ゴーストハント（アニメ）に関するランキングと感想・評価

怪奇小説の巨匠小野不由美世界をどうぞ

十二国記シリーズで名高い小野不由美のもう一つの代表作品が「ゴーストハント」です。
天涯孤独の女子高生谷山麻衣はバイト料が良いという「渋谷サイキックリサーチ」という怪しげな会社でアルバイトをすることになります。所長は麻衣とあまり変わらない年齢の渋谷一也。しかし、彼は、天才的な彩子メトリクス、オリヴァー・デイヴィスの偽名でした。オリバーの愛称が「ナル」であることを知らず、麻衣は彼を「ナルシストのなるちゃん」と呼び始めます。
怪奇現象を科学で解明していくナルと麻衣。そして彼らの協力者となるジョン、滝川、綾子たち。5人は様々な不可思議な怪奇現象に合いながら、次々とその謎を解明をして行きます。
滝川は仏教、綾子は巫女、ジョンは神父とそれぞれが霊に対する力を持つ中、平凡な女子高生と思っていた麻衣は、センシティブの持ち主であることがわかります。
一般的なホラーが怖いと思う方が強いのに対して、ゴーストハントは悲しい思いが流れこむ内容ばかりです。
ナル自身も、行方不明になってしまった双子の兄ユージオを探すために、偽名を使い日本で除霊のような仕事を受けています。ナルはユージオが何者かに、殺害されたことを、知っていますが（双子のテレパスで）、彼の亡骸が見つからず、それを探しています。
ユージオがなぜ殺害されてしまったのか、そしてたくさんの悲しみを受け止め続ける麻衣は。
ユージオを探し当て、やっと日本での活動に終わりを迎えたナル。麻衣はナルへの恋心を抱えたまま、別れの時を迎えます。
小野不由美らしい、しっかりとした物語の作りが、漫画やアニメでも楽しむことができるゴーストハントは、続編もあり、その後の話を待ちわびているファンもいます。

こなみんさん(女性・60代以上)

1位(100点)の評価

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