1分でわかる「ラーメン二郎」
濃厚でボリューミーなラーメンにハマる人が続出!
ラーメン二郎(ラーメンじろう)とは、1968年に創業したラーメン店。東京の三田にある本店を総本山とし、関東を中心に約40店舗を構えています。ラーメン二郎の基本的な特徴は、太めの自家製平打ち麺、濃厚なとんこつ醤油味のスープ、そしてボリュームの多さ。濃厚でボリューミーなラーメンに虜になる人も少なくなく、“ジロリアン”と呼ばれる熱狂的なファンも生み出してきました。
呪文のような注文スタイルも二郎ならでは
ほとんどの店舗ではラーメンを提供する直前に、トッピングの有無が聞かれ、「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ(背脂)」「カラメ(濃いめ)」などのトッピングの種類を並べて伝えるスタイル。さらに「マシ(多め)」や「少なめ」とトッピングのあとに付け加えることで量を指定することも可能です。店内では「ヤサイマシマシニンニクカラメ」のように客が注文していく様子が見受けられ、その頼み方は「まるで呪文だ」と話題になりました。麺の量も「少なめ」「半分」と指定可能な場合が多いですが、伝えるタイミングは食券を渡すときとなり、トッピングとは異なるので要注意です。
ラーメン二郎の各店舗はチェーン店ではない
三田本店以外のラーメン二郎は、どれもチェーン店ではなく暖簾分けによるもの。暖簾分けとは、三田本店で修行した弟子や、弟子が開店した二郎直系店で修行した人たちが「ラーメン二郎」の名前で出店している店のことです。濃厚なとんこつスープやボリュームの多さといった特徴は共通しているものの、味は直系・傍系問わず、店舗によって全然違うため、同じ二郎ラーメンでも各店舗独自の美味しさを楽しめるのが魅力です。
二郎系・二郎インスパイア系ラーメンとは
ラーメン二郎の人気と知名度の高さゆえに、“二郎系ラーメン”や“二郎インスパイア系”と呼ばれるラーメン店も誕生しました。そう呼ばれる店舗は「ラーメン二郎の暖簾分け店舗が名前を変えたパターン」と、「ラーメン二郎に似たラーメンを提供している店」に大別されます。なお、"元ラーメン二郎"として営業していた店には、吉祥寺の「成蹊前ラーメン」や赤羽の「ラーメン富士丸」などがあります。