1分でわかる「映画リング」
ジャパニーズホラーブームの火付け役
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リング(1998年)
(引用元: Amazon)
鈴木光司のホラー小説を基にした映画で、1998年に第1作目が公開された『リング』。ジャパニーズホラー作品の名監督として知られる、中田秀夫が監督を務めています。呪いのビデオテープを軸に展開される物語で、呪いをかけた怨霊の正体・山村貞子の奇妙な動きや恐ろしい表情に誰もが恐怖しました。一大ブームが巻き起こったのをきっかけに、続編が相次いで制作されています。人気は日本だけにとどまらず、韓国で『リング・ウィルス』(1999年)が、アメリカで『ザ・リング』(2002年)といった海外リメイク版も公開されています。
怖さのツボを押してくる
笑いのツボと同様に、怖さにもツボがある。
リングはまさにそのツボを押してくる映画です。
「今、ここにこんなものが見えたらイヤだな」というようなものをずっと見せられているような感覚に陥ります。
上映当時に映画館で見たのですが、恐怖で自分の手を握りすぎ、自分の爪痕がクッキリ残っていたのを覚えています。
トラウマものの怖さでありながら、ストーリーはとても良くできていて面白い。
「見たら1週間後に死ぬビデオ」の呪いを主人公はどのようにして解くのか。
我が子を救うべく、謎を解き明かそうとする母親の必死さがひしひしと伝わってきます。
松嶋菜々子さんら役者さんの演技が真に迫っていて、映画のクオリティをさらにあげていました。
いつまでも色褪せない、素晴らしい作品。[続きを読む]
ぽてとさん
1位(100点)の評価
世界にジャパニーズホラー旋風を巻き起こした名作
海外のホラー作品のように血がたくさん出たり、わかりやすく驚かせるという演出はあまりないのですが、日本のホラー特有のジメジメドロドロした怖さがたっぷり詰まった名作ホラー。特にテレビから貞子が飛び出てくるところは本当に怖かったですね。貞子役の女優さんはあのシーンの為にまつ毛を全部抜いたなんてエピソードを聞いたことがありますが、あのシーンの貞子の眼はトラウマ級の迫力がありました。そして最後に主人公の玲子が息子を助けるために自分の父親にビデオを見せに行くというあまりに救いのない恐ろしい終わり方もとてもよかったですね。
副次長さん
1位(100点)の評価
衝撃的な作品でした
呪いのビデオという存在から、不審な死が広がっていくというホラーものですが、当時はテレビの中から貞子が出てくるというあの演出に驚いたものです。今でこそビデオテープの時代ではありませんが、当時のそれと再生していたのがブラウン管テレビという環境だったからこその怖さでした。今見るとそのような点も含めて色々な所から古い作品にも見えてしまいますが、恐怖感は変わることなく、ホラーの名作であることに変わりはない。
中野の星さん
1位(100点)の評価