序盤で出会ってすぐ恋におちたのに、顔をベールで隠していたから、偽名で潜入しても皇太子はずっと相手が初恋の人だと気づかずに別の人と結婚したりするのです。
また翌年続編「鶴唳華亭外伝〜別雲間〜」全12話が放送されました。本編で敵対した人が続編では味方になったり、その逆もあり、信じていいのか疑うべきか迷いながら進展します。辛い事が続く中で、少しだけ心が救われる事もあります。

ヤン・ミーさんの職業女性ドラマはいいです

「謝謝你医生」でヤン・ミーさんが演じる肖硯医師は、美人で外国帰りで手術の指示も的確な女医ですが、笑わずプライベートの話をせず無表情な人です。仕事の指示は長台詞をシャープに喋る一方、セリフも無くリアクションも無いけど背中で聞き耳を立ててるとか、ドラマ後半には微妙に表情が柔らかくなるといった、細やかな演技が印象的です。派手なリアクションが余り無いだけに、演技力が光ってます。

時代劇ドラマとしては感動的でしたが架空の話だったのは残念でした

楚喬伝がやっと完結した気持ちです

チャオ・リーインさんとケニー・リンさんが主演した楚喬伝は2017年に大ヒットしましたが、ラストシーンが「明らかにシーズン2がある想定」で回収できなかった伏線が幾つも残ったまま盗作疑惑なども発覚して、視聴者としては非常に消化不良な終わり方でした。
今回、この「与鳳行」で主役の2人が「凍った湖/海」「熱・冷体質コンビ」「女司令官」など、楚喬伝を彷彿とさせるシーンも混ぜながら、最後はハッピーエンドになれてホッとしました。
ただ中国ファンタジーアクションで私が嫌いな「動物の縫いぐるみが出過ぎ」「炎や光線の特撮使い過ぎ」とか、準主役級の使い方が中途半端という点は残念でした。

ここで終わっちゃうの!とこが残念でした。

途中までは満点だったけど、明らかにシーズン2を作る前提の終わり方だったのに、盗作問題などでシーズン2が実現する事はありませんでした。物凄く消化不良な気持ちになりました。結果的にはドラマの伏線が回収出来ない点が幾つもあって、何が正義なのかも分からないまま終わってしまった感じでした。

若い役が多いチャオ・リーインさんがビジネス女性役です

中国は2002年にWTOに加盟し、それに伴って輸出入の規制も国際基準に適合するよう変わっていきましたが、このドラマはその前の過渡期にビジネスで成功した女性の話です。
童顔でアクションやファンタジーが多かったチャオさんですが、このドラマでは社会問題を扱った大人の女性に挑戦しています。2018年の現代ドラマでは実年齢に近いデザイナー役で素敵でしたが、今回はそれより年上の役です。ネット情報で、今後は主演より制作側中心になるという噂も出ていたので、まだ活躍して欲しいという期待も込めて投稿します。

チャオ・リーインさんの出世作です

2013年の作品なので今見ると画像の古さを感じるのですが、北斉時代の皇帝高湛と、後に女性宰相となる商人の娘陸貞の架空の話で、最初にDVDで見た時はとても気に入りました。

近年急上昇の劉宇寧君と劉詩詩さんが時代劇スパイを演じます

30代後半~40歳前後で活躍する中国の人気女優といえば、ヤン・ミーさん、チャオ・リーインさん、ティファニー・タンさん、スン・リーさん、ジン・ティエンさん、そしてリウ・シーシーさんを思い出します。彼女の最新作がこの「一念関山」ですが、相手役は歌手で俳優としても人気急上昇中のリウ・ユニン君です。彼はドラマのテーマ曲も歌っています。
詩詩さんの作品と言えば2016年「女医明妃伝〜雪の日の誓い〜」の女医役が印象的でしたが、今回アクション満載で伝説の女暗殺者を演じました。声は吹替えだったようですが、ガラッと印象が変わって良かったです。

今時これだけキュートでシャイな30代男優は珍しいです

この「一生一世」全30話は、アレン・レンとバイ・ルー主演の「周生如故」全24話の続編です。「周生如故」では時代劇で、皇弟ながら皇位継承権を辞退して辺境で軍を指揮する周生辰と、名家令嬢の漼時宜が、何年も惹かれ合っていたのに、一族の利害と礼節に縛られて結ばれませんでした。
「一生一世」では、その2人が輪廻により現代の世で再会し愛し合うのです。周生辰は学者で名家の後継者、時宜は声優として土ドラマの漼時宜役を担当し、偶然出会って一族の騒動に巻き込まれるのです。
バイ・ルーはシュー・カイと同事務所の同期で「招揺」「烈火士官学校」などで共演しましたが、今回は武芸と無縁の才女役です。

ヤン・ミーさん初主演作品で可愛いさ一杯です

王昭君は中国古代4大美女の1人と言われ、ヤン・ミーさん(撮影当時19~20歳)に白羽の矢が立ちました。天真爛漫で印象的な可愛さはファン必見です。
ドラマの舞台は前漢元帝の治世で、匈奴との融和の為に花嫁として贈られた王昭君をドラマ化した作品です。ドラマ自体は過度な脚色をせず、戦闘や衣装、蠟燭の弱い灯など、紀元前1世紀を推測できる素朴感ある作品です。但しヒロインの美貌を印象付ける為とはいえ、幼馴染がもっとイケメンだったらもう少し高得点でした。
因みに史実は、13歳入宮、17歳で前漢から匈奴君主に輿入れ、19歳で高齢の夫死亡により義理の息子(といっても昭君より年上)に再嫁、30歳でその夫も死亡、2男(うち1男早逝)と2女をもうけ35歳逝去。
ドラマでは入宮時に徴用された理由は2回り年上の元帝の側室候補でしたが、史実では元帝は病床で王昭君を嫁がせた直後に崩御した事から、実際は同じ歳の皇太子の妃候補(肖像画を平凡に書かれたせいで妃に選ばれず宮女だったのは史実らしい)と推測します。昭君は地方出身とはいえ琵琶と琴を弾けて習字囲碁も嗜んだそうなので、庶民出身ではなく名家の令嬢だったはずです。しかし他の妃候補たちが重臣の娘で、陰謀で一族が虐殺される時代だったので、匈奴に嫁ぐ方がマシだったのでしょう。昭君の死後、現在の内蒙古に霊廟を建立された一方、娘を漢政府の政争に利用されるのですが。
私は最近ヤン・ミーさんのドラマにハマって結婚後約9年分のドラマを見てどれも良かったのですが、彼女の初期の出演作も見たくなりました。古い作品は入手できないのですが、調べた情報を紹介します。
幼児で子役としてデビュー、その後一旦芸能界から離れたものの中学生で雑誌モデル、高校生で孫麗さんの妹役などで頭角を現し、高校卒業頃に「王昭君」の主役が内定。芸能活動多忙のため大学進学を1年遅らせ、その間に3作品への出演と王昭君の役作りをしたようです。時代劇初主演だから、きっと所作、舞踊、乗馬、弓など、基本的な役作りが大変だったはずです。1年後、大学進学と同時に王昭君の撮影も始まり、内蒙古ロケなどもあったそうです。
ヤン・ミーさんは年齢と共に役柄を広げてきましたが、ポジティブで困難にも自分で決断して立ち向かう女性像は、この頃から一貫してるようです。

ジュー・ジンイーさんがいいですね

ジュー・ジンイーさんのドラマで好きなのは「宮廷衛士の花嫁」「如意芳菲 」が良くて「芸汐伝」も良かったです。私は現実離れしたファンタジーは好きじゃなくて殆ど見ないので、時代劇っぽい3作を見たらどれも良かったです。

2011年放送の紫禁城を舞台にした宮廷陰謀&ラブコメディーです

ヤン・ミーさんのドラマにハマって過去10年分のドラマを殆ど見たのですが、彼女の独身時代のドラマ(往々にして画像が古いのですが)も見ようと思い立ちました。
2010年制作ですから、ヤン・ミーさんが23~24歳の作品です。現代人がタイムスリップして康熙帝時代の紫禁城に来てしまい、後宮宮女になり第4皇子と第8皇子などを巡って騒動に巻き込まれる話です。またそっくりな他人役でも登場します。『瓔珞』の于正監督の制作で、第8皇子はウイリアム・フォンが演じています。2人は2010~2011年作品で何度も共演しました。当時は記録的な高視聴率だったようです。
そういえばこのドラマの8か月後にリウ・シーシー主演で『宮廷女官 若曦』が同じ設定(現代からヒロインがタイムスリップし康熙帝の第4、第8皇子が絡む)を演じ、こちらも比較的高視聴率だったそうです。

13伝家

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「瓔珞」メンバー再結集です

大ヒット宮廷ドラマ「瓔珞」メンバーのドラマが2022年に2つ放送されました。1つは「尚食」で于正監督、許凱と呉謹言が明の宣宗と孫皇后を演じました。宮廷女官のドラマとしては良かったけど、夫婦愛のテンションが少し低かったかな。
そしてもう1つがこの「伝家」で日中戦争開始頃の上海を舞台に百貨店を経営する易氏一族の物語です。瓔珞から呉謹言、秦嵐、聶遠が再結集です。少しテンポが遅く感じましたが、ストーリーはビジネス権益と家族愛の間で良く構成されていたと思います。ただ日中戦争期で日本が悪者として描かれています。戦争時は中国経済人の間にも反日ヘイト、日中融和派、賄賂や脅しで売国奴になる者など様々だし、英米も正義より利害だった点は同意するけど、大衆がドラマによって反日歴史に洗脳されそうで懸念します。
日本でも高度成長期まではヤクザ上がりの土建屋もいたようですが、当時の中国の方が山賊上がりの権力者が影響力を持っていたのです。私は戦時中犠牲者となった中国人の多くは中国軍に殺されたと信じていますが、ドラマでは日本人が住民を侮辱して嘲笑したり住民を殺して権益を奪うシーンが複数出てきました。

13尚食

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宮廷女官のドラマとしては良かったです

「瓔珞」で悲恋の役を演じた許凱と呉謹言コンビが于正監督と差異タッグを組んだと聞いてみる事にしました。厨房の宮廷女官のドラマとしては大変良かったです。女同士の陰謀と正義、友情がよく描かれていました。
ただ「瓔珞」の富察傅恒と魏瓔珞に結ばれて欲しかったファンとしては、今回のドラマで明皇帝朱瞻基と孫皇后の幸せな夫婦になってくれることを願っていたのですが(確かに夫婦になって孫氏を皇后に抜擢してある意味幸せな人生になってるんだけど)、2人一緒の場面で恋愛テンションが下がる、もどかしいドラマでした。

ヤン・ミー&ウイリアム・フォンの時代劇です

「宮パレス」で高視聴率を記録したコンビが次に制作した時代劇でした(放送は2012年)が、視聴率は伸びなかったようです。前作と違ってシリアスなドラマで一目でお互いに惹かれ合って婚約寸前で引き裂かれ、ドラマの大半を再会できないまま生き延びます。舞台は紀元前3世紀の秦の始皇帝が誕生する以前の時代で、秦、魏、趙の朝廷が登場します。この時代の歴史を少し知っていないと難しい話かもしれません。
またヤン・ミーさんは2012年初頭に後に結婚する劉愷威との交際宣言をしていた事もあり、この時期に出演したドラマ数も非常に多く自分が出演する裏番組に視聴率を食われるほど超人気だったようです。

15如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~

如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~

引用元: Amazon

『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』(にょいでん しきんじょうにちるしゅくめいのおうひ、繁体字: 如懿傳、簡体字: 如懿传、拼音: Rúyì Zhuàn、英語: Ruyi's Royal Love in the Palace)は、リュウ・リエンズーの恋愛小説『後宮·如懿伝』を原作として、2018年に放映されたテレビドラマ。なお、原作小説はテレビドラマ『宮廷の諍い女』の続編であるが、テレビドラマ版は続編的な位置づけではなく、一部設定が異なる。中国では2016年8月23日から撮影開始。2017年5月5日製作終了。

途中まではいいんだけど終盤が残酷すぎでした

乾隆帝の時代が舞台になってるけど、史実と完全に乖離していて、終盤のストーリーが残酷すぎて共感できなかった作品です。前半は皇帝と幼馴染の純愛でいい話になっていたのですが。
同時代を描いた「エイラク」では、少なくとも魏氏が宮女出身で仕事が出来る努力家だった点は事実だったようですが、継皇后ナラ氏は苗字からして名門ウラナラ氏ではなかったし、長年寵愛もされなかった人で、皇后富察氏が早逝した事と彼女が数少ない満州族の側室だったというだけで皇后に昇格した人でした。
ドラマの中では皇帝が側室複数に薬を飲ませて中絶や不妊にさせたのですが、動機に無理があります。断片的な史実を検索すると、継皇后ナラ氏が皇后に内定した頃から(後に皇貴妃となる魏氏を除き)不妊や流産が続いたので、私は皇帝ではなくナラ皇后が「嫉妬または息子のライバル排除を狙って」側室を流産させたり死亡させたと疑っています。

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