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明日の記憶(映画)に関するランキングと感想・評価

明日の記憶(映画)

引用元: Amazon

最高評価

65.7

(2人の評価)

堤幸彦監督の映画ランキング」で最も高い評価を得ています。

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感想・評価

全 3 件を表示

渡辺謙と樋口加奈子の演技に感動

この映画では、若年性アルツハイマー病と診断された49歳の広告代理店のやり手営業マン・佐伯雅行(渡辺謙)と、雅行を献身的に支える妻・枝実子(樋口可南子)との夫婦愛がたおやかに描かれています。
かなり前に小説を読んで気に入っていて、せっかくなのでTS●TAYAでもDVD借りて見ようと思って視聴しました。主演は大物俳優の渡辺謙で、渡辺謙が原作に感銘を受けたのをきっかけに映画化されたのだからきっと間違いないだろうと。
見たあとの感想ですが、実際にこんな愛を育む夫婦が存在したら素晴らしいだろうなと感じました。そして、誰しもが自分自身あるいは自分の家族がアルツハイマーになる可能性がありますし、そいった意味では多くの人が共感できるかもしれません。
それから、主役の夫婦を演じた渡辺謙と樋口加奈子の魅せ方が上手く、この作品のリアリティを引き立てています。順風満帆な人生を歩んでいた雅行が突如物忘れが激しくなり、ときにめまいや幻覚に襲われるところや、自分が若年性アルツハイマーに侵されたと知って自暴自棄になるところなど、どんどん引き込まれていきます。今まで積み上げていたものが崩れたり、人に迷惑をかけてしまうようになったりと、そんな雅行の苦悩が感じ取れます。それを支える枝実子も良いキャラクターでした。涙を流しながらも夫と病気と向き合う覚悟を決める優しい奥さんですが、ときには夫に感情を爆発させるといった面も見せていて、実際にこういう家庭も存在するだろうと思わせてくれます。
アルツハイマー当事者から見たら明らかなフィクションだと思うのかもしれませんが、病気の恐怖をリアルに、強い夫婦の愛を温かく描いている作品でした。

じゅん

じゅんさん(女性・30代)

1位(100点)の評価

患者・家族両方の気持ちを体感できる

若年性アルツハイマーを患った夫と、夫とともに病気に向き合う妻を描いた作品。渡辺謙さんは、主人公の佐伯雅行を演じています。大きなクライアントとの契約が決まり、娘の結婚も決まりという順風満帆な雅行と、物忘れがひどくなり次第におかしくなっていく自分への恐怖や焦燥感を抱く雅紀との対比がとても恐ろしかったです。妻の枝実子も支えようとしますが、やはり限界が来てやりきれなさを感じてしまうところもリアルでした。渡辺謙さんや 樋口可南子さんの演技やその他演出も相まって、患者本人と家族の感情を同時に体感できます。とりあえず、最後はちゃんと報われてよかったです。物語の中にぐっと引き込まれ、最後は涙腺がゆるむ映画でした。

ハナ

ハナさん(女性・20代)

1位(100点)の評価

若年性アルツハイマー病になった夫と彼を支え続ける妻の絆が描かれていて感動

この映画は仕事に誇りをもって頑張ってきた仕事人間の男性が若年性アルツハイマー病になってしまって、その事実を徐々に受け入れて苦悩しながら乗り越えて行こうとする姿とそんな旦那さんを一生懸命に支え続ける妻の絆が大げさにではなく自然なタッチで描かれているので感情移入しやすくて感動しました。
そんな若年性アルツハイマー病になってしまった男性という難しい役を演じた渡辺謙さんの演技が自然で素晴らしかったし、そんな彼を支える妻を演じた樋口可南子さんも素敵でした。
見た後に心に残る素晴らしい映画だと思います。

kyouko

kyoukoさん(女性・50代)

1位(100点)の評価

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