1分でわかる「キングダム」
中華統一を目指す、熱き戦国スペクタクル
原泰久が「週刊ヤングジャンプ」で連載を続ける大人気歴史漫画『キングダム』。春秋戦国時代の中国を舞台に、奴隷の少年・信(しん)が、後の始皇帝となる若き王・嬴政(えいせい)と出会い、天下の大将軍を目指して戦場を駆け上がる物語です。史実をベースにした重厚なドラマと、大軍勢が激突する迫力の合戦シーンが融合し、社会現象的な人気を博しています。TVアニメは第5期まで放送され続編の制作も決定、実写映画も大ヒットシリーズとして続いており、その勢いはとどまることを知りません。激突する「武」と「知」。キングダムの最強キャラクター
「武」の頂点。戦場を支配する最強の武将たち
『キングダム』の魅力は、人間離れした「武」を誇る猛者たちの存在です。かつて秦国六大将軍として中華に名を轟かせた伝説の「王騎(おうき)」は、その圧倒的な武力とカリスマ性で読者に強烈な印象を残しました。現役世代では、秦国最強の腕力を持つ「蒙武(もうぶ)」や、武の求道者である趙国の「龐煖(ほうけん)」など、一騎で戦局を覆す怪物たちが登場。主人公「信」もまた、数々の死線を乗り越え、本能型の武将として彼ら伝説の将軍たちに迫っていきます。
「知」の極致。戦局を動かす天才軍師たち
武力だけでなく、戦局全体を盤上のように操る「知略」も、本作の強さの重要な指標です。秦国では、軍総司令の「昌平君」や、信が率いる飛信隊の軍師「河了貂」がその頭脳で勝利に貢献します。そして、敵国には秦国の前に最大の壁として立ちはだかる天才軍師たちが存在します。特に、趙国の宰相「李牧(りぼく)」は、底知れない知略で幾度となく秦国軍を壊滅寸前に追い込む、作中最強の策略家です。この「武」と「知」の英雄たちの激突こそが、『キングダム』の壮大な物語を形成しています。