1分でわかる「山崎貴」
『ALWAYS 三丁目の夕日』で大ヒットした「山崎貴」
山崎貴は、1964年年11月3日生まれ長野県出身の映画監督です。映画『ジュブナイル』(2000年)で映画監督デビュー。ちなみに彼が作る映画製作の特徴の一つに、CGを駆使した視覚技術「VFX」が挙げられます。
「山崎貴」の映画作品
日本アカデミー賞で作品賞、監督賞を含む16部門を制覇した『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005年)で大ヒットを記録。さらにクレヨンしんちゃんの映画を基に作られた『BALLAD 名もなき恋のうた』(2009年)や百田尚樹原作の『永遠の0』(2013年)、人気漫画原作の『寄生獣』(2014年)などの作品を公開します。また、3DCGアニメにも進出し、『STAND BY ME ドラえもん』(2014年)を手がけました。
最新の話題作
菅田将暉を主演に据えた『アルキメデスの大戦』(2019年)が公開予定。また、アニメ映画作品『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(同年)の公開も予定されています。ちなみにこの映画は「ドラゴンクエスト」シリーズ初のフル3DCGアニメーション映画化に挑戦しました。
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心が温まる
昭和33年(1958年)の東京の下町を舞台とし、夕日町三丁目に暮らす人々の温かな交流を描く人情劇。建設中の東京タワーや上野駅、蒸気機関車C62、東京都電など当時の東京の街並みをミニチュアとCGで表現されていたり、映画に出てくる町並みはオープンセットで再現され、その他の家電や三輪自動車などは本物を使用していたりと当時の情景が細部まで再現されています。日本アカデミー賞をはじめ、数多くの賞も受賞しました。本映画の主人公は茶川竜之介という売れない小説家。酔った勢いで母親に捨てられた淳之介を預かる羽目になるところから展開していきます。主人公の竜之介は名家出身で東大文学部卒のエリートコースまっしぐらにもかかわらず、家を継がなかったことで実家を追い出され叔母のところへ転がり込むというだらしないキャラです。淳之介のことも毛嫌いしていました。しかし、ストーリーが進んでいくごとに竜之介の不器用でやさしい性格や、淳之介の世話を通じて成長していくところが明らかにされていきます。とくにクリスマスのエピソードはとてもほっこりしました。竜之介だけでなく、鈴木一家や六子などの周りの人々も皆温かくていい人です。竜之介が主人公と明記されていますが、全員が主人公でいいと感じました。心がじんわりと温まるというのを体感させられた名作です。[続きを読む]
千代子さん
1位(100点)の評価
現代では決して感じられない
昭和33年春の東京の下町を舞台に、売れない小説家・茶川竜之介と見ず知らずの子供・古行淳之介との共同生活を描いた映画です。昭和の町並みがとてもリアルに再現されていて、タイムスリップというより映画の世界に入ったような気分になりました。作中では、ツギハギだらけ服を着てたり、カラーテレビが庶民に買える値段ではないので近くの家に見に行ったりといった光景も広がっています。でも、物理的には貧しくても心の貧しさは感じさせません。みんな笑顔で助け合っています。今はインターネットがあるのであそこまでの近所づきあいはほとんどありませんし、今より生活水準は上がっていてもお金に対する不満を抱えている人が多い時代を生きているので、とても新鮮に映ったのと同時に心が温まりました。[続きを読む]
大村家さん
1位(100点)の評価