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野菜ソムリエSANA(根本 早苗)さんの「夏野菜ランキング」

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更新日: 2023/09/25

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まえがき

夏にダメージをうけやすい肌や髪を保護してくれ、夏バテも解消してくれる観点で選びましたので、ビタミンA・C・鉄分を多く含む野菜が上位にきています。
野菜から水分を補給するという意味では、キュウリやナスも夏にオススメの野菜です。
夏は、太陽をたくさん浴びた野菜がたくさん売り場に並びます。
最近は新しい野菜も色々と出てきましたので、野菜売り場をチェックしてみてください。

ランキング結果

1かぼちゃ

かぼちゃ

カボチャ(南瓜、英: pumpkin、米: squash)は、ウリ科カボチャ属に属する果菜の総称である。原産は南北アメリカ大陸。主要生産地は中国、インド、ウクライナ、アフリカ。果実を食用とし、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類を多く含む緑黄色野菜。

夏に必要なビタミンACE全てを含みます!夏のダメージにはカボチャです。

ビタミンC量は100g 32mgとモロヘイヤなどに負けますが、冷凍カボチャ1個半で100g。食べられる量から考えると、ビタミンCを摂取するのにとても優秀な食材です。
しかもカボチャには、ビタミンACE全てが含まれているので、カボチャだけで抗酸化ビタミンの全てをクリアできます!美肌・美髪を目指すならビタミンACEの摂取は大事ですよね。

また、カボチャに含まれるビタミンAは粘膜を強くするため、鼻や喉からのウイルス侵入を防いでくれるとも言われています。皮に含まれるビタミンA量は実部分の3倍。皮も必ず食べてください。

冷房・冷たい飲み物・肌の露出などで、夏のカラダは意外に冷えています。カボチャにはカラダを温める効果もあると言われていますので、実は夏にこそ食べてほしい野菜なのです。
市販のカボチャサラダやスープなど、カボチャ加工商品を上手に摂取して、夏の紫外線ダメージからお肌や髪を守り、夏バテも解消してください。
もちろん自宅の冷凍庫には、市販の国産冷凍カボチャをストック!電子レンジ加熱だけで手軽に食べられます。冷凍カボチャ3個食べることで1日のビタミンACE必要量をクリアできることもありますので、夏こそカボチャを食べてください。

2枝豆

枝豆

枝豆(えだまめ)は、未成熟で青いうちの大豆を収穫し、食用にするもの。枝豆という植物が大豆と別に存在する訳ではなく、一般的な大豆とは収穫時期や調理・加工方法が異なるだけで、植物としては同一である。

ビールのおともだけじゃない!栄養満点な主役です!

枝豆といえば、鉄分!ホウレンソウの約1.5倍も含まれています。
鉄分は赤血球の材料のため、体中に酸素を運ぶのにとても重要な栄養素で、貧血を感じていなくても、実は女性のほとんどは鉄分不足というデータも。
鉄分が不足すると、疲れ・肩こり・シミ・抜け毛の原因になると言われています。でも、鉄分不足解消は意外に簡単!枝豆を食べればいいのです。

近年枝豆は改良がすすみ、甘くて香り高い枝豆がたくさん出回ってきました。
新鮮な枝豆をその日のうちにゆで、水にさらさずにうちわで熱をとって食べてみてください。夏の極上の贅沢になりますよ!もちろん枝豆にはビタミンACEも豊富なため、抗酸化効果も期待できると言われています。

大豆と緑黄色野菜のいいとこどりな枝豆!夏の主役として、たくさんお召し上がりください。冬は冷凍枝豆で鉄分補給を忘れずに!冷凍枝豆はフライパンで焼き目をつけ、オリーブオイルと塩をふりかけて食べると、甘み凝縮の美味しい1品になりますよ。

3パプリカ

パプリカ

パプリカはナス科の多年草であるトウガラシ属トウガラシの栽培品種。または香辛料のこと。カラーピーマンの一種であり、日本では肉厚で辛みが無く甘いCapsicum annuum 'grossum'の品種を呼ぶ。日本で流通する果実の多くは赤色や黄色、橙色であるが、紫色、茶色などの品種もある。また着色料(パプリカ色素)としても使われる。

ビタミンCはトップクラス!鮮やかな色素が美肌を守る!

パプリカのビタミンCは100gあたり170mgと、食材の中でもトップクラス。赤パプリカ1/3個で1日の必要量をクリアできます!レモンを100g食べるのは大変ですが、パプリカを1/3個食べるのは簡単ですよね。しかも、パプリカのビタミンCは厚い果肉に守られているので、加熱しても壊れにくいと言われています。

パプリカといえば鮮やかな色彩で料理に華をそえてくれますが、野菜の色にはパワーがあります。
パプリカの赤は「カプサンチン」、黄色は「βカロテン」。両方とも抗酸化作用をもつため、ダメージをうける夏のお肌修復に最適です。生でスライスしてもジューシーで甘いパプリカですが、加熱することで甘みが増し、栄養価も上がります。

サッとオリーブオイルで炒めてレモン汁をふりかけてマリネに。余ったら生のまま冷凍し、凍ったまま炒め物にちょっとプラスすれば、夏バテ気味の食卓も鮮やかに変身します!縦半分に切り、アルミホイルをかぶせてトースターで15分焼いて冷ますと、皮がキレイにむけて、トロトロ甘~いレストランの味になりますよ。

いつもの料理をランクアップしてくれるパプリカで、お肌も内蔵もキレイに保ちましょう!

4トマト

トマト

トマト(学名:Solanum lycopersicum、英語: Tomato)は、南アメリカのアンデス山脈高原地帯(ペルー、エクアドル)原産のナス科ナス属の植物。また、その果実のこと。多年生植物で、果実は食用として利用される。緑黄色野菜の一種である。日本語では唐柿(とうし)、赤茄子(あかなす)、蕃茄(ばんか)、小金瓜(こがねうり)、珊瑚樹茄子(さんごじゅなす)などの異称もある。

デザートにもなるトマトも出現!どんどん美味しくなっているトマトで、美を追求しましょう!

トマトと言えばリコピン!その抗酸化作用は高く、ビタミンEの100倍以上と言われています。もちろんトマトにはビタミンCも含まれているため、美肌・美髪の味方です。
水分補給がわりに生のトマトを食べるのも美味しいですが、実はリコピンは油と一緒に摂取すること、また加熱することで吸収率がUPします!
オリーブオイルなどでソテーすることによって旨味も深まり、主役級の美味しい1品になりますので、食欲がない時や暑くて食事の用意が面倒な時に作ってみてください。

またリコピンは朝摂取すると吸収率が高いという試験結果も出ていますので、トマトジュースにオリーブオイルを1滴たらしてもよいですね。

トマトは売れる野菜のため、生産者さんたちの研究もさかんです。ブランドトマトや高糖度トマトなど、色々なトマトがどんどん開発されています。たまにはちょっと背伸びしたトマトやトマトジュースを買ってみると、その味の違いに悶絶するかもしれません!夏のデザートかわりに食べるという方も増えています。

夏のダメージと疲れにピッタリのトマトをおやつや夜食などにも利用し、気軽に栄養補給をしてさびないカラダを作って下さい。

5オクラ

オクラ

オクラ(英語: okra、秋葵、学名: Abelmoschus esculentus)は、アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその食用果実である。英名 okra の語源は、ガーナで話されるトウィ語の nkrama から。その形状からLady's finger(婦人の指)とも呼ばれる。

食事の最初に食べると良いことづくめ!

オクラのネバネバはパワーたっぷり!血糖値の急激な上昇をおさえてくれるので、生活習慣病予防に効果的と言われています。また、食物繊維も豊富でマグネシウムも含まれているため、緊張性の便秘や肩こりなど、病気ではないけれどちょっと辛いことを改善してくれるのです!

水溶性ビタミンを多く含むオクラなので、ゆですぎには注意!
さっとゆで、細かく刻み、少しだけ水を足してかきまぜていると、どんどん粘りがでてきます。たくさんネバネバさせてから食べてくださいね!

オクラは冷凍もできます。一気にゆでて刻んだオクラを冷凍保存袋に薄く平らにいれ、空気を抜いて冷凍。使いたい分だけをポキポキ折って食べてください。すぐに自然解凍できますよ。ベジファーストに最適なオクラは、ぜひ冷凍保存してみてください。

6きゅうり

きゅうり

キュウリ(胡瓜、Cucumis sativus L.)とはウリ科キュウリ属のつる性一年草、およびその果実のことである。野菜の一種として食用にされる。かつては熟した実も食用とされたが、甘みが薄いためにあまり好まれず、現在では未熟な実を食用とするようになった。インド北部、ヒマラヤ山麓原産。

汗かきな方、ダイエットしたい方の強い味方!

キュウリは95%以上が水分なので、決して栄養価が高いとは言えませんが、夏にはピッタリの野菜です。カラダを冷やす効果があるため、暑い時には水をカブ飲みの前に、まずキュウリを食べてください。自然とカラダが冷え、同時にむくみをとり、疲労回復してくれますよ。

またカロリーが少ないので、たくさん食べても大丈夫!カリウムが塩分を体外に排出してくれるので、生活習慣病予防にもなります。おやつがわりにキュウリ!

水分をとりすぎる前に、カラダにこもる熱を出してくれるキュウリを上手に利用して水分補給してください。

7ナス

ナス

ナス(茄子、茄、ナスビ、那須、学名:Solanum melongena)はナス科ナス属の植物。また、その果実のこと。原産地はインドの東部が有力である。その後、ビルマを経由して中国へ渡ったと考えられている。中国では茄もしくは茄子の名で広く栽培され、日本でも1000年以上に渡り、栽培されている。温帯では一年生植物であるが、熱帯では多年生植物となる。

皮ごと食べれば紫外線対策にも!

キュウリと同様に、カラダにこもる熱を体外に出してくれるので、夏の水分補給にピッタリの野菜です。
しかも、皮の紫は「アントシアニン」、白い果肉には「クロロゲン酸」が含まれているため抗酸化作用があり、紫外線のダメージから肌を守ってくれます。クロロゲン酸は水にさらした時にでるアクのこと。
このアクの成分がカラダによいことがわかってきたので、ナスはアクをとらずに食べてくださいね。

最近は緑や白色のナスも売り場に並ぶようになりました。
厚めにカットしてバターソテーすると、果肉がしっかりとしていて、トロ~として、大満足の主役おかずになります!
油と一緒に摂取したほうが栄養価もUPするので、皮ごとナスのソテーライフをお楽しみください。

あとがき

暑い夏は食事の用意も面倒で、ついつい簡単に済ませがちですよね。
ただバランスよい食事をおろそかにすると、余計にカラダが疲弊してしまいます。
夏バテの時こそ野菜を摂取!

今回ご紹介した野菜は調理も簡単なものばかりですので、少しでも摂取し、その日の疲れはその日のうちに解消してくださいね。

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