押見修造は2009年から連載した『惡の華』で一躍人気漫画家になりました。2017年には話題作『血の轍』を連載。「このマンガがすごい!2018」にノミネートされます。今回みんなの投票では「押見修造の漫画人気ランキング」を決定します。前述の人気作『惡の華』や吸血鬼を題材にした『ハピネス』、ドラマ化された『漂流ネットカフェ』、『ぼくは麻理のなか』など多くの名作がある中、どの作品がランクイン?あなたがおすすめしたい押見修造の漫画作品も教えてください。
最終更新日: 2020/10/14
このお題は投票により総合ランキングが決定
押見修造は1981年生まれ、群馬県出身の漫画家。2002年に『真夜中のパラノイアスター』でデビューします。そして2009年に、その名を一躍轟かせるきっかけになった『惡の華』を発表します。この作品は累計240万部を突破する大ヒット作となり、アニメ化されました。
「押見修造」は、男性器で頭がいっぱいの女子を描いた『アバンギャルド夢子』やサキュバスとのセクシーな恋愛を描いた『デビルエクスタシー』、ドラマ化された『漂流ネットカフェ』、『ぼくは麻理のなか』や須賀健太主演で映画化された『スイートプールサイド』、ダークヒーロー物語『ハピネス』などの作品を描きました。
2017年毒親をテーマにした衝撃作『血の轍』を連載。『血の轍』は「このマンガがすごい!2018」で9位にランクインするなど早くから注目を集めました。
累計240万部を突破した『惡の華』と並び、ファンの間で高く評価されている作品があります。2018年に実写化された『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』です。吃音だった押見修造の体験を基に作られた作品でした。
ランキングの順位は、気軽に参加可能な3つのボタンによる投票と、自分の順位を決めて公開・投票するマイランキングの合計ポイントで決定します。マイランキングの方がポイントは高く、順位に及ぼす影響は大きくなります。
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1位惡の華(漫画)
2位血の轍
3位ぼくは麻理のなか(漫画)
4位ハピネス(漫画)
5位漂流ネットカフェ
1位惡の華(漫画)
2位血の轍
3位ぼくは麻理のなか(漫画)
4位ハピネス(漫画)
5位漂流ネットカフェ
条件による絞り込み:なし
だれにも分かりえない、歪な親子愛
お母さんに依存する主人公・長部静一と、謎多き過保護な母親・静子を軸に描かれる本編。言葉数も少なく、展開がゆっくりなのもまた不気味。終始不穏な空気が漂い、静かな恐怖が劇中にはびこっています。
押見修造先生が自ら「これを描いたら引退してもいい」と公言しており、ファンにとってある意味波乱な作品です。
母親の強烈なキャラクターに圧倒された
主人公の母親の狂気的な愛情と執着がストーリーが進むにつれて加速していき、恐怖心がつのるほどでした。主人公の少年がお母さんから自由になれる日はやってくるのかと思うとすごく切なく悲しくなります。どこか作者の自伝的要素があるようにも思えて、いつもどきどきしながら読んでいる作品です。
不気味なイメージがあります!
この血の轍では、過保護なお母さんと、そんなお母さんに依存する息子との物語だったのですが、非常に不気味なイメージがありました。そして、物語が進むにつれてそんな親子間系がどうなっていくのかといつも気になって仕方ありませんでした。
毒親をスリリングに描く
「毒親」という身近な存在を描いた作品です。
おそらく作中に登場する母親(静子)は精神的には健康な状態ではないのだと思いますが、世間一般ではある程度よくあることなのかな、と思います。
過保護な毒親に主人公の精神が蝕まれていく姿がリアルです。
意外な結末にびっくり
いきなりあこがれの女の子の姿になってしまう主人公、という設定のストーリーですが意外な方向に話がどんどん進んで行き、結末は本当にびっくりの展開でした。少しこれまでの作品とは話の感じが違う気がしましたが、それでも独特の切なさにあふれていてぐっときます。
最後まで主人公に何が起こっているのかわからない
この作品は主人公が麻里という女性の肉体に移ってしまうところからスタートします。話が進むにつれてなぜこんなことになっているのか分かりそうになるのですがそんな時にまた新しい展開が来て新しい謎が生まれるといったテンポのよさで最後まで駆け抜けた漫画でした。
羨ましかったです!
このぼくは麻理のなかでは、主人公が突然と憧れの女性に変わってしまうとあって、観ていて非常に羨ましかったのが印象的でした。恐らく、男性ならば誰もが一度はそんな経験をしてみたいと思える夢のような物語だったような気がします。
ドキドキの吸血鬼漫画
押見修造漫画を代表する、ダークファンタジー!
どこにでもいる普通の主人公が、突然吸血鬼に襲われるも、倫理的なものから人の血を吸えず、精神的に追い込まれるストーリー展開。
吸血鬼が血を吸うシーンなど、使い古されたネタでもゾッとする描写でたのしませてくれます。押見修造といえば、女の子を魅力的に描く天才。ハピネスでもその才能を惜しみなく発揮しています。
押見先生の世界観全開
ヴァンパイアのノラと主人公の話。多分惡の華を好きという人であるならば全員がこの話に引きつけられます。押見先生らしい明確にジャンル分けできないダークファンタジーよりの作品。欲求というより衝動で読み進めているような感じ。
人間のこわさにゾッとする
ある日たまたまネットカフェに集まったお客さんが、お店ごと一斉に異世界に飛ばされるサスペンス漫画。楳図かずおの「漂流教室」を彷彿させる内容で既視感こそあるものの、さすがわ押見修造ワールド。先の読めないオリジナリティあふれる展開で、最後まで飽きずに読破できました。
究極の選択を迫られたとき、人間の嫌なところが出ますよね。
欲望渦巻くネットカフェに非現実が襲いかかる!!
ネットカフェ。それは複数の人間が薄いしきりに囲まれた狭い空間で『何か』をする場所。
現実にあるけれどもどこか非現実的な場所。
この漫画は人には言えない『何か』を隠した人たちが非現実な現象に巻き込まれ、やがて現実を見据える物語。
人間の醜さ
主人公がネカフェに入ると、偶然そこには初恋の相手が居て、一夜を明かすと何故かネカフェ周囲は広大な湿地帯に……という入り方。
漂流教室の大人版、という人も多い作品。
他の押見修造作品とは毛色が違い、暴力が多い印象です。
みんなが持っている魔法を持っていなかった少女の話。
この漫画は吃音症、声を出そうとすると連続で単音を発声したり、言葉に詰まったりする病気をもつ女の子の物語。
物語序盤、主人公は自分の名前がうまく言えず、笑われる。主人公は普通より劣っている人間。
だが、皆さんに問いたい、皆さんの言う『普通』とはなんだろうか?
皆さんにも、足が遅かったり、数学が出来なかったり、ETC
劣っている部分があるはず。この作品は普通というテーマに一石投じる作品だ。
中学生の言語化できないモヤモヤをうまく表してる。
やはり押見修造先生と言えば惡の華という方も多いです。実際僕も惡の華から押見修造先生の作品を好きになりました。この作品の良さは中学生の時に感じていた言葉で表せられないモヤモヤが映像として表現されているところです。この作品の良さは見ないとわからないし、見てもわからない人にはわかりません。ただ心に刺さる人にとってはとてつもない印象を残します。
青春の暗部をドラマティックに描いている
中二病感満載のキャラクター設定とストーリー展開なのですが、一つ一つのシーンでのキャラの心情や表情などが胸に突き刺さって痛いほどです。誰しも思春期の頃にはこのようなドロドロとした感情を抱えていると思いますが、それらがとてもドラマティックに美しく表現されています。
思春期
思春期の難しい感情をここまで上手く表現されている作品はなかなかありませんし、分かる人に心に刺さる作品だと思います。
押見修造先生の表現が印象的でした!
この悪の華では、押見修造先生の表現が非常に印象的でした。中学生の上手く表現出来ない感じをを押見修造先生なりに映像として表現されていたのが本当に観ていて伝わってきました。また、内容としても中学生らしい思春期がこちらまで思い出され面白かったように思えます。
思春期をリアルに描く
思春期の男女が胸に抱えたドロドロがリアルに描かれた作品です。
主人公がクラスの人気女子の体操服を盗み、そのシーンを目撃した女子に脅されるところから話は始まります。
思春期の男女の歪んだ性やドロドロが妙に胸に来る物語です。
暗い青春が悪の華となり咲き乱れる!!
正直に言おう。成功できる人間は一握りしかいない。
漫画や、映画の物語は幻想で、人間の大半は普通に生きて普通に死んでいく。この漫画は『特別』に憧れた普通の人間が時を得て、自分は『普通』だったと気づく物語。
映画にもなったけど漫画のほうがおもしろい
映画にもなった人気作ですが漫画ほうが登場人物が変態っぽくて面白いです。