全修。の詳細情報
放送スケジュール | 放送局:テレ東系列、BSテレ東、AT-X
放送開始:2025年1月5日 23:45 放送日:毎週日曜日 |
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放送時期 | 2025年冬 |
あらすじ | 広瀬ナツ子は高校を卒業後、アニメーターとしてキャリアをスタートさせた。その才能は瞬く間に開花し、監督としてデビューを果たすこととなった。初めて手がけた監督作品は社会現象を巻き起こす大ヒット作となり、世間からも新進気鋭の天才監督として高い評価を得ることとなった。次回作として、初恋をテーマにした劇場用ラブコメディ作品の制作が決定した。しかし、人を好きになった経験のないナツ子は初恋の本質を理解できず、コンテの制作に行き詰まり、映画制作が停滞してしまった。そんな中、コンテ作業中に突如意識を失ったナツ子。目覚めた場所は、幼少期に夢中になった『滅びゆく物語』というアニメ映画の世界だった。 |
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何を「全修。」するのか
MAPPA制作のオリジナルアニメ。
新進気鋭の若手アニメ監督広瀬ナツ子がアニメの作中世界に転生するお話。
ナツ子は絵コンテを描きかつて見たアニメのヒーローや怪物を登場させることで敵を倒していく。
ナツ子は現実世界で食中毒で急死してしまったかのような流れになっていたが、本当に死んだかは明らかにはなっていない。
そして転生した作中アニメ「滅びゆく物語」は彼女が子供の頃好きだったアニメだが、転生先になったということは彼女なりに思い入れがあるのだろう。
しかし、このアニメ、できのいいアニメとは言えないような感じがする。
作中で言及されることはないが、彼女がこのアニメを「全修。」するのかだろうか。
「自分でやった方が早い」と言って人に任せることをしないナツ子が、作中で様々なキャラクターと出会って成長していき、やがて現実世界に戻り(生き返り?)、作品の制作に気持ちを新たにして取り組んでいく?
まさかそんな陳腐な話ではあるまい。オリジナルアニメだけに先の展開はわからない。
(第7話感想)
ナツ子のアニメーターとしての人生を振り返る回。
天才の看板に偽りはない。
子どものころから変わった子であり、幼少期に見た「滅びゆく物語」にインスパイアされ、アニメの世界へ没入することになる。
そして高校生にしてショートアニメを完成させ、卒業後そのままアニメーターとしてデビュー。
いきなり監督を務め大ヒットを記録、天才監督としての名声を得るに至る。
天才とは努力の塊でもある。すべて力をアニメのために注ぎ込む。
生活そのものがアニメの題材。鋭い観察眼がそこで養われていく。
そして動くものすべてを動画として変換していく能力が培われる。
コミカルに描かれているものの、そうした努力の積み重ねがあったことが、今回の話で明らかとなっている。
天才は一日にしてならずである。
(全話視聴後感想)
この「全修。」はアニメーション監督という職業に焦点を当てているが、彼ら彼女らが、作品の監督をするうえでどういう思いを持って創作に取り組んでいるのかということを表現しているものと思う。
創作は伝承であり、過去作品に感動したという初期衝動から始まり、作品やその登場人物に恋をし、それが創作意欲に繋がっていく。それに加えて過去の名作たちに影響を受け、新たな創作への繋がり現在があるということなのだろう。
ナウシカからはじまり、タイガーマスクやガンダムなどの名作が登場したのも、作品へのリスペクトを込めているのだろう。
これまでのたくさんのアニメに影響を受けて、現在の監督は創作を行っているということではなかろうか。少なくともこの作品を描いた監督は、この作品にそういう思いを乗せているのだろうと思う。
過去作にリスペクトしながらも結末はこういう風にしてもいいのではないかという意思も感じ取れる。「滅びゆく物語」の監督はハッピーエンドだけが物語の結末ではない、そう考えたのだろう。それでもこういう結末もあってもいいのではないかという創作者としての思いを感じる。新たな創作は過去の作者から批判を浴びたりするものだ。あの奇妙な鳥は「滅びゆく物語」の監督を模しているが、おそらくはその監督は物語の結末などそう簡単に変えられるものか、と考えていると思う。
しかし監督には自らの解釈、自らの視点があるものだ。それを形にする。それがアニメーション監督というものなのだろう。
本作はオリジナルだけに先が読めなかったが、最終回を見てこういうことを言いたかったのかなと考えた。
社会人
Reraさん(男性)
5位(75点)の評価