1分でわかる「ハチ」
記録的再生数を誇る大人気ボカロP・ハチ
中毒性のあるロックサウンドで圧倒的な存在感を放ち、VOCALOIDシーンに強烈なインパクトを残したボカロP・ハチ。独特の世界観と心に突き刺さる歌詞、抜群のメロディーセンスが印象的で、日本ではもちろん海外からも絶大な人気を誇るクリエーターです。2013年には、本名の“米津玄師”としてもメジャーデビュー。作詞・作曲はさることながら、アレンジや歌唱、演奏や動画制作に至るまで、すべてを自身で制作するという、驚異的な才能をみせ、幅広いジャンルの著名人からも厚い信頼を獲得しています。発表する楽曲は次々とヒットを飛ばし、多くのリスナーを虜に。今や日本の音楽シーンには欠かせないシンガーソングライターのひとりです。
バカっぽくは…無い
ハチ(米津玄師)の才能がいかんなく発揮されている楽曲と言えるでしょう。彼自身もバカっぽい曲を作りたかったとのことで、ネタ曲という位置づけだったようですが、とんでもない感じに仕上がっています。曲の構成、歌詞、リズム、語彙力が無いため表現できないのがもどかしいですが、とにかく聞いていない人がいたら聞いてもらいたいです。最後まで全力で突っ走るジェットコースターみたいな曲です。2010年公開か…時がたつのは早いものです。
タコ入道さん
1位(100点)の評価
中毒性えぐい
ハチさんの15作目となるボカロ曲で、初のGUMI使用曲である「マトリョシカ」。PVの初音ミクとGUMIの表情が狂っていたり、メロディやPVの演出もかなりカオスで、最初に聞いたときは衝撃を受けたけど思わず最後まで夢中になって聞き入ってしまいました。歌詞も最初の「考え過ぎのメッセージ 誰に届くかも知らないで きっと私はいつでもそう 継ぎ接はぎ狂ったマトリョシカ」をはじめ、何通りにでもできる不思議なフレーズがたくさん使われています。何年たっても意味は理解できないんだけど、頭に残ってしまう。とくに「あなたと私でランデブー?」のところが好きです。
カタコンベさん
1位(100点)の評価
一時期狂ったように聴いてた
2010年8月19日に投稿された、15作目のオリジナルボカロ曲。2010年8月21日にVOCALOID殿堂入り(10万再生)、2017年12月15日にVOCALOID神話入り(1000万再生)を果たし、多くの人気歌い手にもカバーされています。
「馬鹿っぽくて、どんちゃんしたのを作りました。」というメッセージとともに投稿されたこの曲は、最初のギターの旋律とカッティングノイズによる独特のメロディがとても印象的でした。そして「頭痛が歌うパッケージ いつまで経っても針は四時 誰も教えてくれないで 世界は逆さに回り出す」や、「あのね、もっといっぱい舞って頂戴カリンカ?マリンカ?弦を弾いて」など、意味が想像つかないものが連なっていますが、リズミカルな曲調も相まって頭に残りやすく口ずさみたくなるような不思議な感じです。マトリョーシカのなかなか中身が見えない構造と、ハチが曲に込めたメッセージがなかなか理解されないという複雑な感情をかけたものと解釈する人や、そもそも楽曲を深読みしようとする人の滑稽さを嘲笑ったものと捉える人も居て、さまざまな解釈で楽しめるのもまたいい所です。
そしてPVの世界観も曲の独特さを引き立てるものとなっています。ちょっと狂気っぽいミクとGUMIの表情や、パキッとした配色に細かな装飾など、ハイセンスと言わざる得ない要素があちこちに散りばめられています。同時に、曲も作れておしゃれなPVも作れるなんて天は二物も三物も与えるってこういうことだと感じました。[続きを読む]
アブさん
1位(100点)の評価