斬新な発想と卓越した画力で“ホラー漫画界のプリンス”と称されるのが伊藤潤二。そんな彼の漫画作品にスポットを当てた「伊藤潤二おすすめ漫画人気ランキング」を、みんなの投票で決めたいと思います。「富江」シリーズや「うずまき」「首吊り気球」といった映像化された有名作品はもちろん、「UNJIの恐怖コレクション」などの短編集に収録されている隠れた名作でもOK。あなたはどの作品が好きですか? 投票をお待ちしています!
最終更新日: 2020/06/18
このお題は投票により総合ランキングが決定
伊藤潤二は、1963年生まれ、岐阜県出身の漫画家。愛読していた雑誌「ハロウィン」で「楳図かずお賞」が創設されたと知り、1986年『富江』を投稿します。すると第1回「楳図かずお賞」にて『富江』が佳作入選し、漫画家デビューを果たしました。そして1991年に発表された人気シリーズ『双一』のほか、1994年発表の「自分と同じ顔の気球が空から襲ってくる」という傑作『首吊り気球』や映画化もされた1998年発表の『うずまき』などを世に送り出しました。また、2009年発売の『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』は、実話のエッセイコミックで、実際に飼っていた猫のことを面白可笑しく伊藤潤二タッチで描いた、この世に二つと無い猫漫画です。近年では、2018年、『伊藤潤二傑作集』、『魔の断片』に収録されている作品がスタジオディーン制作でアニメ化され話題になりました。今なお人気を集めるホラー漫画界の鬼才にして大御所です。
このランキングでは、伊藤潤二がこれまでに手掛けたすべての漫画作品に投票できます。連載漫画だけでなく、読み切り作品でも構いません。あなたがおすすめしたい伊藤潤二漫画作品に投票してください!
ランキングの順位は、気軽に参加可能な3つのボタンによる投票と、自分の順位を決めて公開・投票するマイランキングの合計ポイントで決定します。マイランキングの方がポイントは高く、順位に及ぼす影響は大きくなります。
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美しい少女に翻弄されるホラー
様々な人達が富江という美しい少女に翻弄されて行く話です。ホラーでありながらも描かれている富江がとても美しく、独特な空気感を放っています。怖いと思いながらも目が離せず読み進めてしまい、私も富江に翻弄されているのかと思ってしまいます。
伊藤潤二作品随一の傑作大長編
伊藤潤二作品には短編のものが多いので、「うずまき」の分厚さを見て驚いた人もいるのではないでしょうか。
タイトル通り、「うずまき」をテーマにしたこの作品。最初は一家庭を襲った小規模な(とはいえ十分に衝撃的な事件ですが)できごとが、次第に規模を拡大させていき、最後には…。そのスケールの広がり具合と、主人公・ヒロイン共に美貌の持ち主という点も魅力的な作品です。
日常が全てうずまきに
さまざまな生き物や物がどんどんうずまきになって行くという摩訶不思議な物語です。最初は小規模で済んでいたうずまきがどんどん増えて行って、しまいには町全体を覆いつくすようになっていく様子がホラーでありファンタジーのようでもあります。
ある意味スーパーモデル
ビジュアルインパクトがすご過ぎる、スーパーファッションモデルです。
人間なのか人間でないのか分からない、微妙な匙加減の不気味なビジュアルで、人間的な威圧感の怖さ、クリーチャー的な怖さ、どちらも兼ね備えています。
壮絶なバッドエンドも印象的です。
不気味で怖い
淵さんという身長が高くモデルをしているのですが見た目が怖く見た人はおびえてます。映画のサークルをしている岩崎という人がある日雑誌で淵さんを見ます。見た瞬間に気持ち悪くその日から怖くなり淵さんに合わないかおびえる日々を過ごします。映画のサークルの仲間でとることになり一般公募でヒロインを募集します。その時に淵さんともう一人来て撮影するのですが、淵さんが周りの対応に怒り一人一人を追いかけまわし食べていき終わるのですが、その時の淵さんの顔や食べてる姿グロくて選びました。
文学の傑作を漫画化
太宰治の人間失格を伊藤潤二先生が漫画化した作品です。出だしから圧倒的な画力で迫ってきてとても迫力があって面白いです。心理描写や表情がうまく表現されていて最後まで一気にダレルことなく読ませてくれます。本当に面白いと思いました。
想像を絶するスケール
何と言っても、複数の人が縫い合わされて殺害されるという不気味すぎるビジュアルが、強烈なインパクトを残します。
しかも、その人数やスケールがどんどん大きくなるのですが、いやもうあり得ないだろと、常軌を逸したレベルです。
常軌を逸したアイデアもさることながら、それを細かいところまで描き切る画力にも感動させられます。
面白い
双一というキャラが大好きで個性が強く他人をよく見下して、呪いをかけることに命をかけているのですが最終的には自分に返ってきて終わるところが面白くおじいちゃんが好きで死なせない為に呪いをかけたりしてたまに優しいところも気に入ってます。
繊細な伏線と大胆なスプラッター描写
「潰談」は「伊藤潤二傑作集11」の表題作でもあります。
伊藤潤二作品の中には突拍子もない設定の作品も多く、それが恐怖の源であり、面白さのひとつでもあるのですが、この「潰談」は伏線とその回収、そしてそこに至るまでのストーリーが繊細に描かれていることが特徴的です。そして、そのストーリーに対して、恐怖演出のなんと大胆なこと。恐ろしいのに、ついつい何度も読み返してしまいます。
ますます絵がうまくなっています。
センサーは伊藤先生の最新作ですが、めちゃくちゃ絵がうまくて堪能できました。元々絵がうまいのですが、努力しておられるのでしょう。内容も幻想的な世界観で惹きつけられました。ホラーというより幻想怪奇という言葉がしっくりくる作品です。
寒いという問題ではない
不気味な医者に不思議な少女に古びた家屋という、不穏な雰囲気が良いです。
謎めいた「寒気」がキーワードとなりますが、寒気の理由が納得というか、シュールで気持ち悪くて秀逸です。
「寒気」の呪いにかかった友人の姿も衝撃的過ぎて、印象に残らざるをえません。
怖かったホラーと言う印象!
とにかく、この魔の断片の黒い鳥と言うのは非常に不気味で怖かった印象がありました。登山で転落してしまい動けなくなっていたところに、突然不気味な黒い女が現れるのでしたが、救助されてからも現れるのところが物凄く不気味で怖かった印象です。
なんともいえない読後感が魅力
伊藤潤二傑作集4の表題作でもある作品です。
ホラー漫画には後味の悪さがつきものですが、この作品には「後味が悪い」とは言い切れない、なんともいえない後味があります。優しいような、切ないような、なんだか泣きたくなるような…。伊藤潤二作品の中でも異彩を放つこの作品が、私は大好きです。
切ない
交差点で待ち、最初に通りかかった人に悩みを言いその人の言葉で占いをする辻占いがあり、その中で辻占の美少年が話題で女子高生が辻占の美少年に占ってもらいその恋は絶対に実らないといわれ自殺します。高校生の龍介も昔知らない女の人に恋の辻占をいわれ実らないと答えてしまい次の日に自殺して、自分の事が好きな子も辻占で美少年に占ってもらい自殺してしまいそれを後悔し自分が辻占をして美少年に合おうとするのですが占いをして死んだ人がずっと報われないまま辻占いをしているのにきずきます。美少年の姿が見え後を追っていくと昔自分のせいで自殺した女性がいて許しを請うのですがその女性は恨んでいませんでした。命大切さと報われない辛さがせつないです。
謎のリアリティにゾクゾク
「阿彌殻断層の怪」は、「ギョ」2巻の最後に収録された短編作品です。
この作品には異形の生き物も、心霊現象も登場しません。現れるのは、人の形をした穴ぼこばかり。阿彌殻断層を訪れた人々は、その中に「自分の穴」があるような、妙な気持ちを抱いています。
この話には何ともいえないリアリティがあり、幼い頃に読んでいたらまず間違いなく閉所恐怖症になっていただろうと思います。大人になってから読んでよかった、と心底感じるホラー作品です。
気持ちの悪いイメージが満載
伊藤潤二先生の作品は気持ちの悪いなんだか不可思議で不安になるイメージがたくさん出てきますがそれが魅力です。このギョも魚をモチーフにして色んなイメージが出てきます。伊藤潤二ランドで楽しい時間を過ごせた感じになります。面白いです。
伊藤潤二が手がけた漫画がぎゅっと集まった「伊藤潤二の漫画人気ランキング」! みんなは何に投票しましたか? ほかにも「ホラー漫画恐怖ランキング」や「楳図かずおの漫画人気ランキング」など、投票受付中のランキングが多数あります。ぜひCHECKしてください!
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誰よりも美しい少女・富江の魔力
伊藤潤二作品と言えば「富江」と答える人は多いのではないでしょうか。それだけの魅力が、この作品には詰まっています。
伊藤潤二先生のデビュー作でもある富江は、その後断続的に描かれ続け、それに伴い絵柄が変化しています。しかし、どこを切り取っても、富江は美しい。
特に中期~後期に描かれた「富江・画家」や「富江・暗殺」あたりの絵柄は脂が乗り気っていて、美しさも突出しています。作中のヒロインたち同様、女性である私すら、富江の魅力からは逃れられません。