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中野 瑞樹さんの「ドライフルーツランキング」

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更新日: 2020/10/28
中野 瑞樹

体を張るフルーツ研究家

中野 瑞樹

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まえがき

「甘いから食べ過ぎに注意!」などと言われるフルーツ。
私は、そのフルーツの体への影響を身をもって調べるため、2009年9月から、フルーツ中心に、ほぼ果実だけの食実験を続けています。

ただし、生鮮果実だけでなく、無添加・無加糖の果実加工食品も摂っています。
しかし、果実しか口にしないという縛りがあると、出張時が大変です。
移動中に重たいフルーツを持ち歩いたり、宿泊場所近辺でフルーツを買えるお店を探さないといけないからです。

でも、ドライフルーツは軽いので、出張時には、特に重宝します。
また、乾燥の度合いによって、風味が異なるため、違うメーカーで、同じ種類のドライフルーツを、食べ比べてみるのも面白いです。
今回は、無添加のドライフルーツを厳選してご紹介します。

ランキング結果

絶品!サクサク食感の後に来る”桃ハイチュー”

全国有数の柿産地である、奈良県五條市で、開園から100年以上続くのが堀内果実園さんです。青果販売だけでなく、ドライフルーツなどの加工品販売の他、フルーツパーラー直営店を、東京、大阪、奈良で営業しています(2020年8月現在)。

扱うドライフルーツは、フルーツの種類でいえば、柿、りんご、なし、いちじく、キウイなど10種類以上。おしゃれな小袋に入っていて、贈答用としても大人気。直営店なら味見もさせてもらえます。

製法は、セミドライとフリーズドドライの2種類あります。フリーズドライとは、急速凍結させて、さらに減圧することで、水分を除去する乾燥技術です。

そして、私が一押しなのは、”もも フリーズドライ”です。

封を開けると、ほのかに桃の香り。口に入れると、まずはサクサクした食感。次に、キャラメルに変化し、甘い桃の香りが口の中に広がります。子供の時に食べた、桃味のハイチューが思い出されます。まさに新食感の絶品ドライフルーツです。贈答用としても、オススメです。

深みのある甘さと十分な食べ応え、激レアドライフルーツ!

日本伝統のドライフルーツと言えば、吊るし柿に代表される、渋柿の干し柿です。しかし、最近では、甘柿のドライフルーツも増えています。甘柿ドライフルーツは、富有柿が一般的ですが、私が一押しなのは、太秋柿です。

太秋柿は、大玉で、糖度が高く、果汁が多いのが特徴です。ただし、太秋柿自体、生産量が多くないので、ドライフルーツとなると、一般店舗ではまず販売されていません。

そんな激レア太秋柿ドライフルーツを販売している、数少ないショップの一つが、 観音山フルーツガーデンさんです。

太秋柿ドライフルーツは、セミドライで、深みのある甘さに、キャラメルのような食感! 小袋に入って30gですが、少しでも食べ応え十分です。

3フルーティヤ デーツ

内容量400g / 1kg
公式価格464円(税込) / 1,029円(税込)
※Web注文時

コスパで選ぶならココ!しかも、黒糖のような風味の、イスラムの保存栄養食!

デーツとは、ナツメヤシの果実のことです。

ナツメヤシは、中東や北アフリカで、古くから栽培され、最も古い文学作品である「ギルガメシュ叙事詩」にも登場します。デーツは、100g当り、カロリーが270kcal、食物繊維が7gと、栄養価も高いため(*1)、古代から貴重な保存食でした。ナツメヤシが、旧約聖書に出てくる生命の樹のモデルという説もあるほどです。現代でも、イスラム教では、ラマダーンの日没後に最初に食べるなど、大変ポピュラーな食べ物です。

乾燥デーツは、黒糖のような独特の甘味があります。特に、デーツの最高品種と言われるピアロム種は、品のある甘さが特徴です。

しかし、加工品であるドライフルーツは、コスパがあまり良くありません。そこで、「家庭用なので、できるだけ安く買いたい」というニーズに応えてくれるのが、老舗のネットドライフルーツショップである「フルーティヤ」さんです。

フルーティヤさんが扱う乾燥デーツは、セイヤー種(種なし)、マサファティ種(種あり)、ピアロム種(種あり)の3種類。それぞれメーカーが異なるため、水分量が違います。また、セイヤー種は、種が取り除かれていて食べやすく、コスパも最高です。

 【水分量】
マサファティ種(種あり)>セイヤー種(種なし)>ピアロム種(種あり)

 【コスパ】
セイヤー種(種なし)>マサファティ種(種あり)>ピアロム種(種あり)

そして、乾燥デーツは、天然甘味料として、煮物、カレーなど、いろいろな料理に使えます。

あとがき

これまで、ドライフルーツというと、干し柿を除けば、干しイチジクやプルーンなど、輸入物がほとんどでした。
また、干し柿も、酸化して黒くなるのを防ぐため、主として、硫黄で燻蒸したものが販売されてきました。
ところが、燻蒸した硫黄は、二酸化硫黄として、残留してしまいます。
そこで、国産の無添加ドライフルーツを求める声が増えています。
今後、無添加ドライフルーツは、もっと種類が増えてくるのではないでしょうか。

出典
*1:日本食品標準成分表2015年版(七訂)/文部科学省

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