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火垂るの墓に関するランキングと感想・評価

火垂るの墓

引用元: Amazon

最高評価

82.3

(25人の評価)

高畑勲監督のアニメランキング」で最も高い評価を得ています。

火垂るの墓の詳細情報

あらすじ・スト-リー太平洋戦争の真っ只中である、昭和20年。神戸では、B29の爆弾が毎日、空から降り注いでいた。避難するために母と離れ離れとなった、幼い兄妹の清太と節子。母を亡くし、頼れる相手もいなかった二人は、誰の力も借りずに、二人だけで生活を始める。貧しいながらも、笑顔を忘れずに、今を生きるため一生懸命だった。笑い声が絶えないなか、まるで二人の写し鏡のように夏の蛍が明るく照らす。食べるものもなく少しづつ元気がなくなっていく二人は……。
制作年1988年
上映時間88分
原作野坂昭如
キャラクターデザイン近藤喜文
監督高畑勲
プロデューサー原徹
脚本高畑勲
メインキャスト辰巳努(清太)、白石綾乃(節子)、志乃原良子(母)、山口朱美(未亡人)ほか
作画監督近藤喜文
音楽間宮芳生
美術山本二三
主題歌・挿入歌埴生の宿 / アメリータ・ガリ=クルチ
制作会社スタジオジブリ
公式サイト-
動画配信サービスU-NEXT:なし<br>Amazon Prime Video:なし<br>Netflix:なし<br>Hulu:なし
参考価格5,980円(税込)

『火垂るの墓』(ほたるのはか)は、野坂昭如の短編小説で、野坂自身の戦争体験を題材とした作品である。兵庫県神戸市と西宮市近郊を舞台に、戦火の下、親を亡くした14歳の兄と4歳の妹が終戦前後の混乱の中を必死で生き抜こうとするが、その思いも叶わずに栄養失調で悲劇的な死を迎えていく姿を描いた物語。愛情と無情が交錯する中、蛍のように儚く消えた2つの命の悲しみと鎮魂を、独特の文体と世界観で表現している。 『火垂るの墓』を原作とした同名タイトルの映画(アニメーション、実写)、漫画、テレビドラマ、合唱組曲などの翻案作品も作られており、特にアニメーション映画は一般的にも人気の高い作品となっている。(引用元: Wikipedia)

キャラクター・登場人物

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声優・キャスト

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全 59 件中 1 〜 20 件を表示

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

清太は現代の青少年にそっくりだった? 

太平洋戦争時の日本では、お国のために一致団結すること、戦争に懐疑的な者を非国民として非難するなど、抑圧的な“全体主義”がまかり通っていました。

清太がお世話になるおばさんの「お国のために働いている人らの弁当と、1日中ブラブラしとるあんたらと、なんでおんなじや思うの」といった言動の数々は、まさに全体主義そのものです。それは正論でもありますし、当時ではなんら特別なことではなく、むしろ寛大なほうであったと言ってもいいのかもしれません。節子と2人だけで壕で暮らそうとする清太の行動は、その全体主義から反旗をひるがえすものとも言い換えられるでしょう。

高畑勲監督は、そんな清太を現代の青少年たちと似たところがあるとも考えていたようです。「現代ではデジタル機器が発達し、わずらわしい社会生活から離れ、ある程度は自分の世界にこもることも可能になった」「そのような時代であればこそ、清太の心情がわかりやすいのではないか」などと。たしかに、清太の行動は現代のひきこもりやニートの若者に通じるところもあるのかもしれませんね(完全に同列で語るべきではないでしょうが)。

思い返せば、清太の周りには優しい大人たちもいました。お向かいのお姉さんは「何かできることあったら言うてちょうだい」「うちら2階の教室やねん、みんな居てるから来えへん?」などと清太に話しかけていていましたし、ワラをくれたり、貴重な七輪を売ってくれるおじさん、盗みで突き出された清太の事情を顧みてくれる駐在さんもいました。しかし、清太はそのような大人たちを本気で頼ろうとはせず、“社会的なつながり”を自ら放棄しているようにさえ見えるのです。

現代では、子供が社会的なつながりを断っても何とか生きてはいける、そういう選択肢も取れるようになっています(そうではないケースももちろんありますが)。しかし、満足に栄養が取れず、情報も少なく、何よりも現代よりもはるかに強い全体主義がはびこっている戦時中では、そうもいきません。

まとめると、高畑監督は兄妹だけで小さな家族を作ろうとしている清太に、社会的なつながりをわずらわしく感じる現代の若者との類似性を見だしているということ。しかし、戦時中ではその社会的なつながりを廃して、兄妹だけで生きることは叶わなかった……それこそに悲劇があるとも言えるのです。

そう考えると、本作『火垂るの墓』で訴えられていることは、戦争という出来事そのものへの批判ではありません。全体主義および、その正反対の行動といった、一方的で極端な考え方こそが生きることを困難にしてしまうという、人間の社会に普遍的に存在する恐ろしさにあるのではないでしょうか

M95's

M95'sさん(女性・20代)

2位(85点)の評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

平和を考える。

毎年夏に見てます。戦争の時代に生きた兄妹の物語です。
ハンカチなしでは見れません。
今を生きてる私たちの時代には考えられない戦争という悲惨な時代を一生懸命生きた兄妹に涙が止まりません…。
そして何不自由なく生きてる現在に感謝しつつ戦争という時代を語り継いでいかないといけないと考えさせられます。
ちなみにスーパーでドロップを見ると涙腺が弱くなります😭

かじゅ

かじゅさん(女性・30代)

2位(85点)の評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

戦争を忘れてはいけない、家族の大切さ。

この作品の見所は、リアルに当時の戦時中の時代を描いた日本です。その中で途中、親御さんを亡くし兄妹の二人で生きていく姿には何度も心を打たれたものです。ジブリの中でこのタッチの映画はなかなかないので、是非またゆっくりと見ていただきたい一作です。

s.t

s.tさん(男性・20代)

2位(95点)の評価

泣ける映画ランキングでの感想・評価

何回見ても、胸が張り裂けそうになるぐらいの映画です。

物語は戦争中の話。14歳の清太と4歳節子の話です。残酷な部分もありますが、それが現実。
途中叔母さんのところに行ったとき、すごく迷惑がられます。小さい頃見たときはなんて酷い人なんだろうと思ったけど、今になって、少しだけ叔母さんの気持ちもわかります。
それでも必死に2人で生きてきたけど、最後は2人とも死んでしまいます。
涙なくしては見れない映画です。

aya

ayaさん(女性・30代)

3位(75点)の評価

泣ける映画ランキングでの感想・評価

人生観が変わる、一度は必ず観て欲しい映画

戦争孤児の兄弟が戦争前後を生き抜こうと頑張る物語。
最初から最後まで暗く切なく、悲しい物語で、序盤から涙せずにはいられず、鑑賞後もしばらく悲しい気持ちが後を引いてしまう作品ですが、一度は観るべき映画だと思います。
戦争っていったい何。生きるってどういうこと。
色々と考えさせられ、人生観をも揺るがす、そんな作品です。
自分の子供にも理解できる年ごろになったら観させたいと思います。

けいぽん

けいぽんさん(女性・30代)

5位(70点)の評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

永遠の名作映画です!

暗いから苦手・・・という方もいらっしゃるので賛否両論なのかな・・・?とは思いますが、私は日本の名作映画だと思います!毎年のようにTVでも放送していますが、やっぱり何回でも観てしまいます。
戦争のリアル。絶対に知っていなければいけないと感じます。
清太さんの節子を守る姿に胸を打たれますが、何より、清太さんもまだたった14歳の子供なんですよね・・・。それを想うと、より苦しくなります・・・。涙なくしては観られない名作です。

月詠

月詠さん(女性・30代)

2位(94点)の評価

アニメ映画ランキングでの感想・評価

全人類が見るべきアニメ映画

正直二度と見たくありません。悲しすぎます。とにかく見ていられません。でも必ず一度は見てほしい、そんな作品です。戦後の混乱の中、必死に生きようとする兄妹の様子が本人の実話に基づき描かれています。現代では考えられないような戦後の悲惨さについてのリアルな描写が印象的です。

あかね

あかねさん(女性・30代)

4位(85点)の評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

戦争の悲惨さを知れる貴重なアニメーション作品

好きかどうかと言われれば好きではない
決して面白い作品でもない
でも戦争を描いた作品としては好き
子供の頃から繰り返し放送されてるのを見てるから、火垂るの墓=トラウマだし、次見たいかと言われると悲しいので見たくはないですが、ウクライナ侵攻など戦争が身近にある今、観るべき作品だと思います
戦争はあってはならないと教えてくれる貴重な作品です

そら

そらさん(女性)

3位(96点)の評価

戦争映画ランキングでの感想・評価

戦時中に生き抜く兄弟

太平洋戦争中の兄弟ストーリー。
空襲でお母さんと自宅をなくしてしまった10歳の少年が幼い妹と二人で生き抜くストーリー。
初めは叔母の家に居候するも自分だけでなく幼い妹にまで強くあたる叔母に嫌気がさし二人で暮らす事に。
だが、配給も少なく食料は底をつき幼い妹は飢えからの栄養失調になってしまう。そんな妹の為、盗みをするようになってしまう親のいない子供が戦時中に生きる為のリアルさが描かれています。夏になると毎年見てような。

ひろちゃ

ひろちゃさん(女性・20代)

2位(95点)の評価

戦争映画ランキングでの感想・評価

救いようのない戦争の悲惨さを訴えた作品

親を亡くした14歳の兄が妹と戦争を生き延びる話ですが、見ていてとてもつらくなっていきます。たくましく生きていきますが、戦争を前にどうしようもないことばかりで次第に弱っていき悲しい最後を迎えてしまいます。救いようのない悲しい結末だからこそ戦争の悲惨さを訴えている作品だと思います。一度は見るべきだと思います。

YU

YUさん(女性・40代)

4位(85点)の評価

アニメ映画ランキングでの感想・評価

戦争の記憶を忘れない。世界に向けて発信したい普及の名作!

戦争の日本人の記憶……これは日本人だけじゃない、世界中の残酷な記憶です。決して忘れてはならない、そして、唯一の戦争被爆国日本は、核廃絶に向けて世界のリーダーシップを取らなければならない。そんな決意を改めて、一人ひとりに考えさせられるアニメです。是非何度も何度もご覧ください。

masacco

masaccoさん(女性・40代)

1位(100点)の評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

大切な作品

見ててしんどいし、つらいし、どうしたら良かったの?って言いたくなるけど、やっぱり大切な作品だと思う。
私は細かい伏線とか、隠されたメッセージ性とかには疎い方なので、解説とかを見ても
「へぇ…」位にしか気付けないんですが、
戦争は繰り返さないようにしなければいけないよなって思うものです。
せいたさんがよく批判されてしまうけど、戦争の時代じゃなくて、現代を生きていたら、せいたさんは普通の生活をしていたかもしれないし、せつこちゃんもあんな死に方はしなかったはずです。
時折見ては泣いて最後まで見切れないこともしばしばですが、この作品を出会って良かったと思います。

ウシャギさんの評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

涙。

とにかく、切ない。なんとも言いようのない悲しさに、心が絞られるような気持ちになりました。これほど切なくなったアニメ映画は、これ以外に出会ったことがありません。途中から涙が溢れて、視界が滲んでよく見えなくて......。ティッシュの箱を片手にグスグスしながら観ました。

ほなさんの評価

戦争映画ランキングでの感想・評価

戦争下の一般人にスポットを当てた秀作

故・高畑勲監督による戦争映画の名作。近年では『この世界の片隅に』のような戦争下での日常を捉えた作品もありますが、子ども視点での戦争映画としては本作以上にインパクトのある作品は無いと思います。観た後はドロップ缶を初め、現代がいかに恵まれているかを実感できました。

じゅんよし

じゅんよしさん(男性・20代)

3位(70点)の評価

不朽の名作

子どもの頃初めて見たときは怖くて怖くて夜1人で寝るのが嫌だった思い出があります。学生になっても中々最後まで見るのが怖かった。けどこの作品は見るべきもの。特に子どもや学生のうちに。戦争を知らない若い世代である私たちが次の世代へと伝えるためにも見てほしい作品。

ケイナ

ケイナさん(女性・20代)

1位(100点)の評価

戦争映画ランキングでの感想・評価

一度は観るべき映画

戦争孤児である14歳の兄と4歳の妹が必死に戦争の前後を生き延びようとする物語。
物語は終始暗く切なく悲しい話であり、鑑賞後もしばらく気分が晴れないほどの衝撃がある。
だけれども避けてはいけない、一度は観なくてはいけない映画だと思う。
同じような戦争が二度と起こらないよう後世への教訓のために、そして戦後見事に先進国へと発展を遂げた日本の強さを忘れないために。
自分の子供が理解できる年ごろになったらまた一緒に観ようと思います。

けいぽん

けいぽんさん(女性・30代)

2位(95点)の評価

戦争映画ランキングでの感想・評価

ジブリの名作

ファンタジーや不思議な世界観の多いジブリ作品の中でもすごくリアリティなストーリーの火垂るの墓。小さい頃見てものすごく怖くなった思い出がある。今見てもやっぱりそういう思いが少なからずある。節子のドロップのシーン、最後のシーン、感慨深いシーンがたくさんあって大人になってみるとすごく考えさせられる。

ケイナ

ケイナさん(女性・20代)

3位(90点)の評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

二度と見たくない名作

おすすめポイントは矛盾していますが、読んで字のごとくです。悲しすぎます。とにかく見ていられません。でも必ず一度は見てほしい、そんな作品です。戦後の混乱の中、必死に生きようとする様子が本人の実話に基づき描かれています。戦後の悲惨さについてリアルな様子が描かれているのが印象的です。

あかね

あかねさん(女性・30代)

3位(90点)の評価

戦争の醜さと悲しみを教えてくれる

小さい頃は火垂るの墓がテレビで流れると、とても悲しい気持ちになっていつも目を逸らしていた。だがきちんと見てみようと思って見た時あまりにも悲しくて辛くて泣いた。戦争という醜いもののせいで奪われる儚い命に心が苦しくなった。だがこの作品はそれだけではない。節子とせいたが「生きている」ことの大切さや楽しさを教えてくれた。歴史に残る素晴らしい作品だ。

赤木ちゃん

赤木ちゃんさん(男性・30代)

2位(95点)の評価

ジブリ映画ランキングでの感想・評価

とにかく切ない

映画冒頭のシーン瀕死の男の子。映画を全て見終われば、その子は兄の清太だとわかりますが、妹と必死に生き抜こうとしている姿は涙なしでは見れません。初視聴以降は、冒頭のシーンから兄の必死な生きざまを思い出して涙が出るほどです。何度見ても戦争の悲惨さを伝えてくれる悲しいお話です。

魔女

魔女さん(女性・50代)

4位(85点)の評価

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