1分でわかる「銀河英雄伝説」
長く愛され続ける、銀河英雄伝説
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銀河英雄伝説(ヤングジャンプ版)
(引用元: Amazon)
1982年に発行された、田中芳樹によるSF小説『銀河英雄伝説』。遠い未来の銀河系を舞台に、2人の英雄を軸に知略を巡らせた戦いが繰り広げられる超大作です。作画担当を替えて何度も漫画化されており、2021年時点で藤崎竜作画版がウルトラジャンプにて連載中。また、1988年の劇場版アニメに始まり多くのOVAやテレビアニメシリーズが制作されたほか、ゲームや宝塚ミュージカルにもなっています。多様なメディアミックス展開をしている銀英伝は、原作本編が完結して30年以上経った今でも、さまざまな形で愛されています。
戦争を憎む戦争の天才
魔術師と呼ばれるほどの戦術家で、特に相手の心理の隙を突いた作戦は見事です。戦力に乏しい同盟軍を戦力的にほぼ一人で支えながらも、戦争自体は最も愚かなこととして憎む矛盾をはらんだところも魅力的です。
嫌な人には上司や権力者であっても決して媚を売ろうとしない不器用な、ある意味子供っぽいところもあり、そこも魅力です。いろいろな特技を持つ一芸に秀でながらも、癖のある面々を大きな心でまとめ一軍として機能させていた懐の深さも好きです。それでいて、副官に対する恋心や、被保護者に対する父親のような暖かな気遣いなど、人間としての暖かさも持ち合わせているキャラクターです。
やずごんさん
1位(100点)の評価
天才的な戦略家
戦況を冷静沈着に分析し、不利な状況でも勝利し、勝てないにしても被害を抑えて負けない戦いをする高度な戦略を持つ自由惑星同盟軍の軍人。
心理的洞察力がとても深く、銀河帝国軍側の軍人達の慢心を見抜きその隙をついた戦略や作戦は見事です。
軍人死亡ではなかったので基本的にあまりやる気がありません。しかし、やる気がないのに結果が出せて、結果を出すから部下からも慕われて羨ましいとも思います。
作中に登場する自由惑星同盟も銀河帝国も激情型の軍人が多い中で、ひょうひょうとしていて退役後の年金を気にしているヤン・ウェンリーの存在はとても異質に見えました。
イワシさん
1位(100点)の評価
のんびり屋でもすごい
学生時代には手ぶらで学生寮に入寮したなど、若き日々を見ても変人要素が目立つ独特なキャラクター性が目立っていました。
血気盛んな軍人も目立つ中、一番軍人らしくないのんびり屋な一面を見せる異質なキャラクター感も良いものでした。戦うことこ好まない性格でありながらも、抜群の洞察力で誰よりも戦況を有利に進めるすごい技術を持ち、それゆえ本人の希望とは裏腹にどんどん軍人の地位があがっていくというある意味では悲しい性も見える戦士だったことにもロマンを感じました。
戦争の中にも人間味をたくさん見せる好感の持てるキャラクターでした!
ベン・リーさん
1位(100点)の評価