風と雲と虹との詳細情報
放送年 | 1976年 |
---|---|
放送局 | NHK |
原作 | 海音寺潮五郎 |
脚本 | 福田善之 |
メインキャスト | 加藤剛(平小次郎将門)、緒形拳(藤原純友)、真野響子(良子)、吉永小百合(貴子)ほか |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
参考価格 | 23,770円(税込) |
『風と雲と虹と』(かぜとくもとにじと)は、1976年1月4日から12月26日にかけて放送されたNHK大河ドラマ。第14作。 (引用元: Wikipedia)
風と雲と虹とがランクインしているランキング
感想・評価
全 2 件を表示
歴代大河ドラマランキングでの感想・評価
歴代大河ドラマランキングでの感想・評価
我国の英雄にして新皇
東国独立の為に立ち上がり強大な者へ刃向かう気概をまざまざと肌で感じる事の出来る大河ドラマです。
劇中に次のセリフがあります。
「みんな聞いてくれ。この坂東から国司は去った。公は消えた。そして何が残ったか…お主達だ。我等だ。我等とは何だ?
それぞれ将であり武者であり兵である前にまず大地と共に働く人間だ。
まぁここのところが誰の胸にも直ぐに落ちぬというのは当然だ。俺達が生まれるずっと前から国には国司が在り郡司が在り、そして遥か京の都には公が在る。この事に俺達は慣れ過ぎてしまっていた。まるで世の始まりから未来永劫までな。
しかし俺は今、本元に返って真直ぐに考えてみた。素直な心で単純にだ。するとこんなふうに思えてきた。今迄当たり前だった事が実は当たり前ではなく、正にその逆さまが本当は当たり前の事なんだ。
そうではないか?そう思えてきたんだ。
もう感動しかないですね。
ご覧になっていない方。お勧めです。
捲土重来さんの評価
日本史全般が好きになるきっかけ、そして不思議なご縁
戦国時代が大好きになっていた子供の頃、戦国武将の話だと勘違いして観るようになったのがこのドラマ。
ところが主人公である平将門は平安時代末期の人物で、想像していたような物語ではなかったのですが、将門が関東で大反乱を起こすに至る経緯や、ライバル的存在である平貞盛、後に将門を討伐する藤原秀郷、同時期に西国で反乱を起こした藤原純友ら個性的な周辺人物の描写が段々気になり、最終回の時点では夢中になってテレビにかじり付いていました。
戦国期以外の時代もこんなに面白いんだということに気付き、広く日本の歴史を学ぶきっかけをくれた大切な作品です。
以来、将門ファンとなり、東京に住むようになってから、将門を祀る神田明神にも度々参拝に訪れたのですが、ある時私の実家の遠い祖先が藤原秀郷と推測されることを知ります。
ご先祖様を差し置き、宿敵のお社ばかりお詣りしていてはマズイ!となり、それからは秀郷ゆかりの秀郷稲荷(東京都府中市)や、唐沢山神社(栃木県佐野市)にも足を運ぶように。
だから今の私は秀郷ファン!何とも不思議な縁や導きを感じてしまいます。
作家・日本史激動期研究家
瀧津 孝さん (男性・60代以上)
3位(70点)の評価