老人Zに関するランキングと感想・評価

ちょっと変化球なSFアニメ

最高にぶっ飛んだ作品でした。高齢者介護の未来を考えさせられるような作品なのですが、ド派手なアクションシーンとコミカルな掛け合いでシリアスの欠片もなくなり、とても観やすい作品となっています。
1991年の作品とは思えないほどクオリティの高いアクションシーンは本当に素晴らしく、興奮しまくりでした。
老人、「高沢喜十郎」は今は亡き妻とかつて訪れた鎌倉の海に行きたいと思っていました。現実ならそんな思いは胸の中にしまってただ日々を静かに過ごすだけです。しかしこの「Z-001号機」に身を取り込んだ今だからこそ、高沢老人は街を暴走し、海に向かう。老人の胸に秘めた、やり残したことや後悔を死ぬまでにしておきたいというような、そんな気持ちがアクションシーンで具現化されているのだと私は感じました。

Kekeさん(男性・10代以下)

26位(69点)の評価

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