キケンの詳細情報
参考価格 | 1,716円(税込) |
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ごく一般的な工科大学である成南電気工科大学のサークル「機械制御研究部」、略称【キケン】。部長*上野、副部長*大神の二人に率いられたこの集団は、日々繰り広げられる、人間の所行とは思えない事件、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、キケン=危険として周囲から忌み畏れられていた。これは、理系男子たちの爆発的熱量と共に駆け抜けた、その黄金時代を描く青春物語である。 (引用元: Amazon)
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感想・レビュー
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小説ランキングでの感想・レビュー
有川浩の書籍ランキングでの感想・レビュー
理系大学生の青春ストーリー
タイトルの「キケン」とは、主人公が在籍する成南電気工科大学「機械制御研究部」というサークルの略称であり通称を示しています。
そのサークルでは、さまざまな危険な実験を行っており、そこで男たちの友情が育まれていきます。
有川浩らしい読みやすい平易な筆致と、共感性の高いストーリー展開が魅力です。また、理系男子というキャラクター設定がいい味を出しており、どのキャラクターにも深い魅力を感じます。
大学生活を扱う作品は多くありますが、『キケン』のようなはちゃめちゃ青春ストーリーが好きな人には大変おすすめの作品です。例えば、『夜は短し歩けよ乙女』や『最後の秘境 東京藝大』を読んで、おもしろいと思った人は楽しめると思います。
有川浩の書籍ランキングでの感想・レビュー
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馬鹿馬鹿しくもある意味キケンな青春物語
ある理工系の大学に、キケンという部活がある。その部活は機械を作っているのだが、機械だけではなく、馬鹿馬鹿しくもキケンな青春を多く作っている。
それを作り出しているのは、アクが
強すぎる部員たちだ。
爆弾作りに夢中な部長の上野、
武道の達人で迫力ある副部長の大神、
激しい突っ込みをする元山。
兎に角、彼らのキャラクターもさることながら、
物語は最初から最後までどれも胸を熱くさせて、
思わずこんな青春送りたかったなと
憧れを抱いてしまう。
漫画みたいに気軽に読めるし、
読んだあとはキムチチゲを
食べたかのように身体を
熱くさせる。有川作品の中でもダントツにキケンなのは間違いない。
似非文学評論家 多田 語さん(男性)
3位(75点)の評価