1分でわかる「志賀廣太郎」
日本を代表する名脇役・志賀廣太郎
志賀廣太郎は、兵庫県出身の俳優。学生時代から演劇に親しみ、短期大学卒業後は演技の知識を深めるためにドイツへ留学するなど、表現のために努力を惜しまない生粋の演劇人でした。40歳を過ぎて平田オリザが主宰する劇団「青年団」へ入団し、46歳の頃にCMへ初出演。徐々にお茶の間に知られる存在となりました。リアリティーのある演技と渋い声が魅力で、作品全体に深みを与える名脇役として『美女か野獣』(2003年)や『アンフェア』(2006年)など、数多くの名作に出演しました。しかし、2019年放送のドラマ『きのう何食べた?』が役者として最後の出演作となり、2020年4月、誤嚥性肺炎により、71歳で急逝しました。