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Twitterでシェアランキング結果
1位たら
2位あんこう
肝のオレンジは夕暮れの色
おいそれと食べられる代物ではない。今食べたら、口に入るのなんて何年振りだろう......と記憶の糸をたぐるほどだ。肝のうまさはあらゆる魚のなかでも、特に濃厚に感じる。うまし。
きものオレンジ色は夕暮れの色。これを食べたら次に出会うのはいつになってしまうのか。哀愁漂うプリプリのあん肝に、僕はさよならだけは言わないつもりだ。
3位ハタハタ
焼き魚の王
偉そうに焼き魚の王などと言ってしまったが、思わず口をついてしまうほど、ハタハタの焼き魚は身が甘くて、プリップリッで、染み出す汁が抜群にうまいのだ。
何より卵が最高。ただ、近年なかなか卵もちの個体に出会えていない。もしも卵もちのハタハタを売っているところがあったら、一目散に千円札を握りしめて......めがけたい!
4位おでん
家だと冬
コンビニのおかげで年がら年中美味しく食べられる「おでん」。しかし、家庭で食べるとなると冬の季節だけだろう。うちの場合、卵、白滝、黒こんにゃく、はんぺんの順になくなっていく。まるでダンジョンゲームの謎解きのギミックのように、順番を間違えたらもう一度最初からやり直しになってしまうのだろうか?
横浜ビブレ前におでん屋台らしきものがちらほらといる。今は無理でも10年後、20年後、あの屋台で熱燗を傾けている自分がいればいいなと思う。
たら鍋は僕に語りかける......
冬といえばたら鍋だろう。冬になるとよく実家で母が作っていた。味噌ベースの汁に、たっぷりとした鱈の身がぶりっと入っており、食べる前の飢餓たるや。