1分でわかる「必殺シリーズ」
映画や舞台、パチンコでも大人気の時代劇・必殺シリーズ
1972年に第1作目『必殺仕掛人』の放送がスタートして以来、20作を超えるシリーズを展開してきた長寿時代劇「必殺シリーズ」。池波正太郎の小説『必殺仕掛人』をベースにしたドラマで、15作目の『必殺仕事人』を境に前半・後半に分かれており、初期は映画のようなハードボイルドな雰囲気、後期は娯楽性の高い内容となっています。物語は、表と裏の顔を使い分ける登場人物達が、さまざまな悪党を始末していくというもの。シリーズ後半にあたる70~80年代では、藤田まこと演じる中村主水(もんど)が主人公の作品がほとんどで、ほかにも実力派俳優が多数出演してきました。勧善懲悪を主とする他作品とは異なり、主人公側があくまで金のために殺しを行うといった点や、それ故に苦悩していく姿が描かれているのも見どころで、長きに渡って多くのファンを魅了しています。