メルエム(王)の詳細情報
登場作品 | HUNTER×HUNTER |
---|---|
声優 | 内山昂輝 |
年齢 / 性別 | 生後40日 / - |
身長 / 体重 | 155cm / - |
念能力 | オーラを食う能力、光子のオーラ、モントゥトゥユピーの能力 |
系統 | 特質系 |
全 56 件中 1 〜 20 件を表示
かつてないほど想いを馳せた「最強の敵」
「種の王となるため」無慈悲で残虐な絶対悪として生まれた蟻の王。
キメラアント編は、そんな“敵”としての宿命を背負った王が「メルエム」という個の人へ成長する物語。
盲目のコムギとの交流を通じて心を持ち始め、知性と愛を知り、確実に人への成長を見せていくが、先に待つ“敵”としての宿命に、読者・視聴者の心は揺らいだのではないか。
最強の敵が、皮肉にも人間の負の遺産「核兵器」の毒によって蝕まれていく。“正義”、“人”とは何か、キメラアント編はそんな社会的メッセージを含んだ傑作でもある。
刻々と迫る最期の時、大切な人と過ごす時間。「この瞬間のために生まれてきたのだ…」と口にし、自らの生を全うする姿に「メルエム」という一人の人間を見た。
衰弱していく王の様子、混沌とする意識のなか、疑いもなく王として生き、誰にも名前を呼ばれなかった彼の最後の望みが読者・視聴者の心に刺さる。「名前を呼んでくれないか…」大切な人に名前を呼ばれ、人として最後を迎えることができた彼の亡骸を涙無くして見る事はできなかった。
アニメ135話は特別回仕様のエンドロールへの流れが美しく、最期の時を目前にした2人の走馬灯のような絵とBGMにも目が腫れるほど泣かされた。
敵としての冷酷で威厳ある口調、最期の弱々しく消えゆく呼吸…最強の敵である「王」と「メルエム」という人物を見事に演じきった内山昂輝さんのキャスティングも素晴らしく、敵役の新境地を見た。
コムギとの関係性
とにもかくにも、メルエムとコムギの関係性がたまらなく好きでした。自身がコムギに抱いている感情が何なのか理解できずに苛立っているところには蟻というよりか人間的な生々しいものを感じられて良かったです。そして、死に際の尊さで満ち溢れたシーンには釘付けになりました。
ぽぽちさんの評価
人にあらずだけど人の感情を持ったシーンは感動
力、頭脳など、全てにおいて負けることのない時に、コムギという少女と出逢いグンギに勝てなかった。
はじめはただの一人に過ぎなかったが自分が知らない間にコムギを守る対象となっていた。
最後ネテロとの交戦で死に際になったときコムギと死を共にしたシーンが好き
お菓子には牛乳さんの評価
人間じゃないのに人間らしさを最も感じるキャラ
キメラアント編のボスキャラとして、主人公サイドおよび読者に絶望感を与え続けた屈指の強キャラ。まともに戦って勝てる者がおらず、非常に残酷だが確実な方法で死に追いやられ不憫さすら感じた。これほどの能力を持った敵ボスキャラが、結局最後は愛した者と寄り添って死ぬことだけを望んだその姿勢に、人として大事なことは何だろうとまで考えさせられた。
佐倉ここりさん(男性・40代)
2位(95点)の評価