キッド(1921年)の詳細情報
制作年 | 1921年 |
---|---|
上映時間 | 68分 |
監督 | チャーリー・チャップリン |
脚本 | チャーリー・チャップリン |
メインキャスト | チャールズ・チャップリン(放浪者)、ジャッキー・クーガン(捨て子の少年)、エドナ・パーヴァイアンス(捨て子の母親)、カール・ミラー(芸術家の男)、アルバート・オースチン(木賃宿の男)ほか |
制作 | チャーリー・チャップリン |
主題歌・挿入歌 | - |
公式サイト | - |
参考価格 | 4,780円(税込) |
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感想・評価
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放浪紳士チャーリーの真髄
世界映画史に燦然と輝く「泣ける映画」はなんだろう? と考えると、やはりチャールズ・チャップリンの映画にたどりつきます。この「キッド」は、1921年、日本では大正10年に作られた傑作。監督・脚本・主演はチャーリー・チャップリン。1971年に公開されたサウンド版では、音楽もチャップリンが手掛けています。
貧しい女性が、産んだばかりの赤ちゃんを慈善病院の前に置いて去ってゆく。放浪紳士・チャーリーが、その赤ちゃんを自分で育てる決意をする。それから五年後、チャーリーはキッド(ジャッキー・クーガン)に、投石させてガラスを割らせて、ガラス屋として修理を請け負う。ひどい商売ですが、チャップリンの絶妙の動きで、子役のジャッキー・クーガンの抜群の動きとともに、爆笑を誘います。
この映画の冒頭で「笑いと たぶん涙の物語」と字幕が出るが、この<たぶん涙の物語>が後半、ぼくたちの感涙を誘います。捨て子の少年と、チャップリンの心の交流。この後、世界中で作られる喜劇映画に大きな影響を与えました。このキッドの境遇は、チャップリン自身のロンドンでの少年時代が投影されている言われています。
のちに作られたサウンド版で、チャップリンがつけた音楽も、とても素晴らしいです。おかしくて、楽しい、そして切なくも心温まる名作です。
娯楽映画研究家
佐藤 利明さん (男性・60代以上)
1位(100点)の評価