落語は江戸時代に成立して以来、現在も多くのファンがいる伝統話芸。落語を演じる「落語家(噺家)」は、笑いを届けるだけでなく、落語の伝統・文化も伝える存在で、「三代目 桂米朝」をはじめ現在までに3人が人間国宝に認められています。今回みんなの投票で決めるのは「落語家人気ランキング」。「春風亭昇太」や「立川志らく」「立川志の輔 」など、人気・実力を兼ね備える落語家(噺家)たちは何位にランクイン?あなたがおもしろいと思う落語家に投票してください!
最終更新日: 2021/04/10
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1位古今亭志ん朝
2位桂枝雀
3位桂歌丸
4位七代目 立川談志
5位立川志の輔
1位古今亭志ん朝
2位桂枝雀
3位桂歌丸
4位七代目 立川談志
5位立川志の輔
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華々しく散った天才落語家
5代目古今亭志ん生を父に持ち、兄には10代目金原亭馬生がいる落語一家で生れ育った志ん朝師匠。
その巧みな話術と人物描写は、聞いてる人にその情景をすぐに思い浮かべさせます。
人を笑わせる滑稽噺はもちろんのこと、人情噺で泣かせる話もできるという芸達者な師匠でした。
淀みのない落語
噺の展開中、「え~」とか、「あ~」とか、いわゆるFiller words/soundsがほぼ存在しない。
「ってーこと(ということ)」や、「~ですなっ(語尾が上がる)」のような言い回しが小気味よくて、容姿と実にマッチしている。
かなり早口なのだが、滑舌が抜群に良く、聞き漏らすことがない。
まくらも噺の時代背景と現代とを並べて話してくれるので、とても入りやすい。このまくらがまた面白いんだ。
上方落語
落語に関してさまざまな実験を施し、落語会を沸かせていた桂枝雀師匠。
マクラから大爆笑をさらう話術と人間味が落語本編にも最大限に活かされている。
生涯精神病を患いながらも、お客さんに『落語家 桂枝雀』を演じきった落語家の鏡のような人。
落語界の革命者
天性の明るさと軽妙な語り口で客を引きつけ、頭の中に鮮明な映像を描いていきます。舞台から落ちてしまいそうなほどじっとしておられず、体を使った表現も魅力の一つです。落語を広めるために全編英語の作品もあり、天才の名をほしいままにしていました。惜しまれつつも亡くなってしまい、噺を見られなくなってしまったのは寂しいものです。
唯一無比の枝雀ワールド
落語家として、桂枝雀ほど才能あふれ、その才能をいかんなく披露した人はいません。客を一秒も飽きさせない独特のしゃべくりは芸能界全体でも唯一無比でしたし、心に抱えたストレスを一切表に出さなかった忍耐力は人間として尊敬します。
笑点永世名誉司会者
笑点の初回からレギュラー出演し続け、50年もの長い間お茶の間に大喜利などで笑いを届けてくれた歌丸師匠。
本業の落語では、難しいとされている三遊亭圓朝師匠の怪談話「牡丹灯篭」や「真景累ヶ淵」に取り組むなど、精力的に落語を広めようとされていました。
今でも、笑点の再放送などでお茶の間の皆さんに笑いを届けてくださいます。
死してなお伝説。
私が生涯耳にした落語家さんの中でもトップに君臨する伝説級の名人です。おととし訃報に接したときは喪失感で涙を抑えきれませんでした。笑点に半世紀にわたって出演し、死してなお人々に愛され続けている落語家さん。尊敬の念に堪えません。
多彩な演じ分けと芸の幅広さ
やはり落語の神様と称されるだけあり、聞き手が引き込まれるような見事な語りが素敵です。ご存命だった頃に寄席に行きましたが、何の縁が宮城県が舞台の「ねずみ」が披露されました。少年から職人、色っぽい女性まで幅広く演じ分ける技術の高さや引き込まれる語りに感動しました。
イリュージョン
落語といえばこの人と言えるほど数々の名言を残してこの世を後にした立川談志師匠。
落語を追求し、非人情にこそ落語であり、落語は業の肯定だと唱え今の世代の落語家たちにも受け継がれている。
しかし意外や意外、人情噺の「芝浜」が非常に良いと語り継がれている。
落語界の異端児
政治家になったり、テレビでズバズバ毒を吐いたり、落語会で客に「寝てるなら出てけ!」と言ったりと、なにかと破天荒な振る舞いが多い談志師匠。
ですが、落語になると、そのイメージは一変。
正統派なものを演じたり少しブラックなネタを入れたりと、さまざまな試行錯誤を繰り返していた師匠でした。
引用元: タレントデータバンク
富山県出身。1983年、立川談志門下入門。1990年5月、立川流真打昇進。落語家の他、タレント・MCとしても活躍。NHK『ためしてガッテン』司会、文化放送『志の輔ラジオ落語DEデート』パーソナリティとして活躍するかたわら、古典・新作を...
上方落語の人間国宝
関西方面の上方落語界において「上方落語四天王」と呼ばれたうちのおひとり。
江戸落語に比べて、テンポよくお話は進んでいきますが、
米朝師匠の1時間にわたる落語「地獄八景亡者戯」は名作として非常に名高いです。
また艶笑噺も得意としていて、少し下ネタの入ったネタなども聞けます。
誰もが認める人間国宝
桂米朝の落語は一言でいえばテンポで引き込む落語でした。上方落語の独特のテンポを忠実に表現したそのしゃべりは、弟子の枝雀とは全く違うものでした。なくなる直前まで落語会を支え続けた人情味のある面も人から好かれる要因でした。
21人抜きで真打昇進を果たした実力派
最後は現役落語家から、若手ナンバーワンの呼び声高い一之輔師匠です。
21人抜きで真打昇進を果たしたことからもわかるように、人気・実力ともに申し分ありません。寄席でトリを取れば多くのファンが集まり、会場は爆笑の渦に包まれます。
古典の滑稽噺だけでなく、人情噺や新作落語など幅広い演目を手がけている一之輔師匠。古典の改作にも取り組んでおられ、その才能には驚かされます。
定番の『初天神』をアレンジした『団子屋政談』は、ぜひ聴いていただきたい一席です。
優しい口調
林家たい平さんは落語を話してくれるとき、とても優しい口調で話してくれます。
そしてリズムもゆったりとした喋り方なので、子どもでもとても聞きやすく面白さもわかりやすく伝えてくれます。
そしていつでもにこにこ良い表情で好きです。
若者文化と古典落語の架橋
(三平加入までは)笑点メンバーの中で最若手であったたい平さんは、若者文化とおじさんメンバーとの懸け橋。流行りのネタをいち早くネタに取り入れ、笑点にエネルギーを与えているたい平は、番組にとって欠かせない存在なっしー!
かなり上級の観察眼やそれをものにする表現力が好き!
笑点でも話題になりましたが、花火の音など全身を使ってリアルに寄せる表現力は群を抜いて高いです。擬音語などで芸として嗜む落語をワンランク上に持っていった人だと思います。若い人でも入りやすいはきはきした分かりやすい喋り好きです。
引用元: タレントデータバンク
1948年生まれ、兵庫県出身の落語家。NHK『文珍・南光のわがまま演芸会』に出演。その他に、書籍『ウェークアップ!これから日本はどうなるねん』『文珍でえっせー』などを出版、CDアルバム『桂文珍1~7』もリリースするなど、多方面で活躍し...
さすが落語界の重鎮!
桂文珍さん。
昔はよくテレビで拝見していましたが、最近は出演することも少なくなりました。
しかし、NGKでこの方を拝見した時は
やはりすごい!と思いました。
話の仕方一つにしても、とにかく引き込まれてしまうのです。
そして笑いもちゃんと入っている。
自然体でやっているようにしか見えませんが、これも長年培った芸の賜物なんだなあ、としみじみ思いました。
可愛らしく
落語を話しているときの文珍さんは勝手に失礼ですが、なんだか可愛らしくとても好きです。
にこにこ良い表情で聞いていてとても気分も良くなる落語を沢山話してくれます。
長年の極みなのか、いつだって自然体で話している気がします。
5代目 古今亭 志ん生(ここんてい しんしょう、1890年〈明治23年〉6月5日 - 1973年〈昭和48年〉9月21日)は、明治後期から昭和期にかけて活躍した東京の落語家。本名、美濃部みのべ 孝蔵こうぞう。生前は落語協会所属。出囃子...
腹黒だけど人情味溢れる名人
青山学院大を卒業し、先代の円楽師匠から直々にスカウトされた当代の円楽師匠。
その先代の名人芸はしっかりと引き継がれ、高学歴ということもあり、枕でもしっかり笑いを取るのはさすがの一言。
特に「芝浜」は先代よりもしっかりと構成されたお話で、今の人にもわかりやすく噛み砕いてくれてます。
努力家を体現した落語が素敵!
圓楽さんを継いで6代目を就任した方ですが、若手時代と現在を比べるとかなり成長が大きいです。一般から落語になったこともあり、裏では血の滲むような努力があったのかと思います。笑点で腹黒というイメージがつきましたが年長者を敬う人格者でもあり、大学で講義をするなど博識な面が落語でも生かされています。
抜群の人物描写が持ち味の名人
故人ではありますが、落語界初の人間国宝であり、多くの弟子を輩出した五代目・小さん師匠を挙げたいと思います。
現在活躍している小三治、さん喬、権太楼、市馬など名だたる師匠方はみな小さん師匠の弟子ですね。あの立川談志師匠も、もとはと言えば小さんの弟子でした。
滑稽噺を得意とする小さんの芸風は、華やかではないものの、抜群の人物描写によってすっかり噺に引き込まれてしまいます。何度聴いても飽きない芸は、まさに名人というにふさわしいと感じます。
『うどん屋』『笠碁』『短命』などの演目がおすすめです。
立川流の後継者
今ではコメンテーターから審査員まで務める芸能界のご意見番でもありながら、コアな落語ファンからも賛辞され続けている名落語家。
師匠立川談志の遺伝子を受け継ぎながらも特に自分の色を出している『死神』は一見の価値ありです。
間違いない
この方の落語を聞いて失敗したなと後悔してすることはないでしょう。
堂々とどんな落語でもこなしてくれて、必ず最後はお客を笑わせて帰してくれます。
お客も安心して聞きに行ける落語家です。
特には独特の雰囲気を出してくれる死神がおすすめです。
引用元: タレントデータバンク
1968年、明治大学経営学部在学中に三遊亭遊三に入門。卒業と同時に前座、三遊亭遊吉と名乗る。1973年二ツ目に昇進し"小遊三"と改名。1980年に芸術祭優秀賞を受賞し、1983年には真打昇進。2001年には芸術祭優秀賞を再び受賞する。...
べらんめえな色男
彼ぞまさしく江戸落語の「八つぁん」。ちょっとエッチな色男(昔はイケメンだったんでしょうが…)のおりなすジョークは、絶妙に品が無く、「知性」…いや、「性」を感じます。ヨン様やら福山雅治やら、さすがに時代錯誤な気もしますが、元便所でお尻を副会長、好きです。
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万人におすすめできる落語家
故人でありながら、いまだに根強い人気を持つ志ん朝師匠。その芸風は、ひとことでいえば「華やか」です。
まさに「立て板に水」といえる流れるような語り口、早口でも無理なく付いていける抑揚や間の取り方。本当に明るく楽しい高座で、一席聴いた後には何とも言えない幸福感が味わえます。
初心者の方でも、志ん朝師匠の落語を聴けばきっと落語の魅力が理解できるでしょう。まさに万人におすすめできる、伝説の落語家です。
得意演目は多岐にわたりますが、まずは『愛宕山』『火焔太鼓』『大工調べ』あたりの演目を聴いていただきたいです。
『落語の教科書.com』管理人