1分でわかる「機動戦士ガンダム」
ガンダムシリーズはかっこいいモビルスーツも魅力

機動戦士ガンダム(アニメ)
(引用元: Amazon)
「ガンダムシリーズ」は、1979年に富野由悠季氏によって生み出された、日本が世界に誇るロボットアニメです。『機動戦士ガンダム』をはじめとする数々の作品が制作され、その重厚なストーリーと人間ドラマは世代を超えて多くのファンを惹きつけ続けています。ガンダムシリーズの魅力に欠かせないのが、多種多様なモビルスーツの存在です。それぞれの時代背景や技術進化を反映したフォルムやカラーリング、独自の武装、そしてパイロットの個性が融合することで、モビルスーツは単なる兵器を超え、作品の象徴として輝いています。歴代のシリーズには、最強と名高い機体から、見る者を惹きつける「かっこいい」モビルスーツまで数多く登場し、そのデザインや機能の進化は、シリーズ全体の魅力の一つと言えるでしょう。
シリーズを彩る、かっこいいモビルスーツたち
ガンダムシリーズには、主人公が搭乗する機体から、ライバル機、量産機に至るまで、様々なデザインコンセプトを持つ「かっこいい」モビルスーツが登場します。その魅力は、単なる見た目の美しさだけでなく、パイロットとの絆や、激しい戦いの中で見せる圧倒的な存在感にもあります。
RX-78-2 ガンダム
宇宙世紀を舞台とする初代『機動戦士ガンダム』に登場する主役機。白、青、赤、黄のトリコロールカラーと、V字アンテナ、頭部のツインアイといったシンプルながらも力強いデザインは、モビルスーツのアイコンとして不動の地位を築いています。人類の革新を予感させるニュータイプ、アムロ・レイの成長とともに、その性能を遺憾なく発揮し、ジオン公国軍のエースパイロットたちを次々と打ち破りました。ビームライフル、ビームサーベルといった基本武装に加え、ガンダムハンマーやハイパーバズーカなど、様々な武装を使いこなす汎用性の高さも魅力です。その普遍的な「かっこよさ」は、後のガンダムシリーズの全てのデザインに大きな影響を与え続けています。
Zガンダム
『機動戦士Zガンダム』の主役機で、モビルスーツからモビルアーマー(ウェイブライダー)へと変形する「可変モビルスーツ」の草分け的存在です。鋭角的なフォルムと、青と白を基調とした洗練されたカラーリングが特徴です。カミーユ・ビダンが設計に携わり、彼自身のニュータイプ能力と連動するように機能する側面を持ちます。宇宙空間での高速移動を可能にするウェイブライダー形態は、敵を翻弄するだけでなく、大気圏突入能力も有していました。巨大なハイパー・メガ・ランチャーや、ビームサーベルとしても機能するビームライフルなど、強力な武装を装備し、グリプス戦役を戦い抜きました。その革新的なデザインと機能性は、多くのファンを魅了し続けています。
フリーダムガンダム
『機動戦士ガンダムSEED』に登場するキラ・ヤマトの搭乗機。純白の機体に鮮やかな青の差し色が映える、流麗かつ力強いデザインが特徴です。背部に大きく広がる特徴的な翼は、大気圏内での高機動飛行を可能にするだけでなく、多数のビーム兵器を内蔵しています。特に、全武装を一斉に展開・発射する「ハイマットフルバースト」は、その圧倒的な攻撃力と派手な演出で、多くの視聴者に強烈なインパクトを与えました。平和を望むキラの意思を体現するような、美しいながらも絶大な戦闘力を誇る機体として、絶大な人気を誇ります。
νガンダム
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するアムロ・レイの専用機です。白と黒を基調としたカラーリングと、背部に装備された非対称なフィン・ファンネルが特徴的なデザインです。アムロのニュータイプ能力を最大限に引き出すためにサイコフレームが導入されており、機体の追従性や反応速度が極めて高いことで知られています。フィン・ファンネルは、攻防一体の遠隔兵器として機能し、オールレンジ攻撃やビームバリアの展開を可能にしました。シャア・アズナブルのサザビーとの激闘は、多くのファンにとって伝説的な名場面として語り継がれています。「伊達じゃない」とアムロが語るように、その性能とデザイン、そしてパイロットとの関係性全てが「かっこよさ」を象徴する機体です。
サザビー
『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』において、シャア・アズナブルが搭乗したネオ・ジオン軍の総帥専用モビルスーツです。真紅の機体色が特徴的で、その圧倒的な質量感と威圧感は、νガンダムと対をなす存在感を放っています。機体各所に搭載されたスラスターによる高い機動性や、ファンネルによるオールレンジ攻撃能力も持っています。シャアのカリスマ性と、彼が最後に辿り着いた境地を具現化したようなデザインは、見る者に強烈な印象を与え、多くのファンから「歴代ライバル機の中でも最高にかっこいい」と評されています。
ユニコーンガンダム
『機動戦士ガンダムUC』の主役機で、白いユニコーンモードから、全身のサイコフレームが露出し真紅に輝くデストロイモードへと変形するギミックが最大の特徴です。この変身は、パイロットのバナージ・リンクスの感情やニュータイプ能力に呼応して発動し、機体性能を飛躍的に向上させます。シンプルで神秘的なユニコーンモードと、メカニカルで攻撃的なデストロイモードという二面性が、この機体のかっこよさを際立たせています。特に、デストロイモードで発光するサイコフレームは、絶望的な状況を打破する「可能性の獣」としてのユニコーンガンダムの象徴であり、見る者を惹きつけてやみません。
バンシィ・ノルン
ユニコーンガンダムの2号機として開発された機体で、主に『機動戦士ガンダムUC』の後半でリディ・マーセナスが搭乗します。黒と金を基調としたカラーリングは、ユニコーンガンダムの白とは対照的で、力強く威厳のある印象を与えます。アームド・アーマーDEやアームド・アーマーXCといった追加武装を装備し、デストロイモードでは全身のサイコフレームが金色に発光します。ユニコーンガンダムとは異なる、ダークヒーロー的な魅力と、重厚感のあるデザインが「かっこいい」と評価されています。
ガンダム・エアリアル

ガンダム・エアリアル
(引用元: Amazon)
2022年に放送された『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の主人公、スレッタ・マーキュリーの搭乗機です。従来のガンダムとは一線を画す、シンプルでありながら洗練された美しいデザインが特徴です。特に、その特徴的な武装である「ガンビット」は、分離して遠隔攻撃を行うだけでなく、機体のシールドやビームライフルの一部としても機能する、攻防一体の画期的なシステムです。ガンダム・エアリアルは、スレッタとの間に強い絆を持ち、彼女の意思に応じて様々な表情を見せます。新しい世代のガンダムの象徴として、そのデザインとギミック、そしてスレッタとの関係性から、多くのファンに「かっこいい」と支持されています。