1分でわかる「有島武郎の人気書籍」
「白樺派」として活躍した作家・有島武郎
有島武郎は、1878年3月4日生まれ、東京都出身の小説家。学習院中等科・札幌農学校を卒業後アメリカへ留学し、西洋文学や西洋哲学の影響を受けることになります。帰国後は、英語教師を務める傍ら、作家の志賀直哉や武者小路実篤らとの出会いをきっかけに、同人誌『白樺』に参加。以来、数々の作品を発表し、個人主義・自由主義を主張した文芸思潮となった「白樺派」の中心メンバーとして活躍しました。
有島武郎の代表作
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カインの末裔(小説)
(引用元: Amazon)
彼の代表作は、横暴で自分勝手な主人公の、無知ゆえに己の罪を隠す生き様を描いた『カインの末裔』(1917年)、個性を抑圧する社会道徳に抗う女性の激情と運命を描きつくした『或る女』(1919年)や、有島武郎の「愛」に関する思想を綴った評論『惜しみなく愛は奪ふ』(1920年)など。個人主義・自由主義を主張した、白樺派文学の名作ばかりです。