Mother(ドラマ)の詳細情報
あらすじ・スト-リー | 産休教師の代理として教鞭を執る小学校教諭の鈴原奈緒(松雪泰子)は、受け持ちの生徒の1人・道木怜南(芦田愛菜)の体に痣を見つけ、虐待の疑いを持つ。しばらくは傍観を続けていた奈緒だったが、ある事件をきっかけに、奈緒は怜南の誘拐を決意する。あてのない逃避行を続け、擬似的な親子愛を育む2人の運命は…… |
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放送年 | 2010年 |
放送局 | TBS |
原作 | なし |
脚本 | 坂元裕二 |
メインキャスト | 松雪泰子(鈴原 奈緒)、山本耕史(藤吉 駿輔)、酒井若菜(鈴原 芽衣)、倉科カナ(鈴原 果歩)、芦田愛菜(道木 怜南)、尾野真千子(道木 仁美) |
主題歌・挿入歌 | 泣き顔スマイル / hinaco |
公式サイト | http://www.ntv.co.jp/mother/ |
参考価格 | 16,031円(税込) |
『Mother』(マザー)は、2010年4月14日から6月23日まで毎週水曜日22:00 - 22:54に、日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された日本のテレビドラマ。 完全オリジナルストーリーで脚本の坂元裕二による書き下ろし作品。 現代を生きる女性の「母性」をテーマにした社会派サスペンス作品。キャッチコピーは「母性は女性を狂わせる。」。 (引用元: Wikipedia)
感想・評価
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芦田さんありき
このドラマは、芦田愛菜につきる。親から虐待を受けている少女役で、芦田さんは当時5歳でありながら圧巻の演技を披露していました。
最も感動的だったのは、芦田さんが松雪泰子演じる“お母さん”に電話をするシーン。最初は近況報告から話すのですが、徐々に“会いたい”が大爆発。号泣しながら「もう1回誘拐して」と懇願する様子は、超ド級の感動の名場面でしょう。
松雪泰子と田中裕子の母と子の関係性もステキだった…。そういえばキャッチコピーは「母性は女性を狂わせる」でしたね。いつか僕にも子供ができたら、芦田さんの演技のように父性を大爆発させたいと思います。
日本ドラマ史上最高峰
乱暴で極端な言い方をすると、病気や恋愛、青春を題材にすれば誰でも簡単に感動物語を制作できてしまいます。
故にそれら作品は物語に深みが無くて表面ばかりを感動で覆った安直なものが多く、映像作品や小説に造形の深いファンの心をなかなか動かせないことも事実。
ところが『mother』はそのまま扱えばありふれたものになる家族愛という題材を並のまま利用せず見事に昇華させ、凡人には決して思いつくことのない、畏敬の念すら覚える物語です。
そして松雪泰子さん、田中裕子さん、高畑淳子さんなどなど、流行りに左右されることなく演技のみで勝負できる真の実力を持つ役者さんたちが素晴らしい演技を披露することにより崇高なドラマを完璧に仕上げたからこそ、ティーンばかりが感動をする稚拙なものではなく大人も評論家も涙を流したのです。
世界中に配信されてどこでも絶賛され、様々な国でリメイクドラマが作られたことは他のありふれた感動ドラマと一線を画す『mother』の正当な評価です。
DJ 32さんの評価
真夜中にひとりで大号泣…
私にも娘がおり、シングルマザーです。
れなの母親のように、彼氏?のような存在はありませんが、同じように悩んだこともありました。
今は小学生になり、手が離れていますが、本当に逃げ出したくなったことも、自己嫌悪に苛まれることも多々ありました。
このドラマを何度も観ては泣いて、母であること、母性、無償の愛とは…
沢山考えさせられるドラマでした。
とにかく全ての演者さんたちの演技が素晴らしい!!
見入ってしまい、自分がその中に取り込まれたような感覚に。
うさんの評価
近年減ったオリジナル脚本の素晴ら松雪も芦田、田中高畑始め役者も素晴らしい
脚本も素晴らしく、登場する様々な母の母性がそれぞれ丁寧にかかれてます。奈緒役の松雪が役にぴったり。田中裕子、高畑淳子、奈緒の姉妹の酒井若菜や倉科もリアリティに溢れ、毎週楽しみでした。芦田愛菜は当時5歳でこの演技、、、松雪との逃避行中や施設に戻されてからの演技もすごく、子供らしい無邪気なところ、虐待児にありがちなちょっと集団から浮いた感じ、母親を庇って嘘つくところ(松雪の作った夕飯のシーン)、そんな振る舞いも圧巻。なんというか子役によくある訓練されたうまい芝居というより内から迸る演技という感じで驚きました。芦田愛菜ちゃんの知能の高さに興味を持ってこの時から応援するきっかけとなった作品(今や予想通り才女に!)。
坂元さんが芦田さんに合わせて脚本書き換えたと当時何かの番組で言っていましたが、その効果がよくわかる作品でした
カツオさんの評価
何度もらい泣きしたことか
第一話で松雪泰子演じる奈緒が「あなたは捨てられたんじゃない。あなたが(親を)捨てるの」と言ってつぐみ役の愛菜ちゃんを誘拐したシーンで、犯罪だとは分かっていても傷ついた幼い子を救いたいという母性本能に涙腺をやられました。
「お母さん、つぐみ、待ってるのに…ずっと、待ってるのに…どうして迎えに来てくれないの?」という愛菜ちゃん迫真の演技は今でも鮮明に脳裏に残っています。
何度見ても泣けて、日本のドラマでこれ以上の作品はないと思うのでおすすめです。
するめさん(女性・20代)
1位(100点)の評価