【人気投票 1~40位】カルト映画ランキング!みんながおすすめする作品は?
このお題は投票により総合ランキングが決定
一般的に広く人気となっているわけではなく、ある特定のマニアに熱烈な支持を得ている映画作品……それが「カルト映画」。カルトは「崇拝する」という意味で、前述の通り多くの方から知られているわけではありませんが、今回は映画マニアのみんなの力を借りて「カルト映画人気ランキング」を決定したいと思います。投票は、洋画でも邦画でもOK。ホラーやSF、コメディなど、ジャンルも問いません。映画を愛して止まないあなたのおすすめカルト映画を教えてください!
最終更新日: 2025/01/07
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ランキング結果
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元カレボスラッシュに眼福
2010年代の映像革新は、次世代のベクトルを巡って放浪の旅となっていた。MCUやゴジラユニバースは、VFXと人間との垣根を無くし不気味の谷を超えようとした。VR技術の発達に伴い、作り込まれた世界の中でカメラを動かし、超現実を生み出す『ライオン・キング』なんて作品も登場した。
そんな技術の時代に、本作は敢えて虚構と現実の差を明確にすることによって、実写映画のコミック化に成功させた。従来の漫画原作ものは、漫画をいかにリアルに近づけるかという点に重きを置いていた。しかし、本作は、現実をいかにコミックに近づけていくかという正反対の方向を向い[続きを読む]
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ジョーカー以上に怖いホアキン・フェニックス
みんな大好き狂人ポール・トーマス・アンダーソンが噂通りサイエントロジーの映画を作るわけがなかった。彼が作り出したのは、相変わらずジョナサン・デミの『メルビンとハワード』への賛歌に載せて描くカリスマ、そしてサークルクラッシャーの苦悩だ。
サイエントロジーの暴露映画なんか俺の眼中にない、俺が作りたいのは俺流の『エルマー・ガントリー/魅せられた男』だと。魅力のオーラに覆われながらも、クズでどこ行っても組織を滅ぼしてしまう男フレディ・クエルの視点で、教祖でありながらも妻の操り人形であり、スランプであるランカスター・ドッドが彼の持つオーラに取[続きを読む]
26位レポマン
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27位プライマー
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28位スクリーム
引用元: Amazon
制作年 | 1996年 |
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上映時間 | 111分 |
監督 | ウェス・クレイヴン |
メインキャスト | ネーヴ・キャンベル(シドニー・プレスコット)、デヴィッド・アークエット(デューイ)、コートニー・コックス (ゲイル・ウェザーズ)、スキート・ウールリッチ(ビリー・ルーミス)、マシュー・リラード (ステュワート)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
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新着・注目
まだまだ採点・コメントが少ない候補です。ご存知の場合はぜひ採点をお願いします!
29位スプリング・ブレイカーズ
引用元: Amazon
制作年 | 2012年 |
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上映時間 | 93分 |
監督 | ハーモニー・コリン |
メインキャスト | セレーナ・ゴメス(フェイス)、ヴァネッサ・ハジェンズ(キャンディ)、アシュレイ・ベンソン(ブリット)、レイチェル・コリン(コティ)、ジェームズ・フランコ(エイリアン)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
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大学デビューの肖像
『スプリング・ブレイカーズ』は新生活間際の夏休み、ピチピチギャルがただただお祭り騒ぎし、壊れていく様を描いた虚無である。ビーチでワイワイガヤガヤ暴れまわり警察に捕まるものの、麻薬の売人・エイリアンに救われ彼の家に転がり込みまた遊びまくるのだが、段々と興ざめしていく。
これは、大学1年の時に毎日のように飲み会に明け暮れるが、3年になると自分の大学生活が空っぽなことに気づき、興ざめし現実に引き戻される感覚に等しい。
今の時代、スマホにはキラキラした情報が溢れ、娯楽も多様化している。社会全体がテーマパークなのだが、遊んでいるうちに、自分[続きを読む]
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33位ウルフ・オブ・ウォールストリート
引用元: Amazon
制作年 | 2013年 |
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上映時間 | 179分 |
監督 | マーティン・スコセッシ |
メインキャスト | レオナルド・ディカプリオ(ジョーダン・ベルフォート)、ジョナ・ヒル(ドニー・エイゾフ)、マーゴット・ロビー(ナオミ)、マシュー・マコノヒー(マーク・ハンナ)、ジョン・ファブロー(マニー・リスキン)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
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Sell me this pen.に痺れる
『ソーシャル・ネットワーク』に始まり、2010年代のビジネス映画は情報過多なセリフの応酬がフォーマットとして存在した時代であった。そして、膨大なビジネス用語や複雑な取引に置いてけぼりにされてしまいそうなところを、第四の壁を破りジョークを交えることでグイグイと引き込んでいくテクニックを不動のものとしたのはマーティン・スコセッシであった。
スコセッシは『カジノ』や『グッド・フェローズ』の時代から、雄弁な語りの妙によって3時間近い内容でも全く苦痛に感じない物語を演出し続けてきた。(彼の2010年代最後の作品『アイリッシュマン』は3時間30[続きを読む]
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LDHは娯楽映画を完璧に理解している件
映画が平和をもたらした。
映画好きなら誰しもが一度は思ったことのある問題解決の手法だ。2010年代、とあるシリーズが映画ファンと音楽ファンの間にある隔たりを破壊した。これはベルリンの壁崩壊さながらの吉報であった。
EXILEグループことLDHが総力挙げて完成させた『HiGH&LOW』シリーズは当初想定していたアイドルファンムービーの壁を超え、映画ファンに愛されたのです。本シリーズ前の映画ファンからみたLDHの印象は決して良くなかった。「怖い」という印象があった。私もその中の一人。高校時代苦手だった人がEXILEのファンだったことも[続きを読む]
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38位マジカル・ガール
引用元: Amazon
制作年 | 2014年 |
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上映時間 | 127分 |
監督 | カルロス・ベルムト |
メインキャスト | ルイス・ベルメホ(ルイス)、バルバラ・レニー(バルバラ)、ホセ・サクリスタン(ダミアン)ほか |
主題歌・挿入歌 | 春はSA・RA・SA・RA / 長山洋子 |
公式サイト | http://bitters.co.jp/magicalgirl/ |
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松山ケンイチそっくりさんがゆく!
音楽伝記映画は2010年代も沢山作られました。2010年代ベストの中でよく挙がる作品は『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』なのだが、私はロシアからやってきた不思議な作品『LETO』をオススメしたい。
本作はソ連アンダーグラウンドバンド《Кино(キノー)》を描いた作品でありながら、肝心な《Кино(キノー)》の楽曲は使われず、トーキング・ヘッズの『Psycho Killer』やイギー・ポップの『The Passenger』などを使ってミュージカルに仕立てあげている。おまけに主人公であるヴィクトル・ツォイはカザフスタ[続きを読む]
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シンデレラの靴がブラジャーに!!
ドイツ人の監督がアゼルバイジャンで、ユーゴスラヴィア、スペイン人、フランス人、タタールスタン人、ルーマニア人等が画面を縦横無尽に駆け回るサイレント映画。グローバル化グローバル化と言いつつも、世界は国籍/人種で断絶してしまっている中、自然体で多国籍映画が作られた。
シンデレラの靴をブラジャーに変えた話という出オチ感満載な作品ながらも、サイレント映画時代のショットの切り返しによるスリルの演出、そしてドニ・ラヴァンの得意技であるグニャっとした身体的動きによる面白さが映画全体に行き渡り映画観賞が持つ多幸感を最大限に引き延ばしている。
そし[続きを読む]
言葉のドッヂボールが花火をぶち上げる!
日本を襲った東日本大震災は、世界中に大きな衝撃を与えた。しかし、あの震災の衝撃をアートという形でアーカイブするのは至難の技だ。未だに、あの震災の内面的恐怖を映像化した作品はほとんど現れないのだが、反戦映画を撮っていた大林宣彦が、圧倒的映像の洪水の中に震災で失われた多くの魂を忍ばせた。
老境に差し掛かった、映像の魔術師・大林宣彦は常に新しい映像技法を模索し、本作でデジタル処理に挑戦した。しかしながら、この挑戦は観る者の心を掴んで決して離さないものであった。
『ソーシャル・ネットワーク』が4,5時間に及ぶ物語を、早口で展開することで2時間に収めた。この作品では、会話が成立している。しかしながら、『この空の花 長岡花火物語』は2時間40分決して会話を止めることはない、会話は全て一方通行でまさしく言葉のドッヂボールを観ることとなる。
そこに、謎の一輪車の刺客、過去からやってきた画家・山下清、そしてハリボテのアニメーションでグチャグチャに合成される戦争の記憶と長岡花火の大団円が所狭しと、観客の瞼を一秒たりとも閉じさせまいと迫ってくる。
いくら目紛しい勢いで情報が流れる情報過多社会にいる我々ですら、全てを補足することは不可能である。鑑賞後、観たものは何故か滴る涙に驚く、そしてその正体を探ることで、自分の中の戦争と平和、災害と復興についての考えが定まってくる。2020年代に刀を突きつけられるか非常に怪しい大林宣彦監督渾身の遺言状である。[続きを読む]
映画の伝道師
che bunbunさん
3位(89点)の評価