ランキングの前に…1分でわかる「是枝裕和」
国内外で高い評価を誇る是枝作品
日本が世界に誇る映画監督、是枝裕和は1995年にデビューして以来、多くの作品を世に送り出してきました。家族をテーマにした是枝作品は国内外で高い評価を受けているものが多くあります。実際に起きた事件を描いた『誰も知らない』(2004年)は主演の柳楽優弥が日本人初、史上最年少の14歳という若さでカンヌ国際映画祭の主演男優賞を受賞。綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの共演が話題になった『海街diary』(2015年)は、日本アカデミー賞では最優秀作品賞や最優秀監督賞など4冠に輝きました。犯罪を家族愛という観点から描いた衝撃作『万引き家族』(2018年)では最高賞であるパルムドールを受賞。1997年の今村昌平監督の『うなぎ』以来、日本映画の受賞は21年ぶりということもあり、大きな話題に。
母校である早稲田大学の教授に
早稲田大学第一文学部出身の経歴を持つ是枝監督。2014年4月より、早稲田大学理工学術院教授に就任することになりました。学生が是枝教授の意見を聞きながら企画立案から脚本執筆・撮影・編集し、そして上映会まですべてを学生の手によって行うという授業もあったそう。映画製作に興味がある学生にとっては夢のような授業ですね。
考えさせられる
どんな形の親子、家族であれば幸せなのか。考えれば考えるほど糸がからまるようにわからなくなる映画でした。
親となった立場で見返してみると、あまりに切なすぎて、たくさん泣きました。最初に取り違えさえ起こらなければ。子供は無罪なのにとんでもない人生を送ることになり、その描写が本当にわかりやすかったです。
両極端の父親役を演じる、リリーフランキーさんと福山雅治さんの演技がどちらも素晴らしかったです。
ノムさん
2位(85点)の評価
子供の演技が最高
是枝裕和監督の作品の大きな魅力の一つに子供のリアルな演技が含まれると思いますが、この作品はその魅力がギュッと詰まっていると感じました。リアルをとことん追求していて、子役の演技としては普通とは少し違う感じがしますが、こんな子供いそうだな、と思える演出をされています。
MKさん
2位(95点)の評価
できそこないだけどパパだったんだよ
出生時に子供を取り違える…という実際に起こりえる状況がテーマ。福山雅治&尾野真千子家族と、リリー・フランキー&真木よう子家族が真逆な感じでなぁ。「実の子供」と「育てた子供」。いろいろ考える。
「6年間はパパだったんだよ。できそこないだけど、パパだったんだよ」
↑福山雅治のこのセリフが印象的!
ピキノドさん
2位(95点)の評価