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森田 まほさんの「若手女優ランキング」

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更新日: 2020/11/11
森田 まほ

映画ライター・コラムニスト

森田 まほ

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まえがき

日本映画界を明るく照らす若手女優さんたち! 今、注目している若手女優さんは星の数ほどいるので、ランキングで絞るのはほんっとに大変ですが、それって素晴らしい逸材がたくさん溢れているということですよね!

今回は、私がお芝居のみならず、人間として、女性としてもどんな風に成長して、変わっていくのかをとても楽しみにしている若手女優3人をご紹介しました。それぞれが魅力を発揮している作品もご紹介してあるので、よかったらぜひ観てみてください。

ランキング結果

1伊藤沙莉

生年月日 / 干支1994年5月4日 / 戌年
出身地千葉県
プロフィール子役時代から安定感のある演技力には定評があり、数々の作品に出演。生まれ持った芝居のセンスでシリアスもコメディもこなす、将来有望な個性派女優。主な出演作は、NHK『ひよっこ』『志村けん in 探偵佐平60歳』、TBS『この世界の片隅に』、WOWOW『北斗』、テレビ東京『恋のツキ』、フジテレビ『片想いの敵』『いつまでも白い羽根』『隣の家族は青く見える』、日本テレビ『獣になれない私たち』、映画『戦場へ、インターン』『獣道』『blank13』『パンとバスと2度目のハツコイ』『寝ても覚めても』『榎田貿易堂』、舞台『すべての四月のために』など他多数。
代表作品日本テレビ『獣になれない私たち』(2018)
映画『寝ても覚めても』(2018)
映画『榎田貿易堂』(2018)

ハスキーボイスと圧倒的な演技力が作り出す、唯一無二の存在感!

彼女が映った瞬間から、そのシーンの空気を完璧にかっさらってしまう。小さな体に凄まじいエネルギーを秘め、圧倒的な演技力を持った伊藤沙莉は今注目の若手女優です。

Netflixで大きな話題を呼んだドラマ『全裸監督』の監督を務めた内田英治監督の映画『獣道』では、体当たりの濡れ場にも挑戦し、子役から女優への大きな一歩を踏み出しました。

ハスキーな声、与えられた役柄が憑依したかと感じられるほどの自然な芝居は、出演時間がたとえ少なかろうが関係なく、彼女が演じると役柄の深みがさらに増して、スクリーンに強烈な存在感を残します。全然興味ない映画でも「伊藤沙莉が出ているなら観てみよう!」という気持ちにさせてくれる人です。

⇒伊藤沙莉さんの魅力がより分かる映画
『獣道』(2017)
『パンとバスと2度目のハツコイ』(2018)
『ステップ』(2020)

2清原果耶

生年月日 / 干支2002年1月30日 / 午年
出身地大阪府
プロフィール2002年01月30日生まれの女優。アミューズオーディションフェス2014にてグランプリを受賞。主な出演作は、映画『3月のライオン(前・後編)』『ちはやふる -結び-』、雑誌『Seventeen』、NHK『透明なゆりかご』『あさが来た』など他多数。特技は、歌をうたうこと、ダンス。
代表作品映画『3月のライオン(前後編)』主演(ヒロイン)(2017)
雑誌『Seventeen』専属モデル(2018~)
NHK『透明なゆりかご』レギュラー(2018)

こちらの全てを見抜くような目力で、激情を伝える

現在17歳の清原果耶は様々な作品でヒロインを演じ、まさに今飛ぶ鳥を落とす勢いですが、ただ可愛いだけじゃない、多くの監督や共演者を魅了する目力が最大の武器と言えるでしょう。

私が彼女のお芝居を初めて目撃したのは、Netflixの『宇宙を駆けるよだか』という作品でした。惜しくもTOP3からは漏れましたが、本当に素晴らしい若手の一人である富田望生との見事な「入れ替わり」ドラマを演じていて、「この女優さん凄すぎる!」と衝撃を受けたことを覚えています。彼女は、自分の中にある気持ちの高ぶりや熱情を裸のままむき出しにできる人!

山田孝之がオーディションで泣いたという映画『デイアンドナイト』もまた、今の彼女の原点になっているような作品。静から動への揺らぎをこの作品で是非目撃してください。

⇒清原果耶さんの魅力がさらに分かる映画
「宇宙を駆けるよだか」(2018)
『デイアンドナイト』(2019)
『宇宙でいちばんあかるい屋根』(2020)

3芦田愛菜

生年月日 / 星座 / 干支2004年6月23日 / かに座 / 申年
出身地兵庫県
プロフィール兵庫県出身。2007年より子役として活躍。2010年にはドラマ『Mother』(日本テレビ)での熱演が評価され、東京ドラマアウォード特別賞を受賞。翌年、初主演ドラマ『マルモのおきて』の主題歌『マル・マル・モリ・モリ!』で紅白出場。近年では、バラエティ番組『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』などでMCに挑戦するなど、活躍の幅を広げている。
代表作品日本テレビ『Mother』(2010)
フジテレビ『マルモのおきて』(2011)
NHK『連続テレビ小説 まんぷく』(2018)

才能と知性を備えた女優さんに! 将来は日本のジョディ・フォスター!

3歳で芸能界デビューした彼女の卓越した演技力は子役の頃から定評がありました。2010年に放映されたテレビドラマ『Mother』で、実母から虐待を受ける少女役を演じたときは、そのリアルな演技に多くの人たちが号泣したはずです。
 
でもそんな彼女も今や16歳! 大森立嗣監督の映画『星の子』ではカルト教団に入信している両親を持つ中学生のヒロインの苦悩を見事に演じきりました。子供の頃のあどけなさはそのままに、表情一つで役柄が感じている心の機微をスクリーン越しに伝えられる女優さんへと大成長しました。

子供の頃から現場で見かけるたびに本を読んでいた彼女ですが、『星の子』の舞台挨拶でも「信じること」への自分なりの哲学をよどみなく論じ、中国でも話題を呼びました。そんな彼女の知的な魅力は同じ子役出身のジョディ・フォスターや、エマ・ワトソンに通じるものがあると思います。

⇒芦田愛菜さんの魅力がより分かる映画
『うさぎドロップ』(2011)
『円卓 こっこ、ひと夏のイマジン』(2014)
『星の子』(2020)

あとがき

いかがだったでしょうか? 

インディー映画界でも若手の新星は続々出てきていて、最近の若手女優さんはただ外見が綺麗だけじゃなく、お芝居もしっかりとできる方が多い印象にあります。これからどんな若手女優さんが育っていくのか、楽しみですね。みなさま、最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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